RedmineでExcelの概要スケジュールを表示する方法
RedmineでExcelの概要スケジュールを表示する方法が公開されていたのでメモ。
これは面白い。
【元ネタ】
RedmineにExcelBookを表示する(ViewCustomizePlugin) - Qiita
(引用開始)
やろうと思った経緯
良くあるのですが、Redmineでチケット駆動開発をしている中で、上司は、中日程をエクセルで管理して共有しています。
エクセル資料をサーバーに置いて、メールでも添付して資料を見てください。
・・・という事をやっているのですが、
部下はサーバーの資料をあまり見に行ってくれません。
メールに添付した資料も、他のメールに埋もれてしまって、見ようと思いません。
上司も、部下がほとんど見ない資料をメンテする事になるので、そのうちサーバー資料のメンテを放置してしまいます。
結果
Redmineに、サーバーのエクセル資料を表示する様にしました。
チケット画面やガントチャート画面の下にエクセルブックを表示しています。
ViewCustomizePluginの機能で実装しています。
いつも見ているチケット画面に表示されるので、ちょいちょい目に入り、中日程が気になったら、すぐに見られる様になりました。
上司も今までと同様に、サーバー上のエクセルファイルを修正するだけで良いので、情報共有が楽になった様です。
(引用終了)
普通、マネージャは、パワポやExcelで大まかな概要スケジュールを作っている。
その概要スケジュールを共有ファイルサーバーに置いて、皆見てくれ、と言うが、普通は見ない。
そのうち、ファイルパスすら忘れて、概要スケジュールの存在すら忘れてしまう。
なぜなら、マネージャはRedmineを使わず、Excelで仕事をしているが、プログラマはRedmineやGitで仕事しているので、利用場面が違うからだ。
むしろ、Redmineにすべての情報を共有するようにした方がいい。
実際は、概要スケジュールに書かれているマイルストーンの方が重要だ。
たとえば、結合テスト開始日、総合テスト開始日、本番リリース日などをプログラマと共有することで、チケット管理でも配慮してくれるようになるだろう。
しかし、その情報は、Excelやパワポに埋もれている場合が多い。
上記の例では、概要スケジュールのExcelをマクロでExcelbook(HTML)へ変換して、Redmineサーバーにアップして、ViewCustomizeプラグインでチケット一覧やガントチャート画面の下部に表示するようにしている。
この手順を自動化できるならば、マネージャがイメージしている概要スケジュールをプログラマも見てくれる。
マイルストーンを共有できれば、チケットのリズムも生まれやすい。
しかし、残念なことに、運用は上手く回っていないらしい。
(引用開始)
設置したExcelマクロを自動実行させて、
サーバーにあるExcel資料(日程.xlsx)を、html形式で保存する作業を自動処理させます。
これをするには、Excelマクロを起動するPCにExcelがインストールされている必要があります。
結局、これは自分の個人PCから実行する様にしました。
(中略)
・上司は資料をsubversionで管理してくれない。(コミットトリガ設定できない)
などなど。。。
残念。何か良い方法ございましたら、どなたか教えて下さい。。。
(引用終了)
結局、ボトルネックは、マネージャがExcelをきちんと管理してくれないのが原因みたい。
個人的には、マネージャに、FTPアップロード用フォルダに定期的にExcelを配置してもらう運用にするのがいいかな、と思う。
マネージャも技術者でしょ、と。
こういう地味で、泥臭い運用ルールは役立つので集めてみたい。
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