新型コロナウイルスの感染者の情報をRedmine(RedMica)で公開している事例
新型コロナウイルスの感染者の情報をRedmine(RedMica)で公開している事例があったのでメモ。
【参考】
Redmineヘッドライン 月刊まとめ(2020年11月) | Redmine.JP Blog
一覧表示 - 山梨県 - 新型コロナウイルス感染者情報(非公式)
(引用開始)
新型コロナウイルスの感染者の情報をRedmine(RedMica)で整理する試み。現在は山梨県の情報のみ対応しています。
感染者ごとにチケットを作成して、症状・経過、行動歴、濃厚接触者などを整理。
(引用終了)
チケットに感染者1人の情報を登録しているので、チケット一覧がそのまま感染者一覧になる。
感染者情報を「チケット一覧」をリネームして「情報一覧」で表示している。
チケット属性が良く考えられている。
ステータスに、感染・回復・死亡・不明・取り下げがある。
カスタムフィールドに、年代、重症度、居住地、生活圏、判明日、回復または死亡日、性別、職業、発症2週間以内の外出有無などがある。
チケットのタイトルはXX例目。
他に、タグがあるので、タグプラグインを入れて、咳・発熱・倦怠感・味覚障害・胸痛などの詳細な症状がある。
こういうチケット情報であれば、チケットをCSV出力すれば、PythonのPandasでデータ集計しやすくなるし、Matplotlibで時系列の新規感染者の増加傾向、症状別の人数なども簡単にグラフ化できる。
つまり、チケット情報が正規化されているので、非常に使いやすくなっている。
面白い点はカレンダーで、カレンダーを見ると、感染者番号ごとに表示されるので、たとえば、12/1はこんなに大量に感染者が出たのか、とかすぐに判別することができる。
現状は山梨県だけみたいだが、日本全国でこういう情報があるといいね。
改めて、Redmineのチケットは色んな情報をデータ化しやすいように思った。
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