IT本

2022/01/09

「RubyやRailsは終わった」という記事のリンク

「RubyやRailsは終わった」という記事があったが本当なのか?
見つけた記事だけをリンクしておく。
自分が後で読むためのメモ書き。

【参考】
“Rubyは死んだ”のか? まつもとゆきひろ氏が語る「プログラミング言語サバイバル」とRubyの未来 - Part1 - ログミーTech

Ruby2系はチームの幸福度を最大化できなかった - Qiita

「Railsは終わった」と言われる理由 - Qiita

Rubyは死んだというが。流行り廃りに拘らず、便利なものは活用すればいいのに - Qiita

Rubyは果たして死んだのか | 日経クロステック(xTECH)

Rubyは終わった?将来性と今後の展望をまとめてみた│エンジニアハック

将来性のないプログラミング言語5選として「Ruby」が挙がり話題に | スラド IT

個人的にはRubyは好きだ。
メタプログラミングRuby 第2版」を読んで、色々動かして、やっとダックタイピングの意味が分かった。
やはりRubyはJavaとは違う。
Rubyは究極のオブジェクト指向言語なのかもしれない。

また、Rubyというコミュニティも素晴らしいと思う。

なぜソフトウエア後進国の日本でRubyは成功したのか?~ソフトウェアの成功の秘訣はコミュニティ、そしてコンウェイの法則にある: プログラマの思索

一方、RubyはPerlのシンタックスを受け継ぐ部分があるせいか、初心者には読みにくい記法がある。
慣れないと使いこなせない部分もある。

「Rubyのしくみ」を読んだ後のRubyの感想: プログラマの思索

Ruby技術者認定試験の感想: プログラマの思索

Ruby初心者が間違いそうなこと: プログラマの思索

メタプログラミングRubyの感想: プログラマの思索

Rubyのブロック、Proc、lambdaのメモ: プログラマの思索

RedmineやRubyについては今後も追いかけていく。


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実践した後に勉強するのがエンジニアの本来の道

実践した後に勉強するのがエンジニアの本来の道というツイートに共感したのでメモ。

はじめ??ソシャゲフリーランスエンジニアさんはTwitterを使っています 「中島聡さんが プログラミングの勉強は、アプリの開発を通してするもの と仰っていたけど完全同意です 恐らく100冊の技術書を読むより1アプリを作るほうが勉強になる そして1アプリを作った時の答え合わせのために技術書を読む 勉強→実践が普通の思考ですが 実践→勉強がエンジニアの本来の道です」 / Twitter

エンジニアは、仕事でシステムを開発して経験した後、技術書を読んで自分の経験を振り返る方が良い。

なぜなら、IT、プログラミングの技術書は抽象的で具体性がない。
具体性をいくら書いても、所詮プログラムなので、実際に動かさなければ、どこに落とし穴があるか分からない。
本の中身を丸暗記しても、実際にプログラミングがスムーズにできるとは限らないし、思ったようにプログラミングできない場合が多い。

一通りプログラムを書いて、アプリを動かして体験した後で、その体験内容を技術書で採点する感じ。
技術書に書いている内容に、ふむふむその通りと納得する時もあれば、こんな使い方があったのか、もっと速く知っておけばよかった、と思う時もある。
一方、こういう部分が泥臭くて難しくてハマる部分なのに、技術書に書いていなくて、消化不良だな、と思う時もある。

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2021/08/01

OODAループの時代は、大事なのは使命であり、目標は使命達成のための手段に過ぎない

あるブログ記事で、OODAループの時代は、大事なのは使命であり、目標は使命達成のための手段に過ぎない、というメッセージが非常に心に残ったのでメモ。

【参考】
成績未達のものは、きつく叱責すべきか - ウィリアムのいたずらの開発?日記

PDCAサイクルは、1年毎の年間計画でよく使う。
しかし、超短期のサイクルでは使いづらい。
また、コロナ禍のような時代では、当初立てた計画が無意味となってしまった場合、PDCAを最初から作り直さないといけなくなる。

「PDCAサイクル全盛の時代は、目標を数値化してたてて、それを達成したらちょっと伸びた目標を立て続けていく」そんなやり方だった。
しかし、OODAループの時代では、「会社で大事なのは使命であり、目標は使命達成のための手段に過ぎない。」
つまり、「目標が達成しようがしまいが、目標と現実との差を常に感じ、使命達成のために行動する。そのためには目標の変更もあり得る。」

OODAループの考え方は、More Effective Agile ~“ソフトウェアリーダー"になるための28の道標で知っていたけど、腹落ちできていなかったと思う。
飛行操縦士が敵機を撃ち落とすための意思決定構造を形式化しただけ、というイメージで、ソフトウェア開発や経営に活用するイメージがなかった。

OODAループでは、目標よりも、価値や使命が最重要であり、目標や計画は達成するための手段に過ぎない。
目標や計画よりも、価値や使命が最優先であるという行動を誘発させること。

そんなことを考えると、OODAループはスクラムと相性が良いように思える。

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INSPIRED 熱狂させる製品を生み出すプロダクトマネジメントの感想~日本に足りないのはプロダクトマネジャーだ

INSPIRED 熱狂させる製品を生み出すプロダクトマネジメントを読んで、日本に足りないのはプロダクトマネジャーだと改めて思った。
ラフなメモ。

【参考
ソフトウェア・ファーストの感想: プログラマの思索
プロダクトマネジメントの感想~プロダクトオーナーはもっとチームの外のユーザに寄り添うべき: プログラマの思索

「クライアント-ベンダーアンチパターン」という根本問題: プログラマの思索

プロダクトマネージャに必要なスキルは何か?~「世界で闘うプロダクトマネジャーになるための本 ~トップIT企業のPMとして就職する方法」の感想: プログラマの思索

(2) 伊藤 大地 / Daichi ITOさんはTwitterを使っています 「NHKのデジタル人材採用の募集要項に並ぶ言葉がもはや「メディア」ではなくて、「テック」企業のそれ。全てはソフトウェアの構築とその応用…というデジタルの性質が募集要項にそのままアウトプットされている。 https://t.co/yIZHbpQG5y https://t.co/Yu4YGX97Wu」 / Twitter

一括請負案件では、どうしてもプロダクトマネージャーという役割は持ちにくい。
プロジェクトマネージャが案件の中心にいて、顧客とプロジェクトマネージャが対峙するというクライアント・ベンダー・アンチパターンにはまりやすい。

では、日本では、どんなソフトウェア開発でプロダクトマネージャーという役割が必要になるのか?
INSPIRED 熱狂させる製品を生み出すプロダクトマネジメントのあとがきでは、日本でプロダクトマネージャーが必要とされる場面は、スマホアプリの開発だという。

なぜなら、スマホアプリの開発では、利用ユーザの観点で、利用ユーザの導線を極力簡素化すべきであり、そのために機能はできるだけ削ぎ落とし、シンプルでワクワクするUIをいかに作り出すか、が大事になるからだ。
実際、一括請負案件でも、スマホアプリの開発が混じってくると、従来のウォーターフォール型開発で要件をガチガチに固めた後に機能やUIを開発したとしても、最後のユーザ受け入れテストで数多くの不満が出て収拾がつかなくなる場合も多い。
スマホアプリを実際に触ってみて、初めて操作感だけでなく、本来のユーザ導線を考えるという手戻りも発生しやすい。
僕もそういう現場を見てきた。

つまり、スマホアプリの開発はとりわけアジャイル開発に適していて、利用ユーザのユーザエクスペリエンスを重視するには、プロダクトマネージャーという役割の人が統括する方がうまくいきやすいと思う。


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CISOは経営がわかる情報セキュリティ最高責任者である

CISOハンドブック ――業務執行のための情報セキュリティ実践ガイドを読んで、CISOは経営がわかる情報セキュリティ最高責任者であると知った。
ラフなメモ。

CISOハンドブック ――業務執行のための情報セキュリティ実践ガイドは、セキュリティの本というよりも、IT技術者が経営層になった時、こういうふうに考えたり行動していくべきで、こういう考え方を持つべき、という点が参考になった。
既存の経営陣に情報セキュリティの重要性を認識してもらうよりも、IT技術者自身が経営の知識を持つ方が手っ取り早いし、その方が実際はうまくいくと思う。

リスク管理は、予想される潜在リスクへの対策だけでなく、想定よりも状況がうまく行った時に備える場合もある。
たとえば、ベンチャー企業が社員20名から200名へ急激に成長した時、事業拡大の速度が速い分、いろいろな歪が出てくる。
上手く行っていたチームも、業務量が増えてメンバーが増えると、チームが回らなくなる。
ソフトウェア開発では人員増はうまくいかないという先入観がありすぎて、人員増を極力抑えるのは失敗しやすい。

事業が予測よりもうまくいくと、問題が少しずつ表面化する。
そこで、こんな対策がある。
業務をアウトソースして、固定費(人件費)費を変動費化する。
商流を変えて、固定費(人件費)を販管費にする。
業務をシステム化して効率化することで、固定費(人件費)を抑制する。

組織的には、事業や業務の観点で組織構造を変えて、チームを分けたり増やしたりする。
チームリーダーを社内で育成する。
それでも不足するなら、リーダーを外部から採用する。

つまり、良い状況に変わることも一つのリスクとみなして、リスク対策は考えるべき。

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2021/06/20

なぜか2000年代にIT系の良い本が多いと感じる今日この頃

最近、Ciscoベースのネットワーク、組み込みソフトウェア開発・設計のためのモデリング、業務システムやERPを設計・分析するためのデータモデリングや業務フローの本を読み漁っている。
他にも、Matlab・Scilibのようなシミュレーション関係の本も探している。

たとえば、下記の本になる。

【1】「インフラ/ネットワークエンジニアのためのネットワーク技術&設計入門 第2版」「インフラ/ネットワークエンジニアのためのネットワーク・デザインパターン 実務で使えるネットワーク構成の最適解27」は、オンプレのネットワーク設計の解説でピカイチだった。
インフラ担当者なら当たり前の知識なのだろうが、アプリ開発の経験しかない僕にとってはとても新鮮だった。
クラウドやInfrastructure as Codeが何を解決しようとしているのか、について、考えさせてくれた。

なお、この本は2010年代の本だが、ほとんどのCiscoルータ・スイッチの解説・コマンドリファレンス本は2000年代が多い。

【2】「組込みソフトウェア開発のための オブジェクト指向モデリング (組込みエンジニア教科書)」も良かった。
話題沸騰のポットを題材に、ハードウェアのポットを要件定義から、オブジェクト指向設計、C++のソースコードまで落としてくれる。
業務システム設計とは違う観点で、状態遷移図やパッケージ間の依存関係が非常に重要になってくる。
2006年頃の出版で絶版。

【3】「7つの要素で整理する業務プロセス (for Mutual Interest SERIES)」は、業務フロー図の演習本だ。ひたすら、7種類の業務フローのサンプルと解説をしてくれている。
内部統制が導入された頃に、ITに関係ない人が業務フローを使うことになった時に使われたのだろう。
2007年頃の出版で絶版。

【4】しかし、それらの本は2000年代に良い本が多く、2010年代はほとんど出版されていない。
オブジェクト指向モデリング、データモデリング、オンプレのネットワーク、シミュレーションなどの基本的な技術の解説本がほとんど出版されていない。
なぜなのだろうか?

おそらく、IT技術のトレンドが激しく変化してしまい、従来の設計や技術は基盤として埋め込まれて、見えなくなってしまうくらい、当たり前になってしまったからではないか。
実際、データモデリングやオブジェクト指向モデリングも、その概念や考え方は、20年前も10年前も変わらない。

しかし、SOEのWebシステムでも、枯れた業務システムであっても、データモデリングは必須だし、オブジェクト指向モデリングも知っていて当然だろうが、そういう技術を知らずにどっぷり最先端の技術にハマってしまう。
今となっては、最先端の技術から古い技術に遡るしか無いのだろうが、基本的な技術無しで取り組んでいる感じで、何か腑に落ちない時が多いと思う。

2000年代に良い本が多いのに、割と絶版になっていたりする。
すると、それらの本に含まれているノウハウや優れた説明は継承されることなく消えてしまう。

たぶん、ベースとなる技術はもはや当たり前であって、ベースの技術や基盤の上で、次々に新しいサービスをどんどん生み出していくのが普通になっている。
だから、逐一古い基礎的な技術を掘り返すのは手間がかかり過ぎるのかもしれない。

この辺りの理由は色々探りたい。
そして、その悪影響についても考えてみたい。


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2021/05/08

『オブジェクト指向でなぜつくるのか』第3版が出版された

『オブジェクト指向でなぜつくるのか』第3版が出版されたのでメモ。

【参考】
『オブジェクト指向でなぜつくるのか』第3版

オブジェクト指向でなぜつくるのか 第3版|日経の本 日経BP

「オブジェクト指向でなぜつくるのか」は良い本だ: プログラマの思索

「オブジェクト指向でなぜつくるのか」は良い本だ: プログラマの思索では、第2版を改めて読み直してみた。
オブジェクト指向プログラミングがヒープ領域を使っていることから、UMLによる汎用の整理術、XPに至るまでのアジャイル開発、そしてパターン言語まで幅広い。
こういう一大ストーリーでまとめているのはすごいと思う。

僕が思うに、オブジェクト指向の考え方をアジャイル開発、特にスクラムに適用している所が一番興味はある。
たとえば、「More Effective Agile “ソフトウェアリーダー”になるための28の道標」では、「スクラムチームはブラックボックスとして扱うべきだ」という主張が何度も使われている。
つまり、スクラムチームはInputとOutputだけ管理すればよく、プロジェクトマネージャはマイクロマネジメントする必要はないし、マイクロマネジメントすべきでない、という主張が一貫して流れている。
これもオブジェクト指向のカプセル化がわかっていれば、とても腑に落ちる。

More Effective Agileは良い本だ: プログラマの思索

「オブジェクト指向でなぜつくるのか」本はずっと読まれ続けてほしいと思う。

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2021/02/01

本を書く時の心構え

結城さんが本を書く時の心構えを公開していたのでメモ。

【参考】
次に書く本を考えているときのこと(思い出の日記)|結城浩

(引用開始)
でも、次に書く本を考えているときは、モードがずいぶん違います。
自分の心をとにかく広く広く広げる。遠くの地平線のその向こうまで見るような気持ちで、自分の四方を見渡す。
自分の両手がまるで大きな大きなコンパスになったような心持ちで、ぐるーりと巨大な円を描く。
「よーし、ここまでは届くかなあ。いや、もっと行けないかな?」などと考えつつ。

自分が、現在の段階で、その領域の境界部分を詳しく知っているかどうかはあまり考えない。
でも、数ヶ月の後に、その境界付近にある「とっても面白いところ」に接近できるかの見込みは立てる。

……私が次に書く本を考えているときには、そんなことをイメージしているように思います。

書き始める時点では知らなくてもよいけれど、書き終えた時点ではかなり詳しくなっているはず……という微妙な案配を見極めるのは難しい。
つまり、「自分がすでに知っていて何も考えなくても書ける」という難しさの本だと、私は書いていてつまらなく感じる。
それよりも「調べつつ・考えつつ・謎解きしつつ書かなくちゃ」という難しさの本がよい。
(引用終了)

僕は、本を書くということは、「今ここにいる自分」の知識と経験をフル動員して書くものだと思っていた。
僕は、全ての書物は、私小説だと思っていたから。

なぜなら、何かを書いて本として公開する、という意味は、自分がどこまで理解して、今まで誰も知らなかったことを発見したから世の中に広く知らしめたい、と思っていたから。
たとえば、自分の理解度が浅かったり、経験が少なければ、書物の内容はとても浅薄なものになりがちだ。
よって、書き始める時点で、内容のほとんどは自分が抑えていて、コントロールできなければならない、と思っていた。

たとえば、戦前の日本の小説家が書いたスタイルである私小説は、小説家自身の生活をベースに書いていたから、彼らのインプットが非常に少ないので中身はとてもつまらないと思っていた。

一方、結城さんの意見では、「最終的に本を書き上がる時点の自分」の知識と経験を書けばいい、というスタンスだ。
つまり、書き始める時点では、中身はまだ曖昧模糊でもいい。
書き終えた時点で、骨格も中身もプロットも全て完成していればいい。

よって、書き始める時点では、調べて考えてストーリーが決まったな、という範囲を予測できればいいし、その予測した範囲が自分の手の内に収まる程度であるか見積もりすればいい。
つまり、調べながらあれこれ考えたり、空想したりする余裕がある。
謎解きする楽しさの余地を残している。
書き始めた時点のストーリーが、謎解きするうちに、書き終えた時点では全く違うストーリーで完成度が仕上がっている、みたいなイメージになるのだろう。

今度書く機会があれば、こういう発想を使ってみたい。

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2020/12/09

GTDは箱の使い分けが鍵を握る

GTDは興味を持つけど、なかなか使いこなせない。
GTDは箱の使い分けが鍵を握ると気づいたのでメモ。

【参考】
何かとわかりづらい GTD について、エンジニア向けにざっくり説明してみる - Qiita

GTDを噛み砕く

プロジェクトマネージャの意思決定プロセスや判断プロセス: プログラマの思索

【1】GTDが難しいのははぜか?
Inboxに溜まったタスクをふるい分ける箱の数が多すぎて、迷ってしまうからではないか。

GTDを噛み砕く 第1章 GTD をわかった気になる

(引用開始)
ただ、この「箱」が曲者で、GTD では何個も「箱」が登場します。
(引用終了)

7 つもあるの? 何かとわかりづらい GTD について、エンジニア向けにざっくり説明してみる - Qiita

(引用開始)
GTD ではリストを 7 つほど使う。この 7 つのリストについて解説する。

7 つもあるの?
7 つというと多そうだが、「気になること」およびそこから派生するタスクには色々性質があり、ちゃんと運用したいなら役割分担がどうしても必要になる。GTD では「こんなリストがあったら便利だよね」という発想で、異なる役割を持つリストをつくって厳選した結果、7 つほどになった。

プログラミングでも神クラスをつくったりはせず役割ごとにクラスを分けたりするが、発想としては同じである。
各リストについて、名前だけ

インボックス(Inbox)
いつかやる(Someday)
資料(Pointer)
カレンダー(Calendar)
連絡待ち(Waiting)
プロジェクト(Project)
次に取るべきアクション(NextAction)
(引用終了)

GTDでは、頭の中にあるモヤモヤしたアイデア、不安なこと、ちょっとした気付きなどは全て、Inboxに吐き出す。
そこから、箱に分けていくのだが、そこで手が止まる。
どこに入れればいいのか、迷ってしまうのだ。
はじめてのGTD ストレスフリーの整理術を読むと、なぜか混乱してしまう。

結局は、それぞれの目的に箱があるだけと思えばいい。
プログラム的には、IF文で条件分岐しているだけと思えばいい。
下記のPythonプログラムが分かりやすい。

何かとわかりづらい GTD について、エンジニア向けにざっくり説明してみる - Qiita


(引用開始)
フローチャートというとひるみがちになるが、イメージとして以下のとおり、ただの条件分岐の列挙なのでひるむことはない。

def proceed_inbox(list_inbox, list_itukayaritai, list_siryo, ...):
for kininaru_koto in list_inbox:
if kininaru_koto means 'いつかやりたい':
list_itukayaritai.append(kininaru_koto)
continue
if kininaru_koto means 'あ、これ改めて見たら不要だわ':
continue
if kininaru_koto means 'これってただの情報源だよね':
list_siryo.append(kininaru_koto)
continue
...
# 全部処理したのでインボックスを空にする
list_inbox = []
(引用終了)


【2】GTDが難しい理由のもう一つが、箱を整理するタイミングが混乱しやすいこと。
「週次レビューが重要だ」とはじめてのGTD ストレスフリーの整理術でよく書かれているのだが、ピンとこなかった。
結局は、箱に溜まったタスクを整理するだけのことだ。

箱ごとに、中身を整理するタイミングは微妙に異なる。
重要度が高ければ、日次レビューだし、随時レビューすることもある。
一方、レビューのタイミングは、週末だけ、月末だけ、年に1回だけのこともある。

リストとは 何かとわかりづらい GTD について、エンジニア向けにざっくり説明してみる - Qiita

(引用開始)
各リストは以下の設定(使い方などのルールを定めた設定)を持つ。

Write Timing …… いつ書き込むか。書き込む頻度はどの程度か。
Write Content …… どんな内容を書き込むか。
Review Timing …… いつ見直すか。見直す頻度はどの程度か。
Review Action …… 見直しとして具体的に何を行うか。
要するに「いつ、何を書き込むの?」と「いつ読み返すの?読み返して何をするの?」を定める。
(引用終了)

【3】「GTDとはリスト駆動生活である」ということだ。
リストを作っておき、1日の生活をリストから駆動して、タスクをこなしていく。
チケット駆動開発と発想は似ている。

(引用開始)
リスト駆動生活とは、リストを中心に生活を回すこと。具体的には

朝起きたらリストを見る
やることが書いてあるので、一つ選んで消化する
リストに戻ってきて、次のやることを選ぶ
...
こんな生活。窮屈そうだが、リストにさえ書いておけば忘れない という状態を手に入れることができるため、ほぼ必須の概念である。

GTD では、「次に取るべきアクション」リストがこれに相当する。
(引用終了)

GTDはリスト駆動開発であり、箱の整理のタイミングを重視している。
その発想をチケット駆動開発に適用すれば、チケット駆動開発でも、チケットの整理や棚卸しはタイミングが重要だ。
チケットの整理のタイミングに対し、プロジェクトのイベントを対応付ければ、チケット駆動開発は上手く運用できるはず。

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2020/12/06

考えながら書く人のためのScrivener入門の感想

「考えながら書く人のためのScrivener入門 小説・論文・レポート、長文を書きたい人へ」を読んで、改めて、物書きになる環境について色々気づきがあった。

【参考】
統合執筆環境Scrivenerのリンク: プログラマの思索

「考えながら書く人のためのScrivener入門」の帯には、「書く才能はある!足りないのはScrivener」という文言がある。
僕も出版した経験があるから理解できるが、書物1冊を書き出すのは本当に大変だ。
大変な理由は、1冊20万字くらいの文字数を書き出すこともあるだろうが、むしろ、構成やストーリーの一貫性や整合性を考える点の方にあるだろうと思う。

「考えながら書く人のためのScrivener入門」には、3人の小説家がScrivenerを使って執筆した経験談をインタビューしてくれている。
読んでみると面白い。
気になった点はいくつかある。

一つは、小説や書物という長編を書く場合、何かしらの文書の構成方法や構成を管理する環境が必要になる点だ。
たとえば、200ページの本を印刷してつなげると、16メートルの長さになるらしい。
すると、修正する時に、該当の箇所を探し出すのに、画面スクロールを16メートルも指を動かしているわけだ。

修正を何度も繰り返すたびに、そういう動作を何度もやっているわけで、そういう無駄な作業時間をストップウォッチで計測したら相当なロスになるはずだ。
実際、単純な検索機能では、同じような文言が見つかったり、構成を見直すためにあちこちを修正する場合は、考える時間よりも探し出す時間の方が多くなり、せっかくのアイデアが失われてしまう。

そこで、Scrivenerの出番になる。
Scrivenerでは、文書を1ペインのアウトライナー画面、2ペインのテキスト画面、コルクボード形式でアイデアを発散させる画面など数多くの機能がある。
つまり、ある時はアイデアを適当に発散させたり、あるシーンだけを詳細に書いたり、いくつかの物語のプロットの構成を考えながら節ごとに入れ替えたり、などと考える場面に合わせて変更できる。

他にもタグ付け、ラベル付け、とか、数多くのファイル出力機能、Dropboxと連携してバックアップの同期を取るなどができるらしい。
個人的には構成管理が気になるが、スナップショット機能があるらしいので履歴管理できるらしい。

2つ目は、3人の小説家は統合執筆環境Scrivenerだけで書いているのではなく、小説を書くまでのアイデア発散フェーズではマインドマップやアウトライナーのエディタを使ったり、遂行する段階ではPDF出力して印刷した紙で読み直すなど、割とアナログな面も残していることだ。
結局、ITというツールをいかに使いこなして、生産性を上げているとしても、その根っこにあるアイデアの発散や連想によるアイデアの結合などは、従来のアナログの手法とは変わらない。

この点は、Redmineのようなチケット管理ツールでも、その背後にある開発プロセスの話に結局落ち着く点に似ている。

3つ目は、長文の原稿は数多くの短編に分割して管理するのが推奨されていること。
ソフトウェアにおける分割統治と同じ発想だが、ソフトウェアが階層化してポインタを使う手法に対し、執筆では、文書を階層化するとしても1ペインのアウトライナーを有効に使う手法になる。

つまり、Wordのアウトライン機能のように、レイヤごとに見出しを揃えるが、その見出しはフォルダでもありテキストにもなりうる。
BEITELというアウトライナーのエディタのように、1階層目の見出しだけでもストーリーとして読めるし、2階層、3階層の中間レイヤの内容だけでも十分にストーリーとして読めるような構成にするわけだ。

BEITELとは - アウトラインエディタ BEITEL(バイト)

僕はマインドマップが大好きなのだが、何かしらの報告書や議事録のように、長文の文章を書く時にマインドマップでは何か物足りず、何かしらの機能が必要だと思っていた。
たぶんその原因は、発散したアイデアを一つの文章という1次元のデータに変換して、論理構成を保つには、アウトライナーのようなツールが必要だと直感していたためだろうと思っている。

この辺りの思考ツールや書き方については色々まとめてみる。


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