オンライン勉強会のノウハウのリンク
最近の勉強会は、オンライン配信する時が多い。
友人からオンライン勉強会のノウハウを聞いたので、リンクをメモ。
【参考】
Zoomを活用してOSC2020 Online/Springを開催しました - 宮原徹の日々雑感
アットホームな感じの オンラインイベントの配信を意識してみた
20200326 meetup video shooting meetup vol2 kitazaki いつも持ち歩ける ワンオペ配信機材
なぜ Infra Study Meetup運営は配信トラブルを引き起こしてしまったのか - Forkwell Press
オンライン勉強会に参加したり、自分たちが主催になった立場で経験してみると、いくつか気づきはある。
良かった点は、2つある。
一つは、東京など遠方の勉強会であっても、参加しやすくなったこと。
今まで行きたかったのに東京だから無理だ、という障害がなくなった。
また、参加者は全国が対象になったので、多数の参加者を集めることも可能になった。
さらに、会場費用も不要なので、勉強会のコストはせいぜい、Zoom管理費用をサブスクリプションで払うぐらい。
もう一つは、コロナ感染防止による自粛で外出できなくなっても、毎日どこかでオンライン勉強会が開催されているので、参加すれば、孤独感を感じることはなくなった。
むしろ、以前よりも頻繁に勉強会に参加しやすくなったし、以前と同じ交流ができた。
休日ならば、1日間に3回もオンライン勉強会をハシゴすることも可能だ。
実際経験してみたら、朝から晩までノートPCにしがみついているので疲れた。
他方、課題や留意点はいくつか感じる。
1つ目は、それなりの機材や環境は必要であること。
通信速度は100M以上は欲しい。
回線が細いと、ビデオも音声も途切れがちになり、お互いのコミュニケーションがやりにくくなる。
ノートPCにカメラは付属しているけれど、音声はヘッドセットが別途あった方がいい。
ハウリングしたり、自宅のノイズを拾ってしまうから。
片耳にかけて会話も出きるBluetooth ワイヤレスヘッドセットがあると便利。
2つ目は、Zoomなどのツールを使いこなすこと。
Zoomの管理機能はまだよく分からないが、部屋を作って参加者を分けたり、とか、割と機能が豊富みたい。
他にも、GoogleHangoutやSkype for businessなどある。
それらのツールでどこまで使いこなすのか、まだ理解している途中。
また、ビデオで会話するだけでなく、チャット機能やチャットツールも欲しくなる。
だが、オンライン勉強会を主催する立場になると、Zoomのようなビデオツール、参加者とやり取りするためにslide.ioやTwitterなどのチャットツール、スタッフ同士で裏でやり取りするMessengerやSlackなどが必要になってくる。
すると、Zoom、slide.io、Messengerの3つのチャネルを随時見ないといけないので、ノートPC以外にタブレットやスマホなども総動員して、3つ以上の通信機器を机に広げることになる。
つまり、割と大変なのだ。
3つ目は、オンライン打合せのファシリテーションスキルが必要になっていること。
対面の打合せでもファシリテーションは必要だが、オンラインになると、どうしても一方通行になりがち。
いかに参加者から活発な発言を促して発散させるか、そしてその議論を収束させていくか、オンライン特有のファシリテーション技術が必要な気がしている。
対面のファシリテーションでは、ホワイトボードやPostItが有効だったが、オンラインではそれらツールが使えない。
エディタやGoogleスプレッドシートを画面共有したり、マインドマップをツールで書いたりする。
オンライン・ホワイトボードは下記のツールがいいよ、と、坂根さんから教えてもらった。
便利なオンラインホワイトボードサービスmiro(ミロ)の使い方の基本
ファシリテーションでは、人間的なスキルだけでなく、こういうツールを使いこなす技術も必要なのだ、と気づいた。
たぶん、こういうツールや課題は、今はまさに発展途上な状態。
来年になれば、当たり前になっているかもしれないし、まだ先のノウハウも生まれているだろう。
いろいろ試してみたい。
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