日記・コラム・つぶやき

2021/04/04

Clubhouseは路上ライブや朗読のためのツールかもしれない

Clubhouseの使い方は正直良く分かってない。
主張のないラフなメモ書き。

【参考】
Clubhouse (アプリケーション) - Wikipedia

Twitterは最速のメディア: プログラマの思索

Facebookはセルフブランディングの最強ツール: プログラマの思索

【1】Clubhouseはアプリの機能がとても貧弱過ぎる。
痒い所に手が届いていない。
3つほど不満がある。

1つ目は、興味のあるルームを探しにくい。
カテゴリ、ジャンル、タグなどで探したいのに、なかなかヒットしない。
Twitterほど検索機能は優れていない用に思える。
だから、わざわざ別サイトで、人気ランキングから類推するしか無い。

Clubhouse 人気ランキング

2つ目は、スケジュールの機能がない。
だから、よく聞き逃すし、落胆する。
ルームは突然告知される理由かもしれないが、開始、終了の時間帯をスケジュールで入れておきたい。
今は、気づいた時に探したり、ルームで予告された話を聞いた記憶を頼りにしている。
しかもリマインダー機能もないので、よく忘れる。
本来は逐一記憶したくない。
GoogleCalendarのリマインダー機能が使いたい。

さらに、聞きたいルームがバッティングしやすいので、スケジュールを入れておきたい。
2つのルームを入れ替わり聞くこともできるはず。

3つ目は、聞いた履歴が見れない。
音声を録音できない設計思想なので、それは許すが、せめて、いつどのルームを聞いたのか、ぐらいの履歴は後で見たい。
履歴を見れば、思い出に浸ったり、後から考え事もできる。

そういう感じで、アプリはとても使いにくい。

【2】Clubhouseはどんな使い道があるのか?

僕はそんな不満を感じながらも、雨降る日曜午後に、Clubhouseを聞き流しラジオみたいに使っている。
僕が興味あるのは、朗読と音楽の聞き流し。

朗読しているルームは良かった。
たまたま、芥川龍之介の杜子春を朗読していたのを聞いた。
あらすじも知っているが、アナウンサー経験のある落ち着いて、キレのある声は聞きやすい。
高校生の頃にラジオドラマを聴いていた気分になった。

また、ジャズやピアノを練習代わりに垂れ流しているルームは良かった。
月の光、を聞いた時は、心が和んだ。

何となく、大阪駅前の路上ライブの演奏を聞いている感じだった。
その場での即興であり、Youtubeで後から聞くことも見ることもできないから。

割とうまい人でも、時々間違えたのか、音が外れている時に気づくが、むしろそれが気にならなかったりする。
練習の曲を弾いた後で、ちょっとしたコメントを話すのがとてもリアルに感じたりする。

他には、有名人が入って、個別テーマで議論しているルームも面白い時もある。
一方、井戸端会議に近いので、時間の無駄だな、と思う時も多い。
他方、有名人の顔はWebで見ているし、Youtubeなどで声や動作も知っているけれど、生の声を聞くと印象が変わる。

Clubhouse以外にも、TwitterライブやVoicyなどの音声ツールで有名人の声を聞く時がある。
中嶋聡さんは、Web記事やメルマガでキレのある内容を書いていて、割と研究者みたいな人なのかな、とか思っていたら、こんなに声が低くて太くて、すごく威厳のある人だな、とか。
ちきりんさんは、ブログでは現状の社会の問題点について切れのある意見を言う人なので性格もきついのかな、と思っていたら、生の声の配信を聞くと、こんなに女性らしい声なのか、となぜか印象が変わってしまったり。

コロナ禍でリモートワークが多くなり、パソコンやスマホに触れる時間が以前よりもかなり増えてしまって、目が疲れやすいと感じる。
眼を使わずに楽に聞きたい、という気持ちが強い。
よって、Clubhouseで聞きたいと思う時がある。

【3】Clubhouseは路上ライブや朗読のためのツールかもしれない、と思う。

Youtubeで流せば、その動画は一生残るので、ストックとして扱える。
広告料ももらえるから、マネタイズもしやすい。

しかし、Clubhouseは臨場感がある。
その時だけの音声、という希少さがある。
路上ライブがそんな感じ。

その人の声が、その人の顔、性格を連想させる。
朗読では、語る声に、その文学作品に対する、その人の思い入れが伝わってくる。

コロナ禍という時代でなければ、Clubhouseは見向きもされないツールだったかもしれない。
いつでも外出して、野外コンサートで聞いたり、舞台や劇場で見れるならば、わざわざ使う必要もないから。

Clubhouseはコロナ禍という時代だけに特化したアプリのような気もする。
コロナに罹患するリスクが高ければ外出できず、部屋に閉じこもるしかない。
YoutubeやNetflixを暇な時に見ればいいかもしれないが、飽きる時もある。
部屋に閉じこもっていれば、こういうツールでラジオの聞き流しみたいに聞きたくなる。

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2021/03/21

ノートパソコンが入ってUSBポートが付属しているビジネスリュックを買ってみた

最近、プライベートでも出勤でも、ノートPCを持ち運ぶ機会が多くなった。

在宅勤務がメインと言っても、ノートPCを持ち帰る機会が多い。
プライベートでも、家にいると在宅勤務の気分になって嫌なので、ノートPCを持ち出して気分転換に外出しているけど、自転車で移動しているから、割と億劫なんだよね。
車で移動したとしても、喫茶店やチェーン店、自宅に移動する時に何かしらのカバンは必要だからね。

今のリュックではノートPCの持ち運びが面倒だし、システム手帳や書類、財布、キーケース、マスクなど色々入れると、リュックが満杯になるので、新しいビジネスリュックを買ってみた。

最近のビジネスリュックはいいね。
ノートPCだけ別スペースに入れて固定できて、周囲の壁が固めに補強されているので、持ち運びしやすいように思っている。

面白い点は、USBポートがビジネスリュックの側面に付属していること。
なぜUSBポートはあるのだろうか?
どうやら、ビジネスリュックの内側にはモバイルバッテリーを入れて、外側のUSBポートからスマホへ接続して充電できる機能として使うらしい。
なるほど、リュックを背負って通勤電車や駅中を歩き回る時、スマホを持っているのは普通なので、そういう利用シーンで使うわけだ。
単に、ツイッターやフェイスブックを見るだけでなく、YoutubeやClubhouseを聞いたり、好きな音楽を聞いたり、色々使っているから。

他のビジネスリュックでは側面にUSBポートだけでなく、イヤホンジャックのポートまで付いているみたい。
なかなか面白い。

他の皆さんは、ノートPCの持ち運びしやすいカバンやリュックはどんなものを購入しているのか、気になる。


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2021/02/25

デブサミ2021の感想~コミュニケーションスタイルがオフラインからオンラインに激変している

今年のデブサミはOLだったので、在宅勤務中でも、ラジオ番組みたいに流していた。
来年度以後もこういうスタイルであって欲しい。
思いつきをラフなメモ書き。

Developers Summit 2021(2021.02.18-19)

(1)動画を見るよりも、講演者の声がハッキリしているか、発言内容にキレがあるか、の方が印象の残り方がまるで違う。
最近、ClobuHouseが流行しているらしいけど、動画よりも音声の方が今後重視される気もする。

(2)沢渡さんのパネルディスカッションは聞いていてとても楽しい。

ファンを3つ作る。
技術のファン、プロダクトのファン、カルチャーのファン。
デベロッパーこそ、ファンを増やし、自己ブランディングしていくべき。

今はデベロッパーのルネサンス。
コロナ感染の現状では、アナログの環境よりもデジタルな対話が当たり前。

そして、先進的なデベロッパーが使っていたツールが当間になった。
Slack+Zoomが一般的。
会社組織ではTeamsになるだろうか。

つまり、対面の対話が今は物理的に難しくなり、OLコミュニケーションが当たり前となった。
OLツールが使えない人は致命的。
誰とも会話できなくなる。

(3)日立の方の講演では、コロナ禍で社内・プライベートのコミュニケーションが全てデジタル化されたことにより、OSS開発者の価値が上がった、とか、コミュニティ活動の経験者がより上手く適応している、みたいな話があった。
社内の根回し、とか、顧客調整が得意であっても、今はTeamsでやり取りするしか無いから、こういうツールに慣れていないと能力を発揮できない。

一方、OSS開発者は以前から世界中の開発者とオンラインでやり取りしてきたので、何も変わらないし、彼らのやり方をSIも既存企業も真似ようとしている。
また、コミュニティ活動の経験者も、こういうツールに慣れている人も多いし、ノウハウを共有する場作りに長けているから、彼らもその能力を発揮しやすい。

今は、コミュニケーションのスタイルが完全に変わってしまった。

(4)コミュニケーションのスタイルがアナログからデジタルに変わった事態により、何が起きるのか?

年を取るほど、大企業の社内の人間関係をベースにした根回しが期待されてくるが、Teamsでしかやり取りできない現状では、全く無意味なスキルになってる。
新人の営業マンが訓練と称されて、100枚の名刺を配って新規顧客をどぶ板で集める手法も、コロナ感染の現状では実現不可能。

オンラインのツールで他人と深く関わるやり方に早く慣れないといけない。
たぶん、多くの人が試行錯誤しながら、OLツール上で初対面の人と会った時、どうやって仲良くなって意思疎通できるようになるか、試しているはず。

(5)緊急事態宣言のもとでは、外食チェーンや居酒屋、個人料理店ですら、大人数で集まって会話することさえ禁止された。
ショッピングモールや百貨店、商店街などに行くことすら、緊急事態宣言のもとでは、ちょっとした罪悪感さえ感じさせられた。

デジタルネイティブ世代がコンシューマになって登場したら、現状のままでいると、おたくの会社の製品は買ってもらえないですよ、と言われているが、まさにそう。

オフラインで、街中でビラ配りしたり、イベントを開いて沢山の人を集める、というプロモーションは今は事実上禁止された。
つまり、今後は、オンラインのプロモーションが重要になるし、O2Oと言われるプロモーション、つまり、オンラインで集客してオフラインの店に来てもらう、というプロモーション手法がより一般的になるだろう。
以前は一部の企業しか試していなかったが、今は大企業だけでなく、中小企業や個人商店ですら、O2Oを実行しなければ生き残れないのだろう。

(6)オフラインからオンラインにコミュニケーションスタイルが激変した事態のもとで、従来の既存ビジネスをいかにIT化で売上を維持、拡大していくべきか、という問題にすり替えた。
この問題こそ、DXというのではないか。

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2020/12/06

考えながら書く人のためのScrivener入門の感想

「考えながら書く人のためのScrivener入門 小説・論文・レポート、長文を書きたい人へ」を読んで、改めて、物書きになる環境について色々気づきがあった。

【参考】
統合執筆環境Scrivenerのリンク: プログラマの思索

「考えながら書く人のためのScrivener入門」の帯には、「書く才能はある!足りないのはScrivener」という文言がある。
僕も出版した経験があるから理解できるが、書物1冊を書き出すのは本当に大変だ。
大変な理由は、1冊20万字くらいの文字数を書き出すこともあるだろうが、むしろ、構成やストーリーの一貫性や整合性を考える点の方にあるだろうと思う。

「考えながら書く人のためのScrivener入門」には、3人の小説家がScrivenerを使って執筆した経験談をインタビューしてくれている。
読んでみると面白い。
気になった点はいくつかある。

一つは、小説や書物という長編を書く場合、何かしらの文書の構成方法や構成を管理する環境が必要になる点だ。
たとえば、200ページの本を印刷してつなげると、16メートルの長さになるらしい。
すると、修正する時に、該当の箇所を探し出すのに、画面スクロールを16メートルも指を動かしているわけだ。

修正を何度も繰り返すたびに、そういう動作を何度もやっているわけで、そういう無駄な作業時間をストップウォッチで計測したら相当なロスになるはずだ。
実際、単純な検索機能では、同じような文言が見つかったり、構成を見直すためにあちこちを修正する場合は、考える時間よりも探し出す時間の方が多くなり、せっかくのアイデアが失われてしまう。

そこで、Scrivenerの出番になる。
Scrivenerでは、文書を1ペインのアウトライナー画面、2ペインのテキスト画面、コルクボード形式でアイデアを発散させる画面など数多くの機能がある。
つまり、ある時はアイデアを適当に発散させたり、あるシーンだけを詳細に書いたり、いくつかの物語のプロットの構成を考えながら節ごとに入れ替えたり、などと考える場面に合わせて変更できる。

他にもタグ付け、ラベル付け、とか、数多くのファイル出力機能、Dropboxと連携してバックアップの同期を取るなどができるらしい。
個人的には構成管理が気になるが、スナップショット機能があるらしいので履歴管理できるらしい。

2つ目は、3人の小説家は統合執筆環境Scrivenerだけで書いているのではなく、小説を書くまでのアイデア発散フェーズではマインドマップやアウトライナーのエディタを使ったり、遂行する段階ではPDF出力して印刷した紙で読み直すなど、割とアナログな面も残していることだ。
結局、ITというツールをいかに使いこなして、生産性を上げているとしても、その根っこにあるアイデアの発散や連想によるアイデアの結合などは、従来のアナログの手法とは変わらない。

この点は、Redmineのようなチケット管理ツールでも、その背後にある開発プロセスの話に結局落ち着く点に似ている。

3つ目は、長文の原稿は数多くの短編に分割して管理するのが推奨されていること。
ソフトウェアにおける分割統治と同じ発想だが、ソフトウェアが階層化してポインタを使う手法に対し、執筆では、文書を階層化するとしても1ペインのアウトライナーを有効に使う手法になる。

つまり、Wordのアウトライン機能のように、レイヤごとに見出しを揃えるが、その見出しはフォルダでもありテキストにもなりうる。
BEITELというアウトライナーのエディタのように、1階層目の見出しだけでもストーリーとして読めるし、2階層、3階層の中間レイヤの内容だけでも十分にストーリーとして読めるような構成にするわけだ。

BEITELとは - アウトラインエディタ BEITEL(バイト)

僕はマインドマップが大好きなのだが、何かしらの報告書や議事録のように、長文の文章を書く時にマインドマップでは何か物足りず、何かしらの機能が必要だと思っていた。
たぶんその原因は、発散したアイデアを一つの文章という1次元のデータに変換して、論理構成を保つには、アウトライナーのようなツールが必要だと直感していたためだろうと思っている。

この辺りの思考ツールや書き方については色々まとめてみる。


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2020/09/28

課題は問題点をひっくり返す表現だけで良い場合もある

問題と課題の違いをメモ。

【参考】
リスクと問題と課題を再考: プログラマの思索

問題と課題の違い【改善活動の基礎講座-カイゼンの基本編:第3章】|カイゼンベース

「問題」と「課題」の違いとは?書き方や解決への対策も紹介 | TRANS.Biz

僕は、課題は問題解決のアクションと捉えていた。
問題は、現状とあるべき姿のギャップから発生した症状のこと。
問題はネガティブな表現、課題はポジティブな表現で書くべき、と考えていた。

しかし、課題は問題点を抽象化したもので書くべき、と言われた時があって混乱した。
その観点では、問題点と課題は同じ現象を少しだけ言い換えているに過ぎないので、問題と課題は同じ意味になってしまう。

そういう意図で聞かれた内容を色々考えあぐねた結果、課題は「問題点を改善すること」と言い換えれば良いと考えた。
つまり、課題は問題解決の具体的なアクションまで書く必要はなく、課題は悪い症状である○○を改善すること、とひっくり返した表現でいいみたいだった。

課題を具体的なアクションで書いてしまうと、レベル感が違うように受け取られるようだ。
あくまでも、抽象的なレベルで、課題は問題点をひっくり返す表現で十分であり、その後で具体的なアクションを書けばいい。


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2020/05/28

ツールを使いこなせる事の重要性が増している

直近2ヶ月のコロ助を経験して、ツールを使いこなせる事の重要性が増している事を感じた。
ラフなメモ。

たとえば、学校の理科の先生がタブレットを使って花壇の花を撮影しようとしたが、写真の撮り方が分からなかった、というニュースが流れていた。
たとえば、塾なども、ほとんどがオンライン授業になっている。

たとえば、スーパーもレジはナイロン幕を張るだけでなく、店員は、客が渡すお金すら、できるだけ触らずにトレイからレジマシンに放り込んでそのまま渡したり、会員カードもバーコードを読み取るだけで手に触れないようにしている。
できるだけキャッシュレスにしようとしている。
たとえば、再開した図書館も、職員は図書館カードをトレイで受け渡しするだけでなく、手袋までしてる。

たとえば、銀行のATMに行って、現金を出して財布に入れることすら、コロナ感染のリスクがある。
銀行振込や引き出しは、オンラインバンキングサービスやモバイルサービスでやるのを銀行自身が推奨している。

たとえば、ほとんどの飲食店や居酒屋は、玄関に「テイクアウト始めました」の看板を出している。
宣言解除前まで、客は居酒屋に入れなかった。

たとえば、IT勉強会やコミュニティ活動は、すべてオンライン配信となり、Zoomで講演を流したり、お互いに議論するのが普通になった。
もちろん、仕事はテレワークとなり、出勤せずに自宅で仕事して、GoogleサービスやSlack、Zoomを使うのが普通になった。

そんな風景が突然現れた。
すると、オンラインでやり取りできるツールに慣れていないと、仕事はおろか、生活することすら不便になった。

スーパーなどの日常の買い物は基本はPayPayやクレジットカード支払い。
飲食店のテイクアウトはスマホで予約して、UberEatで配達してもらう。

勉強会やコミュニティでは、Zoomでやり取りするので、もちろんフレッツ光などの高速な回線がないとやってられない。
仕事もオンラインでやり取りするので、会社ノートPCのセキュリティ担保はもちろん、SSL-VPNを張った時に会社のオンプレサーバーに負荷がかかっても困る。
自宅では、自分も仕事するし、子供もオンライン授業を受けていれば、フレッツ光でも通信速度は落ちてしまい、正直仕事しづらい時もある。
もちろん、子供はPCの操作が分かっている必要があるし、オンライン授業を見ながら自分の理解を深めていくように、自分の学習方法も変えていかないといけない。
先生もタブレットが使えるのは当然出し、自分の授業をオンラインで配信できるように、授業を組み立てて、Zoomも使いこなせる必要がある。

そんな状況を踏まえると、Zoomのようなビデオ会議ツールを使いこなせるだけでなく、キャッシュレスで生活できるようにネットバンキングやPayPayやクレジットカードを使いこなせること、もっと根本的に、スマホでテイクアウトの宅配サービスを受け取れるように使いこなすことが必要とされてきている。

けれど、そういう状況に皆が馴染めたのか、と言われるとそうでもないと思う。
80歳の親を見れば、未だに銀行ATMから現金を引き出し、スーパーでは現金払いだし、スマホをあげても使いこなせない。
何せ老眼なのでスマホは小さくて見にくい。
世の中の情報はテレビや新聞だけから収集している。
スマホからWebを見たり、Youtubeで好きな動画を見たり、SNSから最新の情報を収集することはしていない。
そういう生き方もあるだろうし、今の時代は弱者でも生活できるようになっているので問題はないのだろう。

さすがに年をとって80歳を過ぎれば、過去の人生経験がありすぎて、今までの経験を捨てて新しいツールを使って、新しい環境に馴染むのは辛いかも知れない。
でも、より主体的に生きていくには、新しいツールを使いこなせなければ、欲しいサービスが得られないし、欲しい情報も取得できないし、色んな人達と出会いを求めることができない。

コロ助の影響のため、80歳の親が楽しみにしていたコーラス教室や漢詩教室は無期限延期となり、お隣さんとのやり取りも劇的に減った。
実際に会って話ができる人達は、自宅にいる家族だけ。
たぶん寂しいと思う。

僕も2ヶ月以上、都心部に出てないからリアルに対面で会った知人はいない。
でも、ほぼ毎日、SNSやZoomなどでやり取りしているから、人間関係が劇的に減ったという感覚はない。
人間関係がオフラインからオンラインに変わっただけ、みたいなイメージがある。

そんな経験をふりかえると、新しい環境では、新しいツールを使いこなすことで、以前と同じサービスやコミュニケーションを維持できるんだな、と改めて感じた。
最初は抵抗感もあったけれど、それは生きていくために必要なのだ、と。

「強い者が生き残るのではなく、環境に素早く適応した者が生き残る」という言葉を、今ほど体で経験したことはなかったと思う。

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2019/12/26

ココログHTTPS化のメモ

ココログのHTTPS化を完了した。
リンクをメモ。

【ココログ】ユーザーブログのHTTPS化に対応しました: お知らせココログ:@nifty

ココログのHTTPS化とGoogleアナリティクスとGoogle SerchConsoleの変更箇所: bigmoroのブログ

当ブログもhttpsにしました: arcadia's blog


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2018/04/06

「小水力発電が地域を救う」の感想

佐藤知一さんのBlogで「小水力発電が地域を救う」が紹介されていたので読んでみた。
読みやすかったので簡単なメモ。

【参考】
書評:「小水力発電が地域を救う」中島大・著 : タイム・コンサルタントの日誌から

Life is beautiful: 私が事故後、脱原発派に転向した一番の理由

【1】本を読んでみて、小水力発電の技術だけでなく、小水力発電を中核とした地域経済のエコシステム、そして、超低金利が普通となった現代において資本主義の終焉が間近に語られるようになった今、今後の文明の行き先みたいなことまで妄想してしまった。

【2】P.17-18
世界的に、経済のグローバル化と、それに抵抗する動きの対立が目立つようになりました。
(中略)
私自身の意見は、世界はモザイクのように個性的な市場がたくさん存在するのが自然だということになります。

P.18
東京の生活はお金さえあればとても便利ですが、いざ物資が入らなくなったら何もできません。
分業が進むと効率が上がりますが、効率性は脆弱性と裏表の関係にあります。

震災や福島原発の事故があった時の東京、関西を思い出せば、都市の生活は非常に脆いと身を持って感じた。

【3】P.176
町育ちの人たちばかりになると、社会が脆くなります。

P.177
私は、都市は人を育てない、と考えています。
都市は競争社会です。腕に覚えのある人が集まるウィンブルドンのようなものです。

一方、人を育てるというのは、とても冗長な営みです。
多様な才能を丁寧に育てないと優秀な人材は育ちませんし、育った優秀な人材がその時代の社会に適合するとは限りません。

これも同感。
だから、グローバル化に反対する人が欧米でも日本でも多くなったような気もする。
冨山和彦さんが提唱する「グローバル経済圏、ローカル経済圏」の話(「なぜローカル経済から日本は甦るのか」)もこれに通じる。

【4】P.22
小水力発電の可能性のある場所を開発すれば、山間地は電力の面で自立できるわけで、地域にとっては十分に大きな電力だと言えるのです。

p.47
農産加工品などの市場開拓は簡単ではありません。ところが、小水力発電の電気は、FITのおかげで必ず売れるという利点があります。

P.38
小学校の存続は、地域が存続するかどうかの先行指標と言っても過言ではありません。
子育て環境の悪化で若い夫婦がいなくなるだけでなく、子どもたちの帰属意識が薄れ、高校・大学を卒業した後戻ってくる動機が弱くなるからです。

子育てが重要な理由は、子供たちが大人になって、また地元の経済を活性化させる、というエコシステムの一部であるからだろう。
だから、今の日本では少子高齢化の危機意識が高まっているわけだ。

P.66
山村の土建会社は小水力発電で生き残れ

P.67
建設業者は水力発電と相性がいい。

P.138
(村長が発言)
道路をつくる予算を使って、代わりに水力発電所をつくれば、毎年、お金が入ってくる。
そのお金はムラのために使うことのできる自由なお金だ。

本来、日本は山が多い国なので、小水力発電に向く場所は多い。
小水力発電による発電量は少ないかもしれないが、村の住民の電気を賄うことは可能だし、今は売電することで安定的に利益も得られるメリットがある。

一方、村の土建業者にとって、小水力発電の建設、修繕、復旧などの作業は自分達のノウハウをそのまま流用できるので、技術的にも相性が良い。
しかも、公共工事の変動に左右されずに、売電収入が安定的に得られるメリットもある。
そして、土建会社の経営者は、経営面でもコスト感覚の優れた人達が多いので、小水力発電のようなビジネスを上手く回すのに向いている。
また、村の土建会社の経営者は、その地域の有力者の一人の場合が多いので、地域社会の取りまとめ役にも最適だ、と言う。

この辺りの内容は、書評:「小水力発電が地域を救う」中島大・著 : タイム・コンサルタントの日誌からの記事で詳しく解説されているので分かりやすい。

【5】P.145
自分達が主体になれば、地域が長く生き残れる

しかし、過疎地域で小水力発電を実現するには、地域の人達自身がリーダーシップを発揮して、彼ら自身で運営する仕組みが必要だ。
つまり、小水力発電という中核システムを基盤として、地域経済の持続的発展を目指すように、地域内の利害関係者が団結する必要がある。

「補償金は人を幸せにしない」「オープンにすることで地域利益を確保する」などのノウハウも書かれていて面白い。

【6】P.129
水力は高いは本当か?
水力発電は太陽光や風力に比べて初期投資の金額が大きくなるからです。

P.130
そのかわり、水力発電には、太陽光や風力よりも設備の耐用年数が長いことと、年間発電量が多いことの二つの利点があります。
100年間の総費用を100年間の総発電量で割って平均コストを算出すれば、おそらく太陽光や風力と同じか、むしろ安くなるはずだと考えています。
ただし、この計算では金利を一切考慮していません。

P.130
ソフト・エネルギー・パス」で「長期割引率はゼロもしくは若干マイナスと」すべき、と書いて以来、エネルギーシステムの持続可能性の議論において、割引率をプラスで考えるか、ゼロ以下にすべきか、経済はと環境派の対立点の一つになってきました。

P.131
割引率をゼロとする立場に立てば、金利を考えない100年間の平均コスト比較に合理性があるはずです。
また、現実の話、今の超低金利は一時的な現象ではなく、これからの標準的な状況だと考えています。

P.131
そもそも、高度経済成長期のような、リスクを取らずに金利が得られるという経済状況がむしろ珍しく、イスラム金融ルールのように、リスクを取らなければ金利を取るべきではないという経済状況の方が歴史的にはむしろ普通だったのではないでしょうか。

水力発電は他の再生利用エネルギーよりもコストが高いか否か、という問題点は重要だ。
筆者の意見では、長期的な割引率をゼロ以下とみなせば、むしろ安くなるはず、という。
理由は、現在の超低金利は一過性の事象ではなく、今後の標準的な事象とみなせるから、と。

この点に関しては、僕も同感。
既に、日本だけでなく欧米でも経済成長率がかなり落ち込んでいるのは誰が見ても明らか。
そして、日本や欧米の超低金利は一過性の事象ではなく、今後も続くだろう、とたぶん誰もが心の中で感じているのではないか。

ティール組織」でも、P.491にて「経済成長率がゼロの社会では、利子を産まないかマイナス利子を生む新しいタイプの通貨に投資しなければならなくなると考えている」という一節がある。
将来の経済について深く考えている人たちは、金利がマイナスになる経済、つまり資本主義の終焉について既に色々考えているのだろう、と思う。

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2018/03/23

自分の天分を知るとは何だろうか

ネットでウロウロしていたら、『物理の道しるべ―研究者の道とは何か』に関して、物理学者が自分の天分を知る事について記事があったのでメモ。
すごく心を揺さぶられた。
以下はラフなメモ。

【参考】
『物理の道しるべ―研究者の道とは何か』を読んだ - shiroshippo's blog

(引用開始)
少し前に読んだ。
元は雑誌『数理科学』の連載で,物理学者たちがその人生について振り返ったエッセイを集めたもの。
出てくる先生の人生も,運とか人のつながりで決まってるんだなと思った。

p.154, 155から引用。
私が物性理論という分野を選ぶまでにはいろいろな紆余曲折がありました。
高校時代は数学が3度のご飯より好きで,東大の理科I類に入学したときには当然数学科に進むつもりでいました。
実際,当時の雰囲気は最もできる学生が数学科に進学するという感じだったのです。
ご存じのように,東大では最初の2年間は駒場で教養課程を修了し,その後(実際は1年の夏休み明けごろに)学部・学科を決めるという進学振り分け制度が行われています。
その駒場での2年間,自分の適性というものを試してみるチャンスがあったわけです。

まず,大きな期待を持っていた数学ですが,すぐに自分には無理だとわかりました。
解析は良かったのですが,線形代数の講義が,いきなり体とか環とか抽象的なものばかり出てきて,公理・定理・補題…の連続に頭が痛くなってしまったからです。
その反動か,今度はドイツ文学や哲学に惹かれて文学部に進もうかと考えたり,そうかと思うと今度は化学こそは現実の世界に最も肉迫できる学問だと考えていろいろ勉強したりしていました。

ちょうどそのとき,化学の授業で「試薬分析」の課題がありました。
いろいろな試薬を使った反応を見て,試験管の中の未知の物質Xを決定せよ,という課題で,私はその日が来る前から十分な準備をして,「完璧な」場合分けの系統図を作り,どのような物質Xに対しても必ず決定できる方法を持って臨んだわけです。
ところが当日になると,匂いを嗅いだりして大体の「あたり」を勘でつけて,2, 3個の試薬を試して「わかった。
これはXXだ」と正解を出してしまった友人が近くにいたのです。

結局最後の一人になってようやく分析を終えた私に,担当の助手の先生が「君は理論に進んだ方がいいと思うね」とおっしゃったとき,人にはそれぞれの天分というものがあると実感しました。
抽象性と具象性の1次元座標を作ったときに学問分野に応じた抽象度というものがあって,数学を左端だとすると,素粒子理論,物性理論,物性実験,素粒子実験,化学,生物,医学というように並んでいてそれぞれの人に最適のところがあるのだと思います。

こういう風に,大学で何を専攻しようか迷っていた人は結構おおい。
(引用終了)

自分では理解できない現象に出会った時、自分の中でどう対処するのか?
現実問題として、生きていく中で、自分の中の知的誠実さを維持しながら、どうやって折り合いをつけていくのか?

40歳を過ぎてもまだ分からない人もいるし、20代で使命を見つけた人もいる。
自分が本当にやりたいこと、自分の使命とは何だろうか?
自分の天分とは何だろうか?

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2016/03/12

「社会人のためのシンポジウム発表入門 リーン論文作法」のリンク

@sakaba37さんの論文作法の資料が素晴らしいのでリンクしておく。

【参考】
社会人のためのシンポジウム発表入門 リーン論文作法: ソフトウェアさかば

和文論文誌 投稿のしおり 5.1 査読の基準

社会人が論文を書く時、慣れていないと正直書きにくい。
論文にはそれなりのお作法がある。
論文の査定基準として、たとえば、新規性・有効性・信頼性・了解性の観点がスライドでも紹介されている。
電子情報通信学会の査定基準らしい。

和文論文誌 投稿のしおり 5.1 査読の基準

(引用開始)
5.1 査読の基準

  基本的に,次の4条件について査読を行う.

(1) 新規性:投稿の内容に著者の新規性があること.
(2) 有効性:投稿の内容が学術や産業の発展に役立つものであること.
(3) 信頼性:投稿の内容が読者から見て信用できるものであること.
(4) 了解性:投稿の内容が明確に記述されていて読者が誤解なく理解できるものであること.

 信頼性については必須の要件であるが,新規性と有効性についてはいずれかが高ければ採録の対象となる.
 すなわち,新規性が高い場合は,有効性はさほど高くなくても採録の対象となり,有効性が高い場合は,新規性がさほど高くなくても採録の対象となる.

 新規性,有効性の評価では,できるだけ視点を広げて論文の良い点をみつけるようにする.
 このような観点で評価するときの参考として,新規性,有効性,信頼性に関するチェック項目を設定した.
 もちろん,これらのチェック項目をひとつでも満たす論文は採録可能であるというわけではない.
 論文の信頼性を確認したり,新規性,有効性に関する客観的な主張を明確にしたりする際に,参考にして頂きたい.
(引用終了)

4つの項目のうち、新規性や有効性の部分が書きにくいのではないだろうか、と思ったりする。
なぜなら、自分が書きたいと思う内容は、どこに今までにない新しい観点があるのか、ということを説明するのは難しいし、自分がいくら有効だと主張してもその根拠を定量的に示さなければ無意味なので、その裏付けにすごく労力がかかるから。
もちろん、信頼性や了解性も難しい。

論文であれ、報告資料であれ、発表資料であれ、@sakaba37さんのスライド17ページ「リーンな構成の論文」の構造はすごく役立つと思う。
論文全体の流れを組み立てる時に、新規性や有効性を盛り込むのが難しいなあ、といつも思っているが、「研究内容や結果の裏返し」が有効性の説明、「研究内容や結果が過去に提案されなかった」ことが新規性の説明、という観点はすごく参考になった。
確かに、イントロとまとめの部分は、後から修正する場合が多いから。

参考にしたいと思う。

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