「確率思考の戦略論」の感想
「日本人の相手(欧米人)はサイコパスだと思った方がいい」という言葉が一番心に残った。
サイコパス性が強い人達は、冷酷非情な犯罪者だけでなく大企業の重役にも多いという事実。
彼らは、意思決定に感情を入れないことができるし、そのように鍛えられてきた。
近現代に米英のようなアングロサクソン系の組織が人類の中で突出してきた歴史を鑑みると、彼らは感情を排した合理的な意思決定ができる性質を他の民族よりも持っているのではないか、という仮説。
なるほど、彼らは、どちらが勝つか、を確率的に考える時、ルール自体を変えてしまい、今までの戦術を通用しなくさせてくる。
たとえば、日本の家電メーカーが世界を席巻していた時代の後、Appleを筆頭にデザインやマーケティングに注力して製造は中国台湾に委託し、デザインや規格をめまぐるしく変更して時代を席巻した。
そんな事実を振り返ると、日本人は戦術の局所最適化は無敵だが、ルール自体を変えてそういう戦術を無効にするように仕向けてくる。
そういう人たちと日本人は戦っているのですよ、という話が心に残った。
サイコパス性が強い人達は、冷酷非情な犯罪者だけでなく大企業の重役にも多いという事実。
彼らは、意思決定に感情を入れないことができるし、そのように鍛えられてきた。
近現代に米英のようなアングロサクソン系の組織が人類の中で突出してきた歴史を鑑みると、彼らは感情を排した合理的な意思決定ができる性質を他の民族よりも持っているのではないか、という仮説。
なるほど、彼らは、どちらが勝つか、を確率的に考える時、ルール自体を変えてしまい、今までの戦術を通用しなくさせてくる。
たとえば、日本の家電メーカーが世界を席巻していた時代の後、Appleを筆頭にデザインやマーケティングに注力して製造は中国台湾に委託し、デザインや規格をめまぐるしく変更して時代を席巻した。
そんな事実を振り返ると、日本人は戦術の局所最適化は無敵だが、ルール自体を変えてそういう戦術を無効にするように仕向けてくる。
そういう人たちと日本人は戦っているのですよ、という話が心に残った。
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