TestLinkの要件管理にUSDMを適用する方法
TestLinkの要件管理にUSDMを適用する方法が紹介された記事をメモ。
要求管理とテスト管理、その間のトレーサビリティの維持、および要求(仕様)カバレッジの把握 --- TestLinkとExcelツールで運用する - Qiita
USDMは清水吉男さんが提唱されている派生開発XDDPの要件管理技法の一つ。
僕の理解では、CMMIなど今までのソフトウェア工学の知見をベースにきちんとしたプロセス設計で開発しましょう、というものと思っている。
USDMでは、要件をFV表に対応付けることで漏れなく管理できるようにした仕組みと理解している。
「要求を仕様化する技術・表現する技術 - 入門+実践 仕様が書けていますか?」でも紹介されている。
USDMの考え方はとても良く考えられていると思うが、実際の運用ではExcelベースなので使いづらい部分が個人的にはあった。
しかし、上記の記事を読むと、ExcelでUSDMで要件を作り、TestLinkの要件管理機能にインポートして一括管理するようだ。
これは個人的に面白いと思う。
以前、TestLinkでテスト管理した時に要件IDを振って運用してみた時があった。
すると、要件カバレッジが取れるので、テスト結果の時系列推移ごとに、要件をどれだけテストでカバーできたのか、を見ることができる。
また、テスト後に、どの要件でバグが発生したのか、その割合を算出することで、障害の原因分析にも使える。
OSSのテスト管理ツールTestLinkはまだ可能性があると思うので気になった時に調べてみたい。
| 固定リンク
「TestLink」カテゴリの記事
- JSTQBのテストプロセスの概念モデルを描いてみた(2023.05.26)
- TestLinkの要件管理にUSDMを適用する方法(2023.01.22)
- TestLinkのテストケースはクラスとインスタンスの考え方で区別する(2023.01.22)
- テスト管理ツールCAT、TestRail、QualityForwardのオンラインのマニュアルのリンク(2022.09.24)
- テスト管理ツールTestRail、CAT、QualityForwardの感想(2022.07.30)
コメント