チケット管理ツールの用途が変わってきている
チケット管理ツールのクラウドサービスAsanaの記事を読んで、チケット管理ツールの用途が変わってきていると感じたのでメモ。
【参考】
チームの仕事、プロジェクト、タスクをオンラインで管理 ・ Asana
asanaの活用方法を徹底解剖!基本的な使い方から応用編までご紹介 |マケフリ
タスク管理ツールAsana(アサナ)とは?特徴や使い方を徹底解説
(引用開始)
人によって「使いやすい」の基点が違う
そして困ったことに「使いやすさ」「快適さ」は職種や人でそうとう異なるんですね。そもそもプロジェクト管理ツールに対する期待値や使う人の環境が違うという問題があります。
エンジニア系の人々は「プロジェクト」という生物を飼育するための運営連絡帳的な視野で利用しているようです。
飼育してる生き物(プロジェクト)が突然病気になったり死んでしまわないよう、チームみんなで協力して連絡帳つけましょう、やるべきことしっかりまとめましょう、とかなり几帳面に運用します。そして当然のように仕事の間ずっと目の前にPC画面があるので頻繁に丁寧にアクセスして記入してくれます。
非エンジニア系=管理・営業・マーケティング系の人々は「パーティ開催の準備リスト」的な視野で利用しているようです。
すべきことのリスト作りは直感的にスピーディにできるのが理想的。そして突発的なタスクの発生・変更にも対応し易く、メンバーが相互に確認できる手軽さが大事です。そして、打ち合わせなどの移動中などにスマホなどからさっと確認・処理できるのがうれしかったりします。
こうした違う種類の人たちが混在するプロジェクトのニーズを同時に満たすのは簡単ではありません。まさに今この瞬間にもうまくいかないと困ってるチームはあると思います。
あえて「エンジニア系」と「非エンジニア系」と書いてみましたが、細かいことを言い出すと、同じ職種でも人によって「快適」のツボは異なったりして、全員が満足するツールを見つけるのはなかなか大変です。
(引用終了)
自分はエンジニア系なので、ソフトウェア開発のプロジェクトを管理したい。
だから、プロジェクトが変な方向に行かないように、成果物とチケットの更新履歴を見ながら、頻繁にチケットを更新して、メンバー間のコミュニケーションを取るようにする。
朝顔に水をやり、変な虫を取り、こまめに手入れするみたいな感じ。
社内の定型業務や一般業務の管理も同じイメージだろう。
Scrumのバックログでチケットを登録して、それらを逐一細かく追跡したい。
一方、営業・マーケティング系の人たちは「パーティ開催の準備リスト的な視野で利用している」指摘が面白い。
確かに、エンジニア系の人でも、コミュニティでのイベント管理や日々の運用管理では、成果物とそれに紐づけた作業の2つを管理するよりも、今どれだけの課題やタスクがあって、抜け漏れはないよね、という点を確認したい。
もっと気軽にチケットを管理したい。
ToDo管理やGTDに近い感じで、サクサク閉じていきたい。
Redmineは良いツールと思うが、他のSaaSを見ていると、気軽に使えるな、と思う時がある。
そのあたりを色々考えてみる。
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