第3回astah関西勉強会の見所「もやもやを分解しよう」 #astahkansai
第3回astah関西を1年ぶりに開催します。
興味のある方は、ふるってご参加ください。
【参考】
第3回astah関西勉強会「もやもやを分解しよう」 - connpass
(引用開始)
要件定義やシステム開発で袋小路に陥った時、何か「もやもや」していることはありませんか?
そこで、そんな「もやもや」をモデルに書き出して、どんどん分解して、もやもやの真因を突き止めていきましょう。
そんな時に役立つモデリング手法の実践事例を講演者から紹介して頂きます。 具体的には、下記になります。
・モデルベースの要件定義手法(RDRA)とPlantUMLを使った実践モデリング
・ユースケースのリファクタリング・テクニック
・設計やプロジェクトのゴールに関するモデリング技術:ゴール指向表現(GSN)
・フィーチャー図によるテストスィートのモデリング技術
(引用終了)
一番の見所は、@ogomrさんの「PlantUML Example for RDRA 2.0」 。
PlantUMLで要件定義や設計の作業をどれだけ書ききれるのか、に興味がある。
@ogomrさんの下記の記事はとても参考になる。
PlantUML Example for モデルベース要件定義テクニック - Qiita
UMLで全ての設計ができるわけではないだろうが、UMLを一部カスタマイズして、業務システムの要件定義やシステム設計に合わせるようなモデリング技法(RDRA)を組み合わせると、ほとんどの内容をモデルとして描くことができる。
さらに、PlantUMLでテキストベースにUMLモデルを書けば、設計モデルもソースも全てGitの構成管理の配下で管理させることができる。
そうすれば、自動デプロイすることで、最新の設計書とビルドモジュールがいつでもリリースできる流れになる。
このあたりのアイデアは以前色々考えていた。
PlantUML Example for モデルベース要件定義テクニックの記事のリンク: プログラマの思索
仕様書にもExcel脱却が求められている: プログラマの思索
PlantUMLを使ってExcel設計書をテキスト化するアイデア: プログラマの思索
PlantUMLが優秀な点は、UMLだけでなくER図も書けるし、画面インターフェイスの部品を使って画面設計書も書けたり、マインドマップやガントチャートまで対応している点だ。
つまり、設計資料以外にも、PJ管理資料まで全てテキストで管理できる可能性がある。
また、VSCodeを使えばPlantUMLを簡単にプレビューできるので、開発環境も揃っているのも良い。
もしかしたら、astahでモデルを描くよりも、VSCodeの方が馴染む人もいるかもしれない。
設計者が自分の意図を開発者に伝えたい時、シーケンス図を書くときが多いだろうが、その時に、PlantUMLで書いたシーケンス図を渡す利用シーンも考えられる。
特に、シーケンス図の修正はPlantUMLでテキストベースで書いている方が、仕様変更の対応にも強い。
そんなことを考えると、設計というモデリング技法は、モデリングツールの開発という観点も含めて、まだまだ発展途上の技術のような気がしている。
そういう内容も合わせて、色々議論できると楽しいと思っている。
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