英語

2020/05/07

ユタ州15歳少女と父親のデュエット「The Prayer」のリンク

ユタ州15歳少女と父親のデュエット「The Prayer」をYouTubeで聞いた所、思わず聞き惚れたのでメモ。

ユタ州15歳少女と父親のデュエット「The Prayer」、国を越えて反響 - VOICE 洋楽

コロナウイルスの状況は日本よりも米国の方がひどいとニュースで聞く。
そんな中で、素晴らしい歌声を聞きながら、下記の記事にも惹かれた。
「ウイルスよりも伝染しやすい唯一のものは、希望です」という言葉はまさにその通りと思うし、こういう状況だからこそシンプルな言葉が響く。

(引用開始)
With so much going on in the world, sometimes it’s best to pause and remember the simple prayer of a father and daughter for “life to be kind.”

「世界で様々なことが起きているなか、時には立ち止まり、”穏やかな人生”への父と娘のシンプルな祈りを、思い出すに越したことはありません」(Facebook)。

(中略)

試行錯誤しながら、共に学びながら歌い、親子の絆を深めているという。子どもたちはあっという間に大人になり、巣立っていく。マットは「このコロナウイルスの状況の中で、私たちにとって一条の光があるとすれば、それは私たちが一緒に過ごす時間がたくさんできたことです」。

(中略)

マットは、「ウイルスよりも伝染しやすい唯一のものは、希望です」、「ですので、少しでも希望を広げる小さな手助けができればと願っています」。
(引用終了)

「The Prayer」のYoutubeのコメントに思わず声を失ったし、そういう中で人間性を保ち続ける厳しさも感じ取った。

(引用開始)
My husband has been battling cancer. He was in the hospital having part of his liver removed and because of the Corona Virus I was not allowed in the hospital to be at his side. I was home pacing and scared. A friend sent me an email and told me to listen. I sat alone at my computer, listening to your song, with tears streaming down my face. I have heard The Prayer sung by many different artists but you two are the most amazing! Not only do you have the most beautiful voices, you two have the most pure, sincere voices! You sing from your soul! I can't thank you enough for touching the deepest part of me and lifting me up during a very dark and scary moment in my life. You both have been given an incredible gift. God Bless You for using it to lift so many others! With Love and Gratitude, Debbie
(引用終了)

「You Matter to Me」も素晴らしい歌声。
最初は「You Matter to Me」の意味が分からなかったが、娘も父親もすごく心も力も込めて、「ユー・マター・トゥー・ミー」と歌うので、その意味を思わず辞書で調べた。
たぶん「あなたは私にとってとても重要なのです」というメッセージ。
つまり、「あなたは一人ではない。私があなたの存在を必要としている」というメッセージを送っているのだろう。

でも、今回のコロナウイルス事件は、親密な人間系を大切にする欧米の文化をことごとく潰そうとしているのだろうと思う。
Social Distanceの文化は、人間関係の距離を縮めたい本能を妨げるものだから。

Savanna ShawはInstagramを利用しています:「My little sister was slowly walking towards my mom today, crying and heartbroken. My mom thought maybe she’d fallen off her bike, but when…」

(引用開始)
My little sister was slowly walking towards my mom today, crying and heartbroken. My mom thought maybe she’d fallen off her bike, but when she asked her what was wrong, she said “I miss my grandma. I just want to be close to her. I wish the quarantine was over.” ? The physical distance from our loved ones has been so difficult, even for young children! Grandma matters to Pennie Jean. Our family and our friends matter to us, and we matter to them. But, that’s not where the circle of “people who matter” ends. To all of the healthcare workers and first responders keeping us safe, you matter. Those who are working overtime so stores are able to stay stocked with essential items we need to live, you matter. To the moms and dads who are now juggling their normal responsibilities with homeschooling and easing the worried hearts of their children, you matter! .
.
There is so much love to be given, and received. Tell somebody they matter to you. ??
(引用終了)

こういう洋楽を聞いていると、欧米人は表情豊かで、親密な人間関係を大切にする人達なのだ、と改めて感じる。
だから、初対面でも、ハグしたり、キスしたり、個人的なパーティを開くわけだ。
そういえば、かつて下記のような記事を読んで、その時はピンとこなかった。
しかし、今はその意味が分かるようになった。

恥ずかしくなるくらいでちょうどいい! 英語の息の使い方 | 語学力アップブログ | アルク

(引用開始)
かつて私がイギリスに留学中、ある程度英語は話せていたけれど、今思えばまだまだ平坦にしゃべっていた頃、イギリスで育った日本人の友人が私のステイ先に遊びに来ました。彼女がホストマザーと話していた時、その家にあった立派な置物を誉めるのに、

"Oh, that's beautiful!"

と言ったのですが......。
皆さん、今これをさらっと読みましたね? 違うんです(笑)。彼女は(文字では表しにくいのですが、あえてひらがなで)「びゆーてぃふぉー」と、「ユー」の音をものすごく強く高く叫んだのですよ。これにはやられました。「うわ、やりすぎ......」と、こちらが恥ずかしくなるくらいでちょうどいいのね、というのを私はこの時学んだわけです。
(引用終了)


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2019/12/26

Audibleのメモ

TOEICの勉強の時に、試験問題だけでは飽きてしまうので、Audibleで聞きやすい小説はないかと探していた。
色々試してみて、自分には推理小説の方が聞きやすいと感じた。
さらに調べてみた結果、Dramatized版が個人的には気に入った。

高校時代に聞いたラジオドラマのイメージに近い。
ナレーター1人の朗読では、単調すぎて飽きやすい為。
自然の音や人間の動作の音があれば、たとえ英語が分からなくても、そこから情景をイメージできるから。

シャーロックホームズの回想(最後の事件):Audibleのオーディオブックで英語力アップ!:So-netブログ

(引用開始)
このとき、本ではあまり細かい情景描写は無いのですが、田舎の村の情景が目に浮かぶような鐘の音や自然の音、鳥の声、ホテルでの食事 などなど、細かい描写が加えられていて、あたかも一緒に旅をしているかのように感じることができます。
こういった変更なので、私としては大歓迎なわけです。
そして、何より秀逸なのは、背景音です。
申し訳程度に足音が入っている、とかではなく、家に踏み込むときはいかにも複数の人間が踏み込んで階段を駆け上がる、街を歩くときには本当の街の喧騒がはいっている、田舎にいけば自然の音が入る、書斎にいれば書斎の雰囲気が出ている、など。。
背景音が途切れることがほとんどなく、実際に「こういうときはこういう音がするだろうな」という音が入っており、本当に飽きさせません。
目を閉じて聞けば、"通勤列車の中でもココロはドイツ" に行けてしまうので、本当に癒されます。。
さらにキャストも人物ごとに別々の人が演じているため、その点もぬかりはありません。
(引用終了)

個人的には、下記のAudible版のシャーロック・ホームズとアガサ・クリスティが聞きやすかった。
シャーロック・ホームズの場合、英語版のスクリプトも日本語版の翻訳もクリエイティブ・コモンズで無料で手に入れられるので、聞き取りチェックや意味の理解にも使えるのは便利。

Audible版『Sherlock Holmes - The Speckled Band (Dramatized) 』 | Arthur Conan Doyle | Audible.co.jp

Sherlock Holmes - The Hound of the Baskervilles (Dramatized)|Audible.co.jp公式サイト

Audible版『Murder on the Orient Express (Dramatised) 』 | Agatha Christie | Audible.co.jp

Audible版『Death on the Nile (Dramatised) 』 | Agatha Christie | Audible.co.jp

「バスカヴィル家の犬」一文目の謎 | トコトン英語

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2019/11/21

「英語が楽天を変えた」本の感想

「英語が楽天を変えた」本の感想をメモ。
結論のないポエム。

【参考】
「大学入試の英語テストはTOEFLに変更せよ」 楽天・三木谷社長が提言する「英語革命」(BLOGOS編集部)

最近、大学入試でTOEFLのようなグローバルなテストに変革しようとして、結局挫折した記事があった。
その背景には、どうやら楽天社長の意見もあったらしい。
そこで、「英語が楽天を変えた」本を読んでみた。

楽天は「英語公用語化」でどう変わったのか | 英語学習 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

「英語が楽天を変えた」本で興味を惹く点はいくつかある。

【1】1つ目は、英語公用化に対する反応集団が3つあり、それぞれ異なる特徴を持っていたこと。

その集団は、「日本で働き日本語を母語とする社員(言語的疎外者)」「欧米で働き英語を母語とする社員(文化的疎外者)」「アジア、アフリカなどで働く英語・日本語以外を母語とする社員(二重疎外者)」の3つ。

言語的疎外者、文化的疎外者の特徴は分かりやすいが、二重疎外者という集団も存在し、二重疎外者は積極的に英語を通じた日本文化や組織文化を素直に取り入れた、という話が面白かった。
彼らは、日本人よりも英語を習得しやすく、それによって仕事の幅が広がり、昇格のチャンスも増えるインセンティブが働いたためだろう。

【2】2つ目は、英語公用化は欧米化ではなく、日本の企業文化で統一されたこと。

文化的疎外者にとって、英語化によって、自分たちの欧米文化が日本の組織に取り込まれると期待していたが、実際はそうではなかった。
言語的疎外者が英語をマスターすることで、自分たちの日本の組織文化を世界中の支社に発信できたり、その意図を浸透させる手段を持ったことで、文化的疎外者に組織文化を押し付けることができるようになった。
楽天といえども、日本企業であるからには欧米企業とは異なり、日本企業らしい手続きの多い組織文化は多少はあったし、その文化の背景にある共通目的を社員に反映させやすくなったわけだ。

文化的疎外者にとってはありがた迷惑だったのかもしれない。
以前は、自分たちの職場では日本とは異なる欧米文化だったのに、たとえ米国の職場であっても、日本本社に統制されるようになったわけだ。

一方、言語的疎外者は自信を持って自分たちの組織文化を主張できる手段を持つインセンティブが生まれたわけだ。

【3】3つ目は、英語公用化というケース事例を統計学と組織行動学の観点で緻密に分析された手法が興味深いこと。

組織行動学では、組織内の集団は、環境に応じてどのような態度や行動を取るのか、という問題を前提として研究されていると思う。
では、その問題をどのように把握して、分析する手段があるのか?
その手法はアンケート収集とその統計処理にあるようだ。

おそらくランダム比較テストになるように、組織内の集団をセグメント別に分けて、アンケートを収集し、そこから集団の特徴を表すような変数を洗い出し、そこから仮説を導き出す。
その仮説が正しいか、新たなアンケートを集団の別のセグメントへ適用し、その反応をさらに分析していく、みたいなイメージかな、と想像した。

昨今では、コンピューティングパワーのおかげで、ABテストによるランダム比較実験がやりやすいし、膨大なデータがあっても即座に統計処理できる。
つまり、組織行動学や行動経済学のように、組織や集団の行動変数を抽出して新たな知見を見出す学問は、統計処理やコンピューティングパワーとすごく相性が良いのだろう、と思う。
そして、こういう学問の研究で得られたノウハウは、従来の古い考えをひっくり返すような、地動説のような特徴があるのだろう、と思う。
そう思うと、すごくワクワクする。

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2019/06/17

英語の考え方と学習方法

ちょっと英語を勉強したので、自分の感想をメモしておく。
ポエムとしてラフなメモ書き。

【1】英語の音は日本語と音域が違う。

英語と日本語では周波数が違うの?周波数の違いについて

「日本語は外国語と比べると周波数が低いことが特徴です。日本語の周波数は125ヘルツから1500ヘルツに対して、英語は2000ヘルツから1万2000ヘルツと大変その数値も異なる」事実から、日本人は英語習得にかなりの弱点を既に持つ。
「小鳥の声を人間の耳で聞く」ようなものらしい。
だから、意識してListeningを鍛える必要がある。

また、日本語は同音異義語が多い。
一方、英語は異音同義語またはパラフレーズが多い。
おそらく日本語は、母音、子音の数が少ないので、同音異義語が多くなりがち。
だから、日本の和歌では、あえて同音異義語を多用することで、一つの文章に複数の意味をもたせる技法が発達した。
掛詞はたぶんそういうもの。

和歌が同音異義語を多用したことで、日本語は今のような言語になった

一方、英語の異音同義語はパラフレーズとして意識して覚える必要がある。

【2】英語は配置の言語。

英語は単語の語順にこだわる。
それは、SVOだけではない。
英語は形容詞にも語順がある。

日本語と英語の差

(引用開始)
英語は形容詞にも語順があります。例えば、『アメリカ製で古くて大きな赤色の車』を、『赤色の大きな古いアメリカ製の車』と形容詞の順番を逆さまに言っても、日本人には何も違和感は持たれません。しかし、英語で形容詞の順番をばらばらに言うと、意味は通じますが、落ち着きの悪い表現だと違和感を持たれてしまいます。英語で正しく表現すると、「a big, old, red, American car」と、1.サイズ、2.古さ、3.色、4.製造場所、5.材質、と形容詞の順番が決まっているからです。
(引用終了)

たぶん、この考え方は、三森さんの「空間配列」の考え方につながっているのだろう。
つまり、「空間配列:空間的に提示された情報を、大きい情報から小さい情報(全体から部分)に向かって並べる方法」というロジカルシンキングにつながっている。

「大学生・社会人のための言語技術トレーニング」の感想: プログラマの思索

大学生・社会人のための言語技術トレーニング - 発声練習

(引用開始)
三森さんが以下の部分で指摘されているように、卒業研究、修士研究で学生指導をしていて思うのは空間配列がうまく訓練されていないこと。これまで4か国のアジアの国の学生に指導してきたけど、みんなダメだった(もちろん、私も4年生まではダメだった)。

もう一つ重要なのが、空間配列の考え方が、その後の物事の捉え方や考え方に大きな影響力を与える点です。一度空間配列のスキルが身につくと、ある対象を見たとき、無意識に大きなものから小さなものへと視線を動かしたり、頭の中で空間配列のルールに従って情報を整理したりするようになります。そのため、空間配列が身につくと、情報提示の仕方に変化が現れるだけでなく、情報の取り入れの過程での頭の働き方まで変わってきます。
日本では残念ながらこの空間配列を教育現場で学習する機会はほとんどありません。それどころか、日本語訳も確定していません(本書では便宜的に、spatial order を空間配列と呼びます)。一方、言語技術を実施する国ではこの空間配列を、小学校4~6年生のころに学習し、スキルがに身につくまでトレーニングが繰り返されます。
(引用終了)

【3】返り読みは日本人の悪い癖。
「返り読み」は日本の古い英語教育の弊害。
漢文のレ点のように、漢文のやり方を英語教育に導入したのが間違いではないか?

英単語は聞き取れるのにリスニングができない5つの原因はコレ!

(引用開始)
受験生時代に一生懸命英文和訳に取り組み、「返り読み」の習慣ががっつり身についてしまっている人ほど、この「単語は聞き取れるのに、意味が分からない」ということに悩まされます。
返り読みというのは、たとえば、
I saw the painting which she had bought at the auction.
という英語を
「私は彼女がオークションで買った絵を見た」と訳すことです。Iの次は、後ろのwhich以下を先に訳して、そして最後にsaw the paintingに返ってくるというやり方ですね。
今までの癖で、リスニングでも多くの人がこのように英語を理解しようとしてしまいます。でも、英語は待ったなしでどんどん流れてきますから、すぐに理解が追いつかなくなってしまいますよね。これが「単語は聞き取れるのに、意味が分からない」という状況になる原因です。
じゃあ、どのように英語を理解していけばいいかというと、「英語を英語の語順のままで理解する」必要があるんです。
I saw the painting /  私はその絵を見た
which she had bought /  それを彼女は買った
at the auction.  オークションで。
といった具合に理解していく癖をつける必要があるんです。
(引用終了)

返り読みという癖を治すには、古い英語教育を受けている人ほど相当な時間がかかる。
僕もそう。
正直、日本語を捨てた方が早いのでは、と思う時もある。

英語を身に付けたいならこの3点を意識せよ | 英語学習 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

(引用開始)
次に「英語の語順」を意識してみましょう。
そもそも英語とは、まず「結論」があって、その結論について付帯状況を連ねて説明し、膨らませていく言語です。ネイティブたちにとって「結論」から理解していくというのは、ごく普通のことといえるのです。そのため、私たちが英語を勉強するうえでは、「英語の語順」で意味を理解することが必要となるのです。
(引用終了)

英語の語順を意識するようになると、主張→理由→結論のような話で組み立てるようになる。
I think that~, because~ みたいな形式だ。
すると、自然にエレベータートークのようなスタイルが身につく気がする。

(引用開始)
3つめが「意味のまとまりごとに理解する」です。
たとえば、あなたが「返り読みをしない」「英語の語順で読む」を意識してネイティブと会話をした場合、必然的に新しい情報を頭からどんどんインプットしていくことになります。ところが、ネイティブの話す英語を文頭から文末まで聞いて、一瞬ですべてを訳すことなどできませんよね。そこで、具体的には英文を「意味のまとまりごとに理解する」ことで、分割して日本語訳をしていくのです。
(引用終了)

これはスラッシュリーディングと同じ。

以前、英会話学校の先生から、世界中の言語は4千種類あるが、英語のようなSVO形式と日本語のようなSOV形式のどちらが言語の数は多いか?と質問された時がある。
実は、日本語と同じSOV形式の方が言語の種類は多いらしい。

しかし、話す人口は、英語や中国語のようなSVO形式の方が圧倒的に多いらしい。
そういう意味でも、「返り読みしない」「語順を重視」する英語に慣れておくのがいいのだろう。

【4】語学はスポーツと同じ

語学の勉強が面白くないと思う時は、スポーツの単純練習やウェートトレーニングに似ていると感じる時だ。
単調な練習を毎日繰り返すのは、正直楽しくない。
何かしらの目的、成長する実感がなければ、単純な反復練習を繰り返すのは精神的に難しい。

【音読で英語力を伸ばす方法】 | パーキンソン病への指導実例を愛知県豊橋市mixs.スタジオから配信。松本孝一によるパーキンソン病他、指導結果のリアル

(引用開始)
学習を意識した時は、とにかく速く、無心で音読を繰り返すこと。
イメージとしては、高校時代の古典の授業や百人一首、九九の暗記などを思い出してみるといい。
読んでいる内容ではなく、イメージが浮かぶまで読み込む。イメージが浮かぶまでがポイント。
(引用終了)

(引用開始)
考えて勉強する場合は、主に左脳を使っている状態。
これは、記憶には、向いていない。
一方、右脳は考えて記憶を構築するのではなく、同じことを繰り返して体で覚える部位。
右脳を使った場合は、長期記憶が期待できる。
九九にはじまり、自転車の乗り方、スキーの仕方、など、体で覚えたものであっても深く記憶されたものは、忘れない。
これが語学はスポーツと同じと言われる所以でもある。
(引用終了)

語学の学習が右脳を使うと呼ばれる所以も、たぶん、左脳を使わず、反射的に受け答えすることを重視しているからだろう。
「左脳リスニング病」なる病気(?)もあるらしい。

英語のリスニングでやってはいけない「3つのこと」 - GOTCHA!

【5】音を聞いて映像が思い浮かぶ(visualize)

英単語は聞き取れるのにリスニングができない5つの原因はコレ!

(引用開始)
英語が理解できている状態というのは、頭の中で映像が浮かんでいる状態です。でも、自分にとって身近ではないトピックの場合は、その映像を頭の中で作るだけの材料となる背景知識がないので、映像が浮かばないのです。
(引用終了)

日本語の小説を読めば、すぐに頭の中で映像化されているだろう。
井戸端会議の会話から、内容を映像化できているだろう。
同様に、英会話を聞いた時、英文を読んだ時は、意識して映像化(visualize)してみる。

「ネイティブの子供は、これに自分の経験(まわりで起きていること、自分がすること)を結びつけて、音=意味で言葉を習得していく」。

【6】英語は「中心から始まる」。日本語は周辺から始まる 。

感覚でつかめる!根本的な英語の語順ルール→音読するときに覚えてね! | なみのリズム~リズムで体感!英語リスニング~

(引用開始)
英語と日本語の語順の差。
これが端的に表れているのって、住所の表記の仕方なんですね。
今時、なんでもメールで用を済ませるようになっているので、海外に手紙を書く機会ってなかなかないかもしれませんが…
この住所の書き方の差が理解できると、英語の語順についての理解が深まります!
では、早速下を見て、英語と日本語の住所の表記の差を考えてみてください。
英語: 1234-5, Minami, Koto-ku, Tokyo, JAPAN
日本語:日本 東京都江東区南1234-5
はい、順番が逆なんです。
英語だと番地から始まっています。自分がいるところ、つまり中心から始まっていますね。そこから、地名、市(区)、県…と、徐々に周辺に広がっていっています。
一方日本語だと、情報が周辺から始まっています。自分が所属している一番大きな単位=日本から始まり、最後に自分がいるところ=中心がきています。
下に、イラストでこのイメージを示しておきますね。アメーバではなく日本地図だと思って下さい。
英語→中心から始まる  日本語→周辺から始まる
「英語は中心から始まる。」
これがすっごい大事です。この発想のちがいを頭に入れておいてください。
英語は中心から始まる→個人主義だから?
ちなみに推測ですが、この差が生まれるのは、日本が元々集団主義の社会で、英語圏が個人主義の社会だというのが、ひとつの原因になっていると思います。
(引用終了)

英語の配置では、自分(I)という中心を先に話し、モノや他人という周辺を後に配置する。
デカルトのコギト「我思う、故に我有り」と同じ。
フッサールの現象学の発想と同じ。
この発想で英語を話す。

【7】英語は相手に強く「期待」(anticipation)を抱かせるように話す

日本語の会話は、相手に「予測させる」。
よって、日本人の会話は相づちが多い。

英語の会話は、相手に「期待させる」。
よって、欧米人の会話は、「重要な話があるんですが~」ともったいぶった話を投げかけてから、聴衆を惹き付ける話しぶりが多い。
欧米人の方が演説が上手い、という理由の一つは、ここにあるのかもしれない。

「期待」(anticipation)の大切さ その3 : TOEIC(R) Test リスニング満点続出の謎を解く! (引用開始)
主語を言ったら必ず述語動詞を出すこと!
もちろん、そうすると述語動詞の性格により、そこでいったんフレーズは
切れてしまいます。
その結果、日本人にはぬぐえない違和感がわき起こってきます。
しかし、その瞬間! …ここで救世主が登場するんです。
S+Vの強固なまとまりを突き破って、文章をスムーズに次のフレーズに
つないでくれる救世主が。
それこそ、今日のメインテーマである「期待」(anticipation)なんです。
例文をご覧ください。
Mr. Myers says …
マイヤーズ氏は述べています、
the state wants to push forward …
 国は推進しようといていると
 with the pipeline plan …
このパイプライン計画を
as soon as possible.
 できる限り早期に。
いつものように、期待を( )に入れて読んでみます。
Mr. Myers says …
マイヤーズ氏は述べています、
(どんなことを?)↓
the state wants to push forward …
 国は推進しようといていると
 (何を推進しようとするの?) ↓
with the pipeline plan …
 このパイプライン計画を
 (いつごろ?)↓
 as soon as possible.
 できる限り早期に。
このように、一見フレーズがブツブツと切れたように見える英語も、
「期待」の働きによって途切れずに、見事に次々とつながって行きます。
このことを逆に言うと、相手に強く「期待」をいだかせる話し手こそ、
談話の名手である、ということですね。
折も良く、最近私はこのようなメールを読者の方からいただきました。
「米国で仕事をしている私が特効薬メルマガを選んだ理由は、『期待』
(anticipation)の大切さを経験により実感しているからです。
後に続く「期待」がイメージできない話は、きちんと最後まで聞い
てもらえず、こちらの意図も正しく伝わりません。」
(O.H.さん コロラド州在住)
私はこれを読んで、「まさしく、その通り!」とひざを打ちました。
(引用終了)

「期待」(anticipation)の大切さ 最終回 : TOEIC(R) Test リスニング満点続出の謎を解く!

(引用開始)
「期待ということで説明しておられますが、日本語の場合も先を予測しながら聞いているという点では同じではないでしょうか?」 
はい…これはなかなか良い質問ですね。
私の考えでは、英語と日本語とでは、ちょっと違うと思います。
日本語の場合も先を「期待」しながら読んだり聞いたりしているように見えますが、英語の場合とは「本質的に違う」んです。
日本語の場合は「期待」ではなく、あえていうなら「予想」(prediction)と呼ぶ方が良いと思います。
(引用終了)

(引用開始)
英語も日本語も「先を予測しながら聞いている」ように見えます。
しかし、厳密に言うと、英語の場合のそれは「期待」(anticipation)であり、
日本語の場合は単なる「予想」(prediction)だ、ということなんです。
 英語の場合の予測  ⇒ 「期待」(anticipation)
 日本語の場合の予測 ⇒ 「予想」(prediction)
ここで質問です。両者の決定的な違いは何でしょうか?
はい、答えは…「期待」には緊張感が伴い、「予想」には緊張感が伴わない、
ということなんです。
英語の場合は、先が簡単に予想できないので、「この先どうなるのかなー」
と、ワクワクしながら待つことになります。
…ここには「緊張感」があります。
先行きに対する「積極的な姿勢」と言いますか、食らいついていく姿勢が
要求されます。
しかし日本語の場合、先が何となく予想できるので「積極的な姿勢」は
いらないんです。緊張感なく、のんびりとフレーズを追っていれば良い。
ここで、問題です。 …緊張感を持って先を「期待」することを訓練して
いない日本人が、英語を聞いたらどうなるでしょうか?
「英語って先が読めない」「頭が混乱する」「難しい」ということになる
んです。これが、日本人にとっての英語の難しさの理由なんですね。
ですから今日の結論も、解決のカギを握るのは「期待」(anticipation)だ
ということなんですね。 (^_^;)
(引用終了)

【8】パラグラフ・リーディング(ライティング)の技術は使える

英文を読む時、パラグラフリーディングの技術は使える。
たとえば、短時間で、英語の報告書や論文を読む必要がある時、各パラグラフの最初の英文と最後の英文だけ読めば、あらすじはつかめる。

英語文のかなめ「パラグラフ」は、論理的な文章に不可欠だった! パラグラフ・ライティングとは

(引用開始)
パラグラフの構成は、次の3つにわかれています。
1.トピック・センテンス(序論):書き手の主張
2.サポーティング・センテンス(本論):主張の根拠や事例、説明
3.コンクルーディング・センテンス(結論):まとめ
例)我々は傘を買ったほうが良さそうだ。(トピック・センテンス)
空はくもっている。空気は湿っている。予報も午後は雨だ。(サポーティング・センテンス)
濡れないために、傘を買っておこう。(コンクルーディング・センテンス)
(引用終了)

パラグラフは、topic sentence+suporting sentence+concluding sentenceの3つから成り立つので、英文を書く時も、その特徴を活かすように書けばいい。

(引用開始)
パラグラフ・リーディング | 弁理士Hの気まぐれメモ

以前外資系企業で働いているときにネイティブ上司(米国人)に言われたのは、
「一つの段落には、1.リードセンテンス、2.具体的な説明、3.結語の3つのブロックの組み合わせ、という構成を徹底しろ」
ということです。これがいわゆるパラグラフ・ライティングに相当するのではないかと思います。
この規則に沿って書かれているのであればですが、これがどういうことに役立つのかというと、例えば、明細書を読むときに、まず第一文だけを意図的に拾って読み、該当する箇所を速く見つけるということができます。これは、リードセンテンスに、「この段落ではこのことについてお話ししますよ~」というフラグを立てているからなのです。
(引用終了)

パラグラフ・ライティングの構造は、逆三角形になる。
三森さんの「言語技術」の本でも、同じ図が紹介されている。

元新聞記者が実感した、紙とウェブのライティングの違い | コンテンツ作成 | コンテンツマーケティング研究所 by バリュードライブ

(引用開始)
「逆三角形」のルールは同じ?
私が新聞記事の書き方として最初に習ったのが、「『逆三角形』の構成で書きなさい」ということでした。
共同通信社の「記者ハンドブック」にも、
一般の文章では結論を最後に書くが、ニュース記事はいきなり結論を先に出し、次に経過的に重要なこと、説明的なことを順次書く。この文体を「逆三角形」という。これは読者にまずニュースのポイントを伝えることになるし、文章を簡潔にすることにも役立つ。
と初めの頁に記されるほど、「逆三角形」は大原則です。
(引用終了)




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