QAエンジニアの役割は開発チームのガードレールみたいなものという考え方
@kz_suzukiさんのツイートからQAエンジニアの役割は開発チームのガードレールみたいなものという考え方を知ったのでメモ。
【参考】
自信を失っていた人間が1人目QAとして再スタートを切るお話|MNTSQ, Ltd.(モンテスキュー)
「ゲームをテストする バグのないゲームを支える知識と手法」の感想: プログラマの思索
(引用開始)
様々な経験を経た結果、「最後の砦」ではなく「開発チームのガードレールと動力」が私の中で目指すQA像になっています。
※「ガードレール」は前職の同僚が言って「これや!!」ってなった言葉でした。
開発のスピードを上げていくために、品質観点から改善点を探し、
スピードを上げすぎたことにより崖から落ちてしまわないように守る人材でありたいと今は思っており、実現のために日々奔走しているところです。
QAは品質にこだわることで開発のスピードを落としてしまいがちと思われがちですが、品質を守ることによってエンジニアの方がより開発しやすく、スピードをあげることができると思っています。
(引用終了)
QAエンジニアのキャリアはあまりイメージが付いてなかった。
せいぜい、開発者やプロマネが開発できなくなってテスト分野に移るみたいなイメージしか正直持っていなかった。
QAという仕事はどうしても開発チームのサポート役という役割になりやすい。
その分、存在意義に悩むだろうなと思ったりもする。
しかし、QAエンジニアは、品質を守る最後の砦という役割だけでなく、品質を守ること開発チームが開発しやすくする環境づくりを支援するという役割がある。
こういう考え方が新鮮だった。
確かに、システム開発のQCDのバランスを保ちながら、品質が良ければ、他の要素は自然に上向く。
心理的安全性はQAエンジニアが守る、という観点もあるのかもしれない。
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