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2026年7月

2026/07/08

製造業アジャイルの事例リンク

製造業アジャイルの事例を見つけたのでメモ。
細谷さんが実践してきた事例になる。

【参考】
スピード感と品質を両立したアジャイル開発に対応する品質マネジメントシステムとは ~テスト設計方針を組み込んだ完成の定義と品質技術者の導入~ | SQiPソフトウェア品質ライブラリ

RSGT2026参加レポート

三菱電機におけるアジャイル開発への挑戦 ~過去20年の取組みと今後の展望~ | エンタープライズアジャイル勉強会 2025年10月 - YouTube

三菱電機 DX イノベーションセンターが ISO 9001 認証を取得

併設チュートリアル | ソフトウェア品質シンポジウム 2026
(引用開始)
併設チュートリアル4
アジャイル開発時代の品質マネジメントシステム
細谷 泰夫 氏
三菱電機株式会社
DXイノベーションセンター 開発・品質管理部 部長
概要
本チュートリアルでは、三菱電機がアジャイル開発とISO9001認証を両立させるために構築した、方法論に依存しない「QMSアーキテクチャ」と「品質ガバナンス」の具体的アプローチを解説します。

特にスクラムにおける「完成の定義(Definition of Done: DoD)」に着目し、品質技術者(QE)がどのように定義し、形骸化を防ぐかの実践手法を共有します。後半では、参加者自身が現場の文脈に合わせたDoDを策定するワークショップを実施します。組織の柔軟性と規律を両立させ、品質を自律的に向上させるための具体的なヒントを持ち帰っていただくことを目的とします。
(引用終了)

【1】製造業アジャイルの事例としては考え方が2つある。
1つは、ビジネス観点で、複数ドメイン事業にアジャイル開発を導入し、新卒1年目の若いメンバーからベテランまでアジャイルプラクティスを経験しながらチームの成長を得たこと。

もう一つは、ISO9001のQMSのWFシステムに、アジャイル開発プロセスを取り入れながらも、品質保証プロセスと品質担保の観点を取り入れていること。

いずれもすごく興味深い。
僕もこういう事例を作って発表したい。

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Redmineのバージョンはなぜ使われないのか?

Redmineのバージョンはなぜ使われないのだろうか。
その事例を実際に見かけたのでメモ。

【参考】
チケット駆動開発の戦略: プログラマの思索

RedMineでチケット駆動開発!: プログラマの思索

【1】Redmineで一番重要な機能はバージョンだと思う。
バージョンがスプリントであり、イテレーションであり、マイルストーンであり、リリースバージョンになる。
バージョン単位にタスクをグルーピングし、小規模リリースする戦略がアジャイル開発だと考える。

よって、バージョンという機能はアジャイル開発と密接に関係する。
バージョンを使うことで、たとえば、LycheeRedmineでは、カンバンやバックログが使えるようになる。
つまり、1つのバージョンを特定すれば、カンバンになる。
複数のバージョン単位にカンバンを広げれば、バックログになる。

すなわち、カンバンやバックログのような機能を使うには、Redmineのバージョンを使う必要があるし、バージョンを使わざるを得ない。

【2】たとえば、Excelのタスク管理が混乱していて、何をすべきか分からないチームがいる。
PMOである僕は、彼らチームにRedmineを提供し、チケット駆動開発の運用ルールと運用ノウハウを伝える。
すると、若いメンバーほど、すぐにチケット管理に慣れて、タスクの消化が進んでチームが加速する。
彼らはすごく楽しそうにやる。

僕はさらに、リーダーである彼にカスタムクエリ設定、LycheeRedmineのガントチャートの操作方法を教える。
彼はカスタムクエリはSQLですね、と即座に理解し、PMOの僕が作ったクエリよりも、自分のチームなら彼が考えたクエリの方が便利だとクエリを追加する。
そして、実際に彼が作ったクエリを毎日の朝会で使って、昨日の実績、今日やること、をすぐに見える化した。
デイリースクラムが自然に身について、チームに一体感が生まれ、さらにチームが加速する。

しかし、PMOである僕が「バージョン」を設定するように説明しても、彼は納得しない。
チケットの期日から対象バージョンの期日が決まるから、機能が重複しているのでは?と彼は指摘する。

彼がカスタマイズし始めて運用を始めたRedmineでは、チケット一覧とガントチャートだけでタスク管理が回る。
ロードマップ、カンバン、バックログは使っていない。
そんな機能はなくても回るよ、と言いたげだ。

【3】では、なぜ、Redmineのバージョンは使われないのか?
理由は、バージョンを設定する人は、メンバーではなく、プロジェクトリーダー層であり、メンバーの自主性に任せて決定すべき機能ではないからだ。

バージョンはPJ設定画面でしか登録できないし、1個のプロジェクトで全てのチケットに横断して使われる。
さらに大規模PJになれば、ツリー構造のPJに対し、バージョンがPJ横断で設定される。

つまり、バージョンは、1つの案件に対し横断的に設定されて、統制をかける。
バージョンはスプリントであるから、大規模PJであれば、全ての子PJにて、基本は同じスプリントが強制設定されて、同期させることになる。
これがいわゆるアジャイルリリーストレインになる。

しかし、アジャイルリリーストレインとなるバージョンを設定できる人は、メンバーでもないし、サブチームのリーダーでもない。
1つの案件を担当するプロマネ、あるいは、プロマネの代理者でもあるPMOが担当すべきだ。
プロマネやPMOこそが、1つの案件のプロジェクトマネジメントをコントロールし責任を持つからだ。

だから、サブチームのさらにサブリーダーである彼にとって、バージョンは自分にとって身近なものではなかったのだろう。

【4】バージョンを使わない弊害は何か?

バージョンを使わないと、チケットがどんどん増えた時に収集がつかなくなる。
どのチケットを最優先にやるべきか、チケットの期日でしか優先順位の基準がない。
だから、毎日、1日分のタスクをどうやってこなすべきか、という観点しか身につかない。
1か月、数カ月レベルで案件を長く見る立場で、どのような戦略でタスクをこなしていくか、という考え方が出てこない。

スプリントという一定期間でチケットをグルーピングすれば、スプリントの中で、期日以外の優先順位付けを考えることができるようになる。
作業の優先順位は、期日だけではないからだ。
プロダクトバックログのように、1列に並べたチケットのスタックに対し、上から順に取り出せばいい。
それが唯一の優先順位であり、期日とは限らない。

【5】改めて、Redmineのバージョンは重要な機能だと思う。
今後も色々試していく。


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