「SCRUMMASTER THE BOOK」の感想~スクラムマスターはチームが自己組織化したら御用済みなのか?
「SCRUMMASTER THE BOOK 優れたスクラムマスターになるための極意――メタスキル、学習、心理、リーダーシップ」を読んで、スクラムマスターはチームが自己組織化したら御用済みなのか?という根本問題に気づいた。
論理的でないラフなメモ書き。
スクラムマスターの目標は、チームを自己組織化させること。
スクラムマスターの手腕により、スクラムが上手く回ると、スクラムマスターの出番は少なくなる。
チームは自己組織化されると、スクラムマスターの力を借りずに、チーム自らが問題解決するようになる。
では、スクラムマスターの本来の責務は何なのか?
スクラムマスターはチームの秘書ではない。
スクラムマスターはチームの世話焼きではない。
スクラムマスターが他の役割と兼務した場合、どうなるか?
チームと兼務すると、リーダーシップが欠如となり、チェンジマネジメントの役割が消える。
プロダクトオーナーと兼務すると、相反する役割を1人の人間が持つので、矛盾する言動に陥る。
マネージャと兼務すると、チームへのマイクロマネジメントになる。
複数のスクラムマスターと兼務する場合、作業負荷は高くなるが、経験値は増えるし、システム思考で考えることに秀でるメリットがある。
自己組織化したチームとは何か?
チームの全メンバーがリーダーとなって、リーダーシップを発揮すること。
フォロワーはいない。
各人がリーダー経験があれば、問題を自己解決する能力はある。
リーダーがー求める行動を理解でき、そのように振る舞うこともできる。
スクラムマスターはリーダーである。
チェンジマネジメント、つまり、ステークホルダーとの関係を通じて組織変革の役割を担う。
スクラムマスター・ウェイのレベルは3つ。
レベル1は、私のチーム。
まず、自分のチームを自己組織化させる。
でも、自分のチームが自己組織化したら、スクラムマスターは何をするのか?
仕事がないのでは?
レベル2は、関係性。
つまり、チェンジマネジメント。
ステークホルダーとの関係を良くする。
スクラムチームの3つの関係が良くなる。
レベル3は、スクラムの価値観を企業レベルに持ち込む。
スクラムマスターのグループが集団となる。
スクラムマスター自身がそういう技術を持っているのだから、それ自身が自己組織化したチームとなる。
スクラムマスターの道具箱。
ファシリテーションとして、レトロスペクティブの技法。
コーチング。
根本原因分析として、特性要因図、なぜなぜ分析。
ここは古い技法を割と使っている。
製品開発の手法インパクトマッピングを使って、スクラムの導入・実践に適用する。
なぜ?=ゴール
誰が?=アクター
どうやって?=アクターの効果を変える
何を? =解決策
大規模スクラムは、LeSS一択。
窮屈な方法、官僚主義的な方法でスクラムを改修する必要はない。
スクラムはシンプルで経験主義なのに、なぜ官僚化したプロセスがいるのか?
LeSSの特徴。
製品の大きさに無関係にスケールできる。
製品の大きさに関係なく、プロダクトオーナー1人、プロダクトバックログは1つ。
計画フェーズは故意に2つ入れる。
プロダクトオーナーとチーム代表による計画、各チームのスプリント計画。
レトロスペクティブも2つ入れる。
OverAll Retrospectiveはチーム代表、スクラムマスター、プロダクトオーナー。
普通のレトロスペクティブは、各チーム。
再び、問う。
スクラムマスターはチームが自己組織化したら御用済みなのか?
スクラムマスターは、自分のチーム、外部のステークホルダーを通じて、組織文化を変革する役割を担う。
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