「ここはウォーターフォール市、アジャイル町」の感想
「ここはウォーターフォール市、アジャイル町 ストーリーで学ぶアジャイルな組織のつくり方」を読んだ。
アジャイル開発のストーリーに過ぎないだろう、と思ったら、すぐに、Backlogでチケット管理する話が出てくるではないか!
しかも、チケット管理のコツが細かく書かれて、すごくいい。
増刷記念「ここはウォーターフォール市、アジャイル町」の裏話の感想~日本人はフレームワークが苦手でいつも振り回されている: プログラマの思索
また、アナログのホワイトボードでチケットやPJ状況を書き出し、部長さんとも立ち話で情報共有する。
Slackを入れて、1to1で話しやすい環境を作る。
もちろん、デイリースタンドアップ、ふりかえりも取り入れている。
こういうストーリー形式で物語になるのは読みやすくていいと思う。
あとがきで、沢渡さんが、自分はウォーターフォール畑で育ち、そこで改善活動していたら、そのプラクティスがアジャイル開発だった、という経験をした。
その経験を書きたいが、アジャイル開発の専門家でないので共著でお願いした、と。
ウォーターフォールとアジャイルの二項対立でなくてもいいではないか、と。
そうだなと思う。
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