法律とは大いなる常識に過ぎない
僕は法務が大の苦手。あの長ったらしくて、因果関係のわかりにくい法律等有の日本語が嫌いだ。
そこで、handys97さんに、法律とは結局何なのですか?と聞いたことがある。
曰く。法律とは大いなる常識なのですよ、と。
僕が理解するには、その時代の特定の場所で、大多数の人が共有している基本的な価値観が法律という善悪の価値基準になるわけだ。
実際、セクハラ、パワハラ、非嫡出子、女性の活躍に関する価値観はこの30年間で大きく変わったから、法律も同様に変わってきている。
つまり、その時代に生きている人の価値観で、法律で規制すべき常識は変わる。
では、法律における基本的な常識とは何か?
基本パターンはいくつかあると思う。
弱者は守る。特に労働者や子供とか。
権利のある者は守る。債権者や株主とか。
目的を妨害するものは排除する。会社の存続とか。
こういう使い道は、人間は元々悪い方向に行きやすいから規制すべきだ、という性悪説に基づいている。
実際、トラブルが起きた時に初めて法律に向き合う時が多いからだ。
「ナニワ金融道」「カバチタレ」を読むと、人が最底辺のワルに陥るとああいう人生を取るしかないのか、と思ったりもする。
一方、人々の意識や行動にインセンティブを持たせて、ある方向へ誘導するやり方もある。
法律で最も面白い手法と思う。
たとえば、独占禁止法の課徴金納付命令では、公正取引委員会が調査する前に事前に申告したら、課徴金を免除するみたいなルールがある。
つまり、早めに自首したらお咎めなしにするよ、と。
アメリカの司法取引もそういう目的なのかもしれない。
知的財産の法律もインセンティブを付与するやり方だと思う。
あなたの技術を特許庁に提出したら、公開はするけど、知的独占権を一定期間与えますよ、と。
ライセンス収入もOKですよ、と。
この種のインセンティブのやり方を法律で規制する場面はもっと広げられないのだろうか。
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