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2023/12/17

PMO観点でRedmineの使い方とは何だろうか

PMO観点でRedmineの使い方とは何だろうか。
以下は経験を元に、アイデアや妄想をラフなメモ書き。

【参考】
PMO観点でRedmineの使い方とは何か: プログラマの思索

予防型PMOがRedmineでのプロジェクトモニタリング方法を伝授する | マドびっ! Madosan's View

PMOの役割は、プロジェクトマネージャのサポート役から、プロジェクト管理支援のための事務局、そして、最終的にはシステム監査やIT統制と連動してプロジェクトを第三者的に監査する立場まである。
そういうPMOの立場では、Redmineをどのように使いたいのか?

PMOとしては、プロジェクトが火だるまになる前に事前に状況をキャッチし、プロジェクトのQCDをコントロールできる状態で維持し続けたい。
結局、Redmineからリスクを早めに検知したい。
ではそのリスクはどこから現れるのか?

PMOはプロジェクトの受注段階からリリース完了まで関わることができる前提とする。
そうであれば、受注前のプロジェクト計画を精査して、そこからRedmineにどこまで詳細化できているか、が一つのポイント。
すぐに思いつくのは、スケジュールや工数の観点で、チケット化されているかどうか。

当初計画でどこまでタスクを詳細化してカバーできているか、WBSの粒度はどうなのか。
当初の要員計画からタスクがチケット化されて作業負荷も吟味されて現実的なスケジュールになっているか。
当初計画した工数やマスタスケジュールを元に、マイルストーン単位に無駄なくタスクが落とし込まれているか。

だが実際はすぐにチケット化されているわけではない。
マスタスケジュールのマイルストーン単位に区切られて、直近のマイルストーンまでのタスクを詳細化していくのが現実的だろう。
その単位でチケットに整合性があるのか。
また、Wikiに必要な情報が掲載されているか、も必要な観点だろう。

そして、プロジェクト実行フェーズでは、プロジェクトの活発度合いより不吉な匂いが出ていないか、が一つの目安になるだろう。
チケットの更新頻度、コメントに前兆がないか。
チケットが活発すぎているのか、忙しすぎて逆にチケットに反映漏れが出ていないか。

特に、チケットの種類ごとに内容を見ておきたい。
課題チケットで案件を妨害するような支障は出ていないか。
障害チケットに品質悪化を示す兆候はないか。

プロジェクト計画時点で、システムのアーキテクチャの課題、プロジェクトの目的となる解決した課題と機能要件の実現性、非機能要件のリスクは普通洗い出しているはず。
特に、レスポンス、スループット、ネットワーク通信などの非機能要件とか。
それを念頭に置いて、どこでリスクが出そうなのか、考えていくべき。
特に昨今は、スクラッチ開発よりも、パッケージ製品の導入やカスタマイズ、他社のSaaSや外部システムと連携するアーキテクチャが多いので、開発リスクは以前よりも大きいと感じる。
そういうリスクがチケットに現れていないか、も一つの観点になりうる。

案件の実行中に、定期的にふりかえりをやっていればいいが、実際は忙しくてそれどころではないだろう。
日々の開発の中で小さな課題を一つずつ潰していく。
その活動の履歴がチケットの更新履歴に出てくるはず。

チケットの消化度合い、消化速度、残チケット数も一つのポイント。
当初計画されたチケット枚数から、さらに課題や障害によりチケット枚数が増えたとしても、案件をコントロールできて入れば、チームが消化できる範囲内に収まるはず。
残りの期間とチームの消化速度(実際はベロシティのようなもの)から、バーンダウンチャートで着地点が見えるはず。
それがコントロールできない場合、チームは混乱しているだろう。
特にテスト工程では、障害チケットの解決をどこまでコントロールできるか、が鍵を握る。

PMOは第三者観点の役割なので、プロジェクトを実行するチームを支援するがチームと一体化しない。
第三者の立場で、気づきをフィードバックし、マイルストーンでの上役への報告を支援し、最後のリリースで出荷可能な品質なのか判断を下す。
だからPMOはプロジェクトから見ると余計なお世話の役割であり、嫌われやすい。
しかし、PMOがしっかりしているからこそ、プロジェクトの暴走を早めにキャッチして防ぐこともできる。
この辺りの駆け引きの中で仕事している感じ。

PMO観点でRedmineの使い方はもう少し色々考えてみたい。

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