Redmineとbacklogに関するゆきあさんの記事
RedmineとBacklogに関するゆきあさんの記事をメモ。
体験談に基づいているので、すごく説得力を感じた。
Redmineをどうも好きになれない人のための、20%の基礎を抑えれば、80%位の業務に対応できると気がついた長話。|ゆきあ|note
気になった点をいくつか引用しておく。
(引用開始)
では、backlogには出来なくて、Redmineの得意な事とは、何だろうか。
これに答えられるようになるのが、一番初めの準備だ。
色々な回答があると思うが、僕の見つけた回答は、
ワークフロー機能、つまり権限や承認による、
組織的な統制の設計自由度が高いこと、である。
(引用終了)
Redmineとbacklogでは、それぞれの利用シーンがかなり限定されているのだろうと思う。
backlogはSaaSで提供されているので、利用者のニーズを収集して即反映していくことにより、特定の利用者に最適化されているのだろうと思う。
僕はbacklogの詳細は知らないが、日本の一般の中小企業ユーザにとってはリーズナブルで使いやすいのだろうと思う。
一方、Redmineもredmine.orgで議論された内容が随時反映されて、最近はUIもかゆいところに手が届くようになってきた。
Redmineの利用シーンを考えると、Redmineはオンプレで導入する場合が多いので、自分たちの組織に合うようにカスタマイズした場合が多いのだろうと推測する。
つまり、インフラ構築と運用が自前でできるならば、カスタマイズしやすいRedmineの方が使いやすいのだろう。
日本の企業は、特にメーカーは、自分たちの組織文化にこだわりを持っているので、自分たちの業務フローに合わせたツールを欲しがる傾向があると思う。
そういうニーズにたぶん、Redmineは合っている。
(引用開始)
トラッカーとは行動パターンの大分類である。
ロールとは、役割に名前をつけることである。
ワークフローとは、トラッカーとロールごとに、チケットの状態(ステータス)の変化を定義する事が出来る、最後の仕上げである。
(引用終了)
「トラッカーとは行動パターンの大分類である」という指摘にしびれた。
なるほど、そういう表現の方法もあるのか、と。
ワークフローが同一だったり、チケットの項目が同一であれば、トラッカーはより抽象的にアウフヘーベンされた概念にした方が良い。
そうでなければ、似たようなトラッカーなのに名称が違うトラッカーが乱立して、異音同義語のようになってしまい、ユーザも混乱してしまうから。
いろんな現場のRedmineを見る時、トラッカーの名前を見れば、だいたいどんなワークフローなのか、推測はできる。
トラッカーは、業務を抽象化した概念であり、その会社の業務(行動パターン)を分類した概念である。
(引用開始)
最悪のパターンなのは自分がRedmineの管理者権限を持てないような場合だ。
(引用終了)
この意見は同意する。
プロジェクトリーダーである自分自身がRedmineを構築してプロジェクト運営した経験があった。
その時、チケット管理ツールと開発プロセスのフィットギャップ分析を自分で試行錯誤しながら、アジャイル開発の概念をいかに取り入れていくか、を試していた時もあった。
そういう時は、システム管理者の権限が自分にあれば、好きなようにトラッカーやワークフローを作って、チームメンバーに試してもらい、自分が理想とする開発プロセスのアイデアを試すことができる。
そういう状況が、Redmineを使っていて一番楽しい時だ。
「ツールが開発プロセスを改善する」「Redmineでソフトウェア工学の理論を実験する」という感覚を持つことができて、まるでRedmineを使って、チームメンバーの行動やチーム運営を実験している気持ちになった。
Redmineの良い所は、経験不足のプロジェクトリーダーであっても、技術力さえあれば、Redmineなどの開発基盤を駆使することで、プロジェクト運営に必要な開発プロセスを自前で構築できることだ。
マネジメントの経験が不足していても、各種ツールを組合せた開発基盤を使って、再現可能な開発プロセスを持つことができ、プロジェクトマネジメントやチームビルディングをどんどん改善することができる。
だから、若手の人にもっとRedmineを使ってもらえたら良いな、と思っている。
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