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2023年8月

2023/08/21

QAエンジニアの役割は開発チームのガードレールみたいなものという考え方

@kz_suzukiさんのツイートからQAエンジニアの役割は開発チームのガードレールみたいなものという考え方を知ったのでメモ。

【参考】
自信を失っていた人間が1人目QAとして再スタートを切るお話|MNTSQ, Ltd.(モンテスキュー)

Kazu SUZUKIさんはTwitterを使っています: 「一人目QA物語はどれも勉強になるな。「最後の砦」意識から、「ガードレール」としてのQAに考えを進化させていく様子が良いなあ。/ 自信を失っていた人間が1人目QAとして再スタートを切るお話|MNTSQ, Ltd.(モンテスキュー) https://t.co/WL4Do4swkJ」 / Twitter

「ゲームをテストする バグのないゲームを支える知識と手法」の感想: プログラマの思索

(引用開始)
様々な経験を経た結果、「最後の砦」ではなく「開発チームのガードレールと動力」が私の中で目指すQA像になっています。
※「ガードレール」は前職の同僚が言って「これや!!」ってなった言葉でした。

開発のスピードを上げていくために、品質観点から改善点を探し、
スピードを上げすぎたことにより崖から落ちてしまわないように守る人材でありたいと今は思っており、実現のために日々奔走しているところです。
QAは品質にこだわることで開発のスピードを落としてしまいがちと思われがちですが、品質を守ることによってエンジニアの方がより開発しやすく、スピードをあげることができると思っています。
(引用終了)

QAエンジニアのキャリアはあまりイメージが付いてなかった。
せいぜい、開発者やプロマネが開発できなくなってテスト分野に移るみたいなイメージしか正直持っていなかった。

QAという仕事はどうしても開発チームのサポート役という役割になりやすい。
その分、存在意義に悩むだろうなと思ったりもする。

しかし、QAエンジニアは、品質を守る最後の砦という役割だけでなく、品質を守ること開発チームが開発しやすくする環境づくりを支援するという役割がある。
こういう考え方が新鮮だった。
確かに、システム開発のQCDのバランスを保ちながら、品質が良ければ、他の要素は自然に上向く。

心理的安全性はQAエンジニアが守る、という観点もあるのかもしれない。

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2023/08/16

営業は顧客の”購買代理人”である

「営業は顧客の”購買代理人”である」というツイートにハッと気付かされたのでメモ。

【参考】
きたざわ/リンゴ農家の経営改善/SUNABACO受講中さんはTwitterを使っています: 「「営業」がマーケティングの下位概念のような語られ方をされることがあるのだけど、どっこい営業の中でも飛びぬけて優秀なセールスは、マーケ的な思考を身に着けている。 【営業は顧客の”購買代理人”である】 野村証券で働いていたころ、トップセールスの方が言っていたことを今でも思い出す。」 / X

きたざわ/リンゴ農家の経営改善/SUNABACO受講中さんはTwitterを使っています: 「顧客自身すら気づいていない課題を見つけ出し、言語化し、「それを解決するためにはどんな商品が必要なのか?」を探し出し、提案する。セールス主導で「商品を買わせる」のではなく、顧客の隣に座って「一緒に解決策を探る」。僕が尊敬している素晴らしいセールスはこれをやってる。 #DX7th #SUNABACO」 / X

現代の営業プロセスは分業化されている~THE MODELの感想: プログラマの思索

ビジネスや営業のセンスが優れた人は、他の分野とは異なるセンスを持っているように思っている。
そのセンスとは何なのか、僕はずっと言語化できないでいた。

以前、「ロジカルシンキングの道具箱」という書籍を読んだ時「あらゆるビジネスは代行である」というフレーズを見つけてストックしていた。
その後、「ビジネスとは、顧客の業務を代行して対価を得ること」と自分なりに解釈して理解していた。

たとえば、昔なら地方の人は自分たちの裏庭の農地から野菜を作って自家消費していたが、都市住民なら自分で作らずにスーパーから提供される野菜を購入することで代用している。
つまり、スーパーはあらゆる食料を顧客に提供する人たちである。
あるいは、小売業者や金融業者は自分たちの業務システムを開発導入するために、ベンダにソフトウェア開発を委託する。
もっと視点を高くすれば、顧客の問題点や課題を解決するサービスをビジネスとして成り立たせて提供するならば、彼は顧客の問題解決の代理人になっている。

その発想から発展させれば、マーケティングに携わる人、顧客の代わりに、顧客の要望を最も叶えられそうな商品を購入する代理人と言えよう。
つまり、マーケティングとは、顧客の顕在化した欲望だけでなく、まだ潜在化されていない欲望も見抜いて、顧客を驚かせることもできるだろう。
そういう人が優れたマーケッターがと言われるのかもしれない。


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2023/08/05

熱力学や電磁気学の設計思想

熱力学や電磁気学の説明が直観的で理解しやすい。
カルノーサイクルこそが蒸気機関の本質だがその根本原則はボイルシャルルの法則にある。ここから、熱エネルギーを加えればピストン運動が生まれ、その後内燃機関、発電所までつながる。
電磁気学が難しいのは、電場、電流、電圧、電荷などの沢山の似た用語が出てくること。この辺りの説明が整理されていて大変良かった。
クーロン力の考え方は力学に似てるので、物理の得意な人は電磁気学を力学っぽく解く、と言う指摘はヒントになった。
やはり物理の全ての基礎は古典力学にある。

原子核の軌道に電子が回ってるが古典力学の考え方では原子核に引き寄せられてしまう。しかし現実はそうではない。だから、電子の軌道ははっきり見えるわけではなく、雲のように曖昧で、確率的に求めざるを得ない。ここから量子力学が生まれる。

「物理学の野望」の本が分かりやすかった: プログラマの思索

物理学は一つの認識論: プログラマの思索

物理学を攻略するためのマップ: プログラマの思索

数学や物理は背景にある思想を知らなければ理解できない: プログラマの思索


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エネルギー革命が歴史を変えた

人間社会の発展はエネルギー革命にある。
産業革命が生まれるまで、人間は森林資源を浪費して、燃やしたり、建築したりして地球環境を悪化させてきた。
産業革命により、熱エネルギーを運動エネルギーに変換する蒸気機関を生み出して、爆発的にエネルギーを得ることができた。
そのおかげで、空気から窒素を取り出し化学肥料を無尽蔵に作り出し、トウモロコシと言う機械化した炭水化物を無尽蔵に生産させて、牛肉や卵を膨大に作り出すことができた。現代人が手軽に卵や牛肉、牛乳を使い捨てのように食べれるのは全てはエネルギー革命のおかげ。
しかし石炭石油による化石エネルギーの増大は気候温暖化をもたらし地球環境をさらに悪化させた。
現代は、太陽光、風力、地熱などの場所に依存した発電エネルギーに頼ろうとしていて、日本には特に不利。
今後の可能性は核融合による発電だが、これは地球に太陽のような仕掛けを作ろうとしてるので、まだまだ実用化には程遠い、と言ったところか。

「小水力発電が地域を救う」の感想: プログラマの思索

「物理学の野望」の本が分かりやすかった: プログラマの思索

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