astahでPJ管理もプロセス設計もアイデア発想も全て表現したい
astahでPJ管理もプロセス設計もアイデア発想も全て表現したい。
つまり、astahで描けるUML、データモデリング、マインドマップを駆使して、仕事のすべての場面でアイデア発想、アイデア収束、展開するパワポ資料のアウトラインまで作成したい。
【参考】
astah システム設計、ソフトウェア開発支援ツール | astah*
ダイアグラム思考 次世代型リーダーは図解でチームを動かす | 髙野 雄一
第4回astah関西勉強会の感想 #astahkansai|akipii
astah*の因果ループプラグインがいいね: プログラマの思索
【1】なぜ、astahをそんなに使いたいのか?
1つ目は、単純に僕はastahが好きだから。
PlantUML、Mermaidも良いが、直感的に絵を描きたい時、astahの方が手に馴染む。
EnterpriseArchitectも良いツールだし、多機能なので何でも描けるが、僕の感覚に合ってなかった。
2つ目は、モヤモヤした状況をいろんな観点で図示して、構造を見える化したいからだ。
システムやソースコードの分析だけではない。
日々の業務では、定常業務の手順や業務フローをアクティビティ図やDFDで描けば、誰に何をどのタイミングで渡せばいいのか、理解できる。
PJ管理では、PJのゴールや成功条件に対し、中間目標には何があって、それを解決する手段は何なのか、紐づけて可視化したい。
ステークホルダー分析では、アクターとなるステークホルダーと要求事項、期待値を紐づけて、どんなコミュニケーションを実施すればいいのか、色んな観点で案を探るために、ユースケース図でイメージしたい。
発生した問題に対し、その事象にはどんな要因が原因と結果の流れでつながっていて、因果ループ図のようなシステマティックな構造で発生している構造を可視化し、本来の真因やボトルくネックを特定することで、効果的な対策を実施したい。
展開するパワポ資料を作る時、いきなり書き出すのではなく、アウトラインや目次の構成を考えるために、メッセージやアイデアを発散して収集する。意味ある因果関係で整理するために、マインドマップを使いたい。
つまり、仕事のあらゆる場面で、astahを使うことで手順の可視化、計画の可視化、問題の可視化に使いたいのだ。
【2】では、astahをどの場面でどんな技法を使うと有効なのか、考えてみたい。
UML、データモデリングは一通り使える。
【2-1】個人的に好きなツールは、ユースケース図に因果ループ図の構造を把握してくれるプラグインだ。
因果ループ図を使う場面は、PJ管理上でQCDに関する問題が発生した時に、複数の事象や複数の原因がどのように因果関係でつながっているかを可視化して、ボトルネック特定や対策策定に役立つときだ。
astah*の因果ループプラグインがいいね: プログラマの思索
【2-2】最近、アクティビティ図にInput、Outputをオブジェクトとして追加し、DFDぽく表現するやり方をやってる。
一連の業務フローに帳票、システムへの入出力となる情報、メール送信などを入れると、理解しやすくなる。
単純なDFDは順序が表現されないので、その弱点を解決できるのもメリットだ。
【2-3】最近、チームの状態やチームの能力成熟度を状態遷移図で表現するやり方をやってる。
たとえば、ファシリテーションなら、会議の中で、チーム内の議論の状態が、共有→発想→収束→展開のように流れるので、そのまま状態遷移図で表現してしまう。
すると、どんなトリガーで次の状態に移るのか、条件を考える気づきがある。
この考えを進めると、CMMIの能力成熟度モデル5段階、マズローの欲求5段階説も同様に、状態遷移図で表せる。
1段上の能力に上がるにはどんなトリガーや条件を満たす必要があるのか、を表現できるわけだ。
【2-4】ユースケース図のうち、ロバストネス図の機能を使って、DFDみたいに書く時がある。
デマルコ記法のDFDよりもロバストネス図の方が、クラス図やシーケンス図にも連動しやすいので便利だ。
【2-5】マトリクスで4象限を表現したい時、アクティビティ図でレーンで枠を囲って、無理やり表現している。
迷うのは、4象限に配置した概念をアクティビティにするか、ノートにするかだ。
長い文字列で表現するときはノートにせざるを得ないが、アクティビティの方がそれらしく見えやすいので悩んでる。
【2-6】ユースケース図をアクティビティ図の代わりに業務フローで表す手段も試してる。
ユースケース図で業務の流れを表現するメリットは、アクターやInOutのオブジェクトをクラスやロバストネス図のオブジェクトなど、色んなツールで多彩に表現できることだ。
そもそも、アクティビティ図も本来は、一つのアクティビティがユースケースになり、そこからクラス図やシーケンス図へ落とされていくので、ユースケース図の方が詳細化する他の図に連動させやすいメリットがある。
【2-7】今度試したいのは、タイミング図だ。
たとえば、時系列で推移や変動をグラフで表現したい時がある。
タイミング図では、時系列に状態を表現できる機能があるので、時系列グラフをうまく表現できないか、考えている。
【2-8】マインドマップはアイデア発散に使える。
僕は、資料構成のアウトライン作成で使って、そこからパワポ出力する機能を愛用してる。
他に、たくさんの図を残していて、それらを整理するために、マインドマップにドラッグ・アンド・ドロップしてリンク集みたいに使っている。
マインドマップ上で、リンクされた図をカテゴリすればさらに見やすくなる。
【2-9】ER図にようやくパッケージ構造の機能が追加されたので、フォルダ分けすることで、複数のER図を作りやすくなった。
DBリバース、DBエクスポートプラグインを使えば、ExcelのDB定義書と同期できるので便利。
【2-9】astahの図を全てHTML出力するプラグインも入れた。
astahの100個以上の図を貯めているので、HTMLで出力してiPhoneやiPadに入れて、暇な時に読んでいる。
自分が書いた図なのに、後で読み返すと気づきがあってすごくいい。
【3】結論は、astahで全て書ききれると思う。
書きづらい場面は、マトリクスや表形式で詳細にまとめたい時、パワポ資料に描くポンチ絵だろう。
その辺りもまた解決方法を考えてみたいと思う。
astahでPJ管理もプロセス設計もアイデア発想も全て表現することで、自分のアイデアも手順も全て可視化したい。
そうすれば誰にでも説明できるし、自分の中でストーリーも作りやすい。
もっともっと試してみたい。
astahでPJ管理もプロセス設計もアイデア発想も全て表現したい
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