メトリクス分析のコツは良いIssueを見つけること
メトリクス分析のコツは良いIssueを見つけることと思う。
ラフなメモ。
【参考】
DXの本丸は「データ」にあり 「問い」からはじめるデータ分析とその活用法 - ログミーBiz
データ分析から導き出す「強い野球チーム」のつくり方 映画『マネーボール』で学ぶデータサイエンス - ログミーBiz
【1】問題解決を図るときに、定量データを扱うのは有効だ。
最近は、Webログやスマホ履歴のようにビジネスの副産物として簡単にデータを集められる。
すると、溜まったデータをいかに活用するか、が大事になる。
『マネーボール』という映画では、貧乏球団が強いチームを形成するのに必要な問題は、「出塁率の最大化」だった。
そこに問いの価値がある。
選手の人間性、選手の組み合わせ、とかそんな観点の問題ではなかった。
問いを「出塁率の最大化問題だ」と立てられたら、あとは、バッター個人のデータを分析して、確率論に持ち込めばいい。
つまり、良い問い(Issue)を把握するのが大事。
良いIssueは数字で答えたくなる。
良いIssueを探るには何が必要なのか?
顧客行動の理解ならカスタマージャーニーを使う。
お客さんがその商品を購入したいと思うタイミングとか、ファンになるまでのステップごとに定量データを集めて分析する。
そうすれば、どこでユーザが離脱するのか、どこでユーザの満足度が低いのか、が浮き彫りになってくる。
これを業務システム開発に置き換えれば、一連の全体の業務フローを描いて、それぞれのステップごとに分解することになるだろう。
次はこれをどうやって定量化していくか?
KPIツリーによる指標分解を使う。
売上=客数x客単価。
顧客数を=認知人数×購入率、みたいに分解していく。
掛け算か足し算で異なる。
掛け算では、2つの指標を独立だとみなす。
足し算はセグメントに分ける。
基本は、カスタマージャーニーマップのステップごとにKPIツリーで分解していく。
この辺りのプロセスは、ECサイトの分析であるAARRRの手法と全く同じ。
【2】ソフトウェア開発プロセスのメトリクス分析でも、同じような考え方を適用できる。
たとえば、WF型開発のPJであれば、工程ごとにゲートがある。
各ゲートに着目してQCDの観点でメトリクスを作ることはできる。
では良いIssueとは何なのか?
Issueをどうやって解決するのか?
良いIssueを見つけるのが大事。
「イシューから始めよ」の通り、質よりも量で頑張ると、生産性が非常に悪い。
大量にアウトプットを出しても、正解にたどり着くルートはせいぜいそのうち5%ぐらいしかない。
そうならば、事前に本来のIssueを絞り込んで、生産性を高めるべき。
メトリクス分析では、良いIssueを立てて、そこからKPIツリーで分解した各要素のどこにインパクトがあるのか、を見るのが大事。
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