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2021/06/23

TestRailの感想

人類よ!これがテスト管理ツールだ!テスト管理ツール天下一武道会がついに開催! - connpassを視聴してみて、最近のテスト管理ツールについて興味を持った。
ラフなメモ。

【参考】
人類よ!これがテスト管理ツールだ!テスト管理ツール天下一武道会がついに開催! - connpass

テスト管理ツール TestRail | ソフトウェア品質保証 | テクマトリックス株式会社

そうだ TestRail を使ってみよう。 - Qiita

TestRail 入門 [TestRail Documentation]

10年前にTestLinkを一通りいじくり倒した経験があるので、テスト管理ツールの良し悪しは知っているつもり。
今回のイベントで、有償のテスト管理ツールのTestRailに興味を持った。

TestRailの良い点は、UIがとても使いやすいこと。
マニュアルがなくても、テストケースを作ったり、テスト結果のOKやNGを登録したり、サマリを見る、とか、直感的に操作できる。
テスト管理ツールはどれも、複雑な操作が割と多くて使いにくい。
だから、使いやすいUIはとても重要。

もう一つは、TestRailは外部接続APIが豊富なこと。
デモでは、TestRailsでAutomation機能を有効にした後、mablで自動テストを実行させて、その結果をTestRailに登録し、結果がNGならBacklogに起票して、その通知をSlackに流す一連の操作が、全て自動化されていた。
TestRailのREST APIを使って、Pythonスクリプトで操作したらしいが、こういう一連の自動テストの実行と結果の記録、バグチケットの起票、チャットへの通知はよくある利用シーンなので、とても面白い。

最近は、テスト自動化がかなり当たり前になってきた状況もあるので、ビジネスロジックのxUnitをJenkinsで定期実行して、その結果をTestRailに記録させる、とか、UIテストの自動化ツールmablを使う、とか、色んな利用シーンがある。
テストでは、バグチケットの起票、テスト結果の通知はできるだけリアルタイムに共有したいので、こういう一連の操作が自動化できる方が断然良い。

開発プロセスの改善という観点では、チケット管理システムの分野は既に当たり前になってきているが、テスト管理の部分はまだ未開拓の分野が多いように思う。
だからこそ、数多くの有償ツールが出回って、いろいろアピールしているのだろうと思う。
この辺りは、調べて見る価値はありそう。

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