Redmineと組織構造や組織文化はどのように関係するのか
Redmineと組織構造や組織文化はどのように関係するのか、については、2つの仮説を持っている。
一つは、複雑な組織構造はRedmineを複雑化させる。
コンウェイの法則のRedmine版みたいなもの。
サイロ化された組織であれば、縦割りの組織構造により、コミュニケーション経路やプロセスが複雑になるので、Redmineのシステム設定にその内容が反映されてしまう。
あるいは、この発想の源は、チャンドラーの「組織は戦略に従う」にあった。
一方、Redmineに実装されたプロセスが、その組織にとても適合するならば、組織を活性化させ、メンバーの士気を向上させるような組織文化を生み出す。
実際、Redmineでアジャイル開発を実装できて、そのアジャイル開発が上手く運用できるならば、アジャイル開発のプラクティスの効果はスムーズに発揮されるだろう。
その結果、メンバーの自発的な行動を促すことで、チームの自己組織化が実現され、マネージャのマイクロマネジメントは不要になる。
各チーム、そして各部署は一つの機能部品として、組織の中で協調して動作するように働く。
つまり、沈滞していた組織は、活性化されるはず。
この発想の源は、アンゾフの「戦略は組織に従う」にあった。
逆コンウェイの法則は、この2つを逆手に取って、ソフトウェアのあるべきアーキテクチャに沿った開発チームを構成することで、ソフトウェアの開発をスムーズに行える開発プロセスを実装し、組織の活性化をもたらす効果を狙う。
ソフトウェアと組織構造、組織文化の関係は、相互に作用しているのが面白い。
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