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2019/01/11

【告知】2019/3/2にSEA関西で「気象予報システムを支える技術」の見所 #seakansai

【見所】
今年度のSEA関西では、2月・3月に3回連続で、ビッグな講演が目白押しです。
第3弾は、3/2土に気象庁 予報部 数値予報課の技術者の方が来て下さって、「気象予報システムを支える技術」を講演される。

実は、この講演の発端は昨年のRedmine大阪で、気象庁の方が講演してくださったのがきっかけ。

第66回 SEA関西プロセス分科会&第18回 Redmine大阪 「チケット管理システムによるソフトウェア開発支援と今後の課題」 - connpass

昨年のRedmine大阪では、気象庁の数値シミュレーションシステム開発において使われている、Redmineの複数インスタンス運用がメインテーマだった。

一方、今回の講演では、気象庁内において、スーパーコンピュータを使った天気予報の数値シミュレーション開発の話そのものがメインテーマになる。
気象予報のシステム開発に、並列計算や機械学習など数多くの技術を紹介してくれる。
この部分だけでもとても興味がある。

また、システム開発の運用基盤に関わる話の一つとして、RedmineやGitなどの話も含めてくれるらしいので、Redmineユーザも要チェックでしょう。

そう言えば、昨年のRedmine大阪の講演では興味深い内容がいくつかあった。
たとえば、気象庁では「プログラマ」という官職があり、給与人事制度があるので、プログラミングに専念する技術者という地位が認めらている。これは、官公庁という発注者の環境でも存在できる、という点で興味深い。
また、そういうプログラマがいる雰囲気のせいだろうか、気象庁内ではFortrunだけでなく、インフラ運用などでRubyが頻繁に使われている、という話もあった。
最近は、海外の技術者の影響を受けて、Pythonにも挑戦している、という話もあったな。

気象庁の技術者の講演を聞くチャンスは少ないので、興味のある方は是非お越しください。

【参考】
第70回 SEA関西プロセス分科会 気象予報システムを支える技術 - connpass

(引用開始)
気象予報システムを支える技術
講師: 
 雁津 克彦 氏(気象庁予報部数値予報課プログラム班)

概要: 
 気象庁では、風や気温などの時間変化をスーパーコンピュータで計算し、将来の大気の状態を予測する「数値予報」を用いて、日々の天気予報や防災気象情報の作成を行っています。

気象庁はTop500で28位・29位(2018/11現在)のスーパーコンピュータを整備して数値予報を行っており、運用中のスーパーコンピュータシステムについて紹介した後、C, Fortran, Ruby等で内製している数値予報のプログラムについて、並列計算やソフトウェア技術といった側面を中心に紹介します。併せて、予測結果を天気予報に利用できる形に翻訳する「ガイダンス」では各種機械学習を用いたプロダクトを作成しており、こうした機械学習の利用についても紹介します。

また、これらのソフトウェアは複数の課室で開発を分担していますが、実行プログラムや読み込む定数ファイルなど多くの部分を共有して利用しており、これらを齟齬なく維持管理する現在のルーチンシステムの管理手法や、バッチ処理のためのスケジューリングソフト(ROSE)、開発管理としてのRedmine, subversion, git 等の利用についても併せて紹介します。

主催:  ソフトウェア技術者協会(SEA)関西支部 (http://sea.jp/)

開催日時:  2019年3月2日(土)14:00~16:45

開催場所: 
 〒540-0031 大阪市中央区北浜東3-14
 エル・おおさか(大阪府立労働センター) 7階 701号室
 http://www.l-osaka.or.jp/index.html
(引用終了)

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