astah*の因果ループプラグインがいいね
astah*の因果ループプラグインを教えてもらったのでメモ。
使ってみるとなかなか良いです。
【参考】
snytng/inga astah*の因果ループプラグイン
思考力と注意力のトレードオフを因果ループ図で描いてみた: プログラマの思索
因果ループ図を再考する~問題の症状をシステム構造として捉えて解決策を見つける: プログラマの思索
astah*の因果ループプラグインのメリットは、因果ループ図からロジックをリバースしてくれること。
要因Xが増えれば、要因Yが増えるのか、要因Yが減るのか、表示してくれる。
ロジックを見直す時に役立ちそう。
【1】教員希望者が減っているニュースを見て、その背景にあるロジックを書いてみた。
教員の過酷な労働実態相次ぐ投稿でオンライン上の報告会開催 | 教育 | NHKニュース
小学校教員倍率、過去最低2.7倍 質の確保急務: 日本経済新聞
ニュースでは、下記のロジックが読み取れる。
「教師希望者」が増えれば、「教師の質」が増える: 1 (自己強化=1, バランス=0)
→「教師の質」が増えれば、「モンスターペアレント」が減る: 1 (自己強化=1, バランス=0)
→「モンスターペアレント」が減れば、「教師の作業負荷」が減る: 1 (自己強化=1, バランス=0)
→「教師の作業負荷」が減れば、「教師希望者」が増える: 1 (自己強化=1, バランス=0)
そこで、教師希望者を増やすために、教師増加キャンペーンを実施したわけだが、本当に効果があるのか?
レバレッジポイントはそこなのか?
他の要因を増減させるような施策の方が優先ではないか?
他にも隠れたロジックがないか?
色々考えが思いつく。
astah*の因果ループプラグインの他の機能では、下部欄の因果関係をクリックすると、因果ループ図の線にフォーカスしてくれる。
ただし、Same(+)は実線、Opposite(ー)は破線なので注意。
| 固定リンク
「モデリング」カテゴリの記事
- リプレースとアーキテクチャモダナイゼーシヨンの違いの本質は何なのか?(2026.04.08)
- すり合わせの優位性は健在か?日本の製造業が直面するPLM活用とMBSEソフトウェア運用の理想と現実(2026.03.29)
- アーキテクチャモダナイゼーションにおけるAMETチームの役割と責任範囲は何か(2026.03.23)
- アーキテクチャモダナイゼーションとはそもそも何なのか?(2026.03.22)
- 自動車の組込ソフトウェア開発が難しい理由は3つある(2026.02.23)
「プロジェクトマネジメント」カテゴリの記事
- PM理論で読み解く日本人リーダーの弱点(2026.05.12)
- リプレースとアーキテクチャモダナイゼーシヨンの違いの本質は何なのか?(2026.04.08)
- PMPとCSM取得者数推移(日本 vs 中国)から読み取れる指針は何か?(2026.02.23)
- 製造業のDXを推進する部門をITコーポレート部門に割り当てるとなぜ失敗するのか(2026.02.04)
- SAFeはScrumと全く異なるアジャイル開発プロセスだ(2026.02.01)
「astahによるUMLモデリング」カテゴリの記事
- 愛憎のUML~なぜ「設計図」は消え、「スケッチ」として生き残ったか(2026.05.03)
- AIエージェントとastahが変える真のモデル駆動開発とは何か(2026.04.12)
- すり合わせの優位性は健在か?日本の製造業が直面するPLM活用とMBSEソフトウェア運用の理想と現実(2026.03.29)
- データモデリングではシステムが宿命的に負う複雑性をどのように解決しようとしているのか(2026.02.14)
- データモデリングの手法をあなたは持ってますか? at 関西IT勉強宴会(2026.02.11)



コメント
ご利用、ご紹介ありがとうございます。
新しい因果に気づけるのは因果ループ図のおかげですね。
ただ、改善するためのレバレッジポイントについてはなかなかコレだ!というものが見つけられず、活用には悩んでいるところです。
「バランスループに対して自己強化ループを作ってみる」とか何かイディオムがありそうな気はしています。
プラグインの新機能として、何かを増やしたら、何が増えて何が減るみたいなシミュレーション結果を出してみたりもしているのですが、いまいちな感じなので、いろいろ試行錯誤している途中でもあります。
なにかこうすればというアイデアがありましたら、お知らせください。
投稿: snytng | 2021/05/10 08:48