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2018/12/06

Redmineの新機能開発チケットの記事のリンク


石川さんが書かれたRedmineの新機能開発チケットの記事がとても参考になるのでリンクしておく。

【参考】
いま注目しているRedmineの新機能開発チケット - ファーエンドテクノロジー株式会社

Redmine Advent Calendar 2018 - Adventar

直近のVer4.0に入っていない機能の紹介でいくつか気になるチケットはある。

【1】「プロジェクト一覧画面の改善」は実現して欲しいチケットだ。

Patch #29482: Query system for Projects page - Redmine

Redmineの運用が長くなると、プロジェクトが100個以上に増殖するので、必要なプロジェクトのみ選定して、その内容を見たい、というニーズが多くなる。
特に、現場マネージャの一つ上の経営者層がRedmine上で、複数の案件を一覧で見たい、というニーズが多い。
上記の改善ができれば、経営者層の不満となるニーズを多少緩和してくれる。

【2】「トラッカーの日本語訳変更」は、議論が活発で読んでいて面白い。

Patch #29045: Change Japanese translation for Tracker - Redmine

Redmine初心者は、トラッカーという言葉に慣れていないので、いつもトラブルの元になりやすい。
一方、「トラッカーをなくすと、Issue Trackingという概念が消えてしまう」という意見も確かに納得する。

Redmineのトラッカーは、ワークフローそのものであり、帳票そのものでもある。
トラッカーという言葉には数多くの意味が込められているので、そのニュアンスを消さずに修正するのは本当に難しい。

Redmineの「トラッカー」を「チケット種別」へ変更するチケットが提案されている: プログラマの思索

【3】「トラッカーの説明を追加する」チケットも確かにその通りだ。

Feature #442: Add a description for trackers - Redmine

Redmineを触ったことがないユーザには、トラッカーの意味を説明した後で、現場で定めたトラッカーという業務のワークフローを説明する場合が多い。
その時に、Redmine上で、このトラッカーはこういう意味で運用しているよ、という説明文があると、ユーザは勝手に参照してくれるので、システム管理者は楽になる。

【4】「プロジェクト毎にデフォルトのカスタムクエリを設定できるようにする」チケットもニーズが多い。

Feature #7360: Issue Custom Query: Default Query - Redmine

朝一番にプロジェクトを開いた時、メンバーに見て欲しいチケット一覧をデフォルトにしたい。
そうすれば、マネージャが逐一指示を出さなくても、メンバーは自身の残チケットに着目して作業し始めるはず。

【5】チケットにタグづけ機能は、ぜひ欲しい機能だ。

Feature #1448: Add tags to issues - Redmine

ハッシュタグのように、#をつけてタグ付けして、そのタイムラインを読むのは今は当たり前。
チケットのフィルタリングとして、カテゴリやバージョン等、数多くの方法はあるが、タグ付け機能があれば、より柔軟にチケットの分別ができるようになる。

【6】上記の記事には記載がなかったけれど、下記の機能改善も期待している。

・「@名前」でリンクする
・WikiからODTファイル出力
・マイページの画面改善
・添付ファイルの全文検索

新たな機能改善がマネージャの潜在ニーズを呼び起こし、新しい運用方法の提案や新たな機能改善につながる、という議論のやり取りが楽しい。
そこがRedmineの一番面白い点。

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