コミュニティ

2021/08/08

redmine.tokyo10周年を祝う会でふりかえりしました #redmineT

redmine.tokyo10周年を祝う会が開催されたのでメモ。

【参考】
Redminetokyo 10周年を祝う会 - redmine.tokyo

shinagawa.redmine キックオフミーティング が開催されました - secretbase.log

akipiiさんはTwitterを使っています 「https://t.co/i2sJFMVOU3 の初回の打合せの参加者は、割といましたね。@tkusukawa @tech_machii まるやまさんもおられましたね。#redmineT」 / Twitter

はるかさんはTwitterを使っています 「あきぴーさんの記事はこれですね。https://t.co/DjjTZPJ3S2 #redmineT」 / Twitter

redmine.tokyo10周年を祝う会で歴史を堪能する #redmineT | マドびっ! Madosan's View

【1】redmine.tokyoのコミュニティですごいと思うのは3つある。
1つ目は、コミュニティが10年続いたこと。
自分がスタッフとして関わったコミュニティで、熱量が維持されて10年も続いたコミュニティは、redmine.tokyoとSEA関西ぐらいだろうか。
アジャイルのコミュニティも他のコミュニティも、10年も長続きしなかった。
どのコミュニティも浮き沈みがある。
ブームに乗って盛り上がった時もあるが、スタッフが高齢化したり、熱量を持つスタッフが減ってしまったりする。

あるいは、熱量を持つスタッフが複数人いて最初は良かったが、視線のベクトルが異なってしまって、コミュニティとして分離してしまったり、とか。
いくら仲が良くても、思想や性格も違うので、それがきっかけで別れてしまう時もある。

そんな経験を経て、「コミュニティは細く長く続けること」が大事かなと思っている。

【2】2つ目は、redmine.tokyoは初期立ち上げのスタッフが多数残っていること。
@tkusukawaさん、@naitohさん、@ohwadaさん、@haru_iidaさんが残ってくれている。
もちろん離れたスタッフもいるが、10年も続いた縁は本当に長いと思う。
人間関係は長いほど、その人の性格や価値観も分かってくるし、そういう安心感もある。
熱量が減ったとしても、同窓会みたいな感じで戻れる場があるのは心強い。

【3】3つ目は、KPTを10年続けていること。
会社でも、コミュニティでも、KPTのふりかえりを実施している所は少ないのではないか?

第1回勉強会でKPTをWikiに残しているが、当初は僕がちょっとやりたかったという気持ちもあって気軽な感じだった。
それが10年もKPTを続けると、今回の勉強会で試して分かったことや良くなかった点を、次回に活かしたいね、という内容が出てくて、次回の勉強会に活かせるようになる。

年2回の勉強会なので、半年ごとのPDCAサイクルを自然に回していることに、後から気づいた。
KPTの活かし方はこんなものなのかな、と後から気づきが多かった。

【4】僕はコミュニティという場は好きだ。
理由は、コミュニティでは、同じ価値観や問題意識を持っている前提が暗黙的にあるおかげで、誰とでも気軽に人間関係を作れるから。
相手がたとえ社長のような社会的地位が高くて年収が高くても、コミュニティでは全く関係ない。
その人自身に能力があり、人格が優れていて、リーダーシップがあれば、自然に輝くし、自然に人間関係が作れる。
つまり、本音で話せる雰囲気が出やすい。

一方、会社では、組織上の地位や権限、権力関係が人間関係にも現れてくる。
どうしても、腹を割って話すのは難しい。
上司であれば、丁寧語を使ったり、相手におもねったり、忖度してしまう。
営利企業であり、仕事であるから、人間関係に請負契約みたいな雰囲気も出てしまう。

コミュニティではそういう責任がない点もあるだろうが、より純粋な人間関係が現れやすい気がした。

【5】redmine.tokyoも今振り返ると、浮き沈みはあったのではないか、と思う。
立ち上げ当初は、藤原さん、小久保さん、岡本さん、@haru_iidaさんのように、ツールの自動化の連携、アジャイル開発への適用に興味を持つ人が多かった。
あるいは、SIerのプロジェクトリーダーとして、ソフトウェア開発のPJ管理を自動化して、チーム運営する基盤を求めていた。
しかし、Scrumが普及し、ツール自動化が当たり前になって、その流れはある程度廃れた。

一方、2015年頃からRedmineユーザの兆候が変わってきた。
情シスやメーカーのような他業界の人達が入ってきて、いろんなRedmine利用事例を発表するようになってきた。
あるいは、PMOやSEPGのように、複数プロジェクトのQCDをモニタリングしたい第三者レビューの観点の人も入ってきた。
そんな話を聞くと、いわゆるプロジェクトリーダー層だけでなく、他業界で現場を回している係長クラスの人達にRedmineが当てはまっているんだな、と感じる。
つまり、Redmineユーザ層の変化が暗黙的にスムーズに行われたのではないか、と結果的に思う。

【6】参加者が現場に持つRedmineは、どれも唯一で、独自にカスタマイズされたRedmineばかりだと思う。
つまり、参加者が運用しているRedmineは、他のユーザの現場に持っていくと使えないだろう。
なぜなら、参加者が持っている問題意識や課題を解決するためのRedmineに特化しているので、他の現場ではコンテキストが違うからだ。

特に最近のredmine.tokyoのLTで聞かれるRedmine利用事例は、どれも個性的で、その現場でしか通用しないRedmineだ。
他に持って行っても通用しない。

だからこそ、そういうRedmine利用事例を聞くのは面白い。
そういう問題意識や課題から、なぜ、そんなカスタマイズしまくりのRedmineになってしまったのか、そういう経緯を知れるのが面白い。

【7】僕自身も最近はRedmineとチケット駆動開発の思索よりも、他のテーマのほうが多くなってきた。
今となっては、会計システムと同じように、チケット管理システムも普通の開発基盤になったように思える。
チケットでタスク管理することで、一元管理する発想は、もはや当たり前で、そこに新規性はない。

では、Redmineはどういう方向に進化すべきか?
どんな課題を解決していくべきなのか?
Redmineが提示すべき価値観とは何なのか?

その辺りは今後も考えていく。

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2021/06/26

アジャイル開発で日本の品質技術をどこで活用すべきか #jasstkansai

JaSSTソフトウェアテストシンポジウム-JaSST'21 KansaiをOLで聞いている。
誉田さんの品質重視のアジャイル開発の講演がとても良かったので、ラフなメモ。

【参考】
JaSSTソフトウェアテストシンポジウム-JaSST'21 Kansai

akipiiさんはTwitterを使っています 「誉田さんの品質重視のアジャイル開発の講演は良かった。アジャイル開発の中で、日本の良さを活かせる箇所はあるしそこに特定して注力すべき、というメッセージを受け取った。日本はアジャイル開発が遅れているので、励まされる。 #jasstkansai」 / Twitter

【1】アジャイル開発が日本に浸透しない理由は、「多重下請け構造に慣れたおじさん技術者が多いのでそう簡単に変化しない」ことに尽きるのではないか。

akipiiさんはTwitterを使っています 「アジャイル開発は自己組織化を重視しすぎ、という意見は同感。日本の現場では「多重下請け構造に慣れたおじさん技術者」が多いのでそう簡単に変化しない。簡単なのは、人を入れ替えるしかないんじゃないかな。 #jasstkansai」 / Twitter

アジャイル開発のチームは、リーダーがおらず、全員が自律的に動く。
しかし、日本のSIは多重下請け構造が一般的なので、発注者、プロマネ、下請け開発者という階層構造が当たり前。
ソフトウェアの請負契約がそういう縦割りの組織文化をさらに助長させて、ソフトウェア開発に悪影響を与えている。

DXは組織論である」からには、組織文化を変えるだけでなく、その組織文化を生み出す組織構造を壊さなければたぶん治らない。
実際は、年を取るほど新分野を勉強して成長するのが難しいので、人が育つのを1年も2年も待つのは難しい。
今の時代で、ビジネスはそこまで待てるのだろうか??
人を入れ替えるしかないのかもしれない。

cobaltさんはTwitterを使っています 「新人だけで構成されたアジャイルチームが失敗するのは自明では? 成熟したチームに育成目的で新人を入れる方が将来的に良いと思う。 #jasstkansai」 / Twitter

【2】アジャイル開発に日本の品質技術をどこで活用すべきか、について、本当によく考えられていると思った。

akipiiさんはTwitterを使っています 「品質重視のアジャイル開発の肝は、Doneの定義=出荷判定とみなす点と思う。そうすれば、日本の品質技術を適用しやすいし、メトリクスによる定量化も可能になる。 #jasstkansai」 / Twitter

欧米発のアジャイル開発をそのまま取り入れても、たぶん日本ではうまく行かない。
アジャイル開発の肝は、マネジメント系プラクティスよりも技術系プラクティスをどこまで徹底させるか、にあると思う。
マネジメント系プラクティスはたぶん、日本人も理解しやすい。
しかし、実際にアジャイル開発の開発基盤がなければ、ソフトウェア開発で結果を出していくのは難しい。

誉田さんの講演では、Doneの定義=出荷判定とみなすことで、従来の日本が誇る品質管理技術を活かせるようにした点に意義があると思う。
そうすれば、バグの原因分析、なぜなぜ分析、レビューの徹底、XDDPなどいろんな技術をアジャイル開発に適用しやすくなる。
品質をプロダクト品質、プロセス品質に分解し、日本の品質技術がどこに当てはめられるか、どのような効果が得られるか、を明示したのもわかりやすかった。

XPが生み出したTDD、CI、CD等の技術プラクティスに、日本の品質管理技術を組み合わせれば、日本の独自性も生み出せるだろう。

アジャイル開発で日本の品質技術を適用できれば、データによる定量化と統計的予測、統計的品質管理の技法を活用できる。
アジャイル開発に統計的品質管理を当てはめられたら、色んな知見が得られそう。

【3】しかし、アジャイル開発に統計的品質管理を安易に適用しても上手くは行かない。
理由は、アジャイル開発のメトリクスは相対値が多いので、定量的に比較しようがない。
また、アジャイル開発の文化として、メトリクスを自分たちチームの会話に使うので、メトリクスを第三者への説明に使う発想がないし、メトリクスが独り歩きして自分たちの行動を縛るのは嫌う。

akipiiさんはTwitterを使っています 「ストーリーポイントは自分たちのチームの会話に使うものです、と言う回答は思わず膝を叩いた。そう、自分たちのためであり、第三者への品質保証のためではない。 #jasstkansai」 / Twitter

この辺りは、昨今のSaaSみたいに、開発者がソフトウェア開発を行っている行動を自動的にログとして透過的に採取する仕組みを使えばいいと思う。
現代では、ビジネスや人の行動のログは、自動的に採取して、その大量データをAIで分析して活用する仕組みが当たり前だから。

akipiiさんはTwitterを使っています 「メトリクス収集はアジャイル開発で嫌われる問題点はあるが、Webログ採取みたいに、開発者が普通に会社で働いていれば自然に取れるようにすればいい。労働時間、工数は必ず取るし。 #jasstkansai」 / Twitter

【4】アジャイル開発を日本のチームが取り入れたとき、もっと技術系プラクティスを重視すべき、というメッセージは非常に重要と思う。
なぜなら、従来の開発者はテスト駆動開発とか継続的インテグレーションとか、割と使っていないからだ。
特にテスト自動化の技術が疎いように思う。

そして僕自身もこの辺の知識が古くなっていると痛感している。
テスト自動化の技術はここ10年でかなり深化して広がっていると思う。

テスト自動化だけでなく、テスト管理ツールや品質管理ツールも急激に進化して変わっている。
この辺りはもっと調査していく。

TestRailの感想: プログラマの思索


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2021/05/22

第20回東京Redmine勉強会の感想 #redmineT

本日の第20回東京Redmine勉強会の感想をメモ。
Redmineを思いもつかない利用シーンで使われる事例ばかりで、久しぶりに刺激を受けた。

【参考】
第20回勉強会 - redmine.tokyo

【オンライン開催】第20回redmine.tokyo勉強会 - connpass

2021/5/22 第20回勉強会 - redmine.tokyo #redmineT - Togetter

【1】@g_maedaさんの講演で、Redmineは細かな機能改善だけでなく、セキュリティ強化にも注力している印象を持った。
たとえば、2要素認証、通知メールのドメインの制限など。
OSSとはいえ、セキュリティホールがあると企業の基幹業務では使えないが、Redmineは世のトレンドの追随して、セキュリティのパッチもいち早く当てて対応しているのは信頼が持てる。

akipiiさんはTwitterを使っています 「二要素認証がVer4.2で機能追加された。Redmineを外部インターネットに公開する時は、このコロナ時代でDX時代では、もう必須の機能ですね。 #redmineT」 / Twitter

akipiiさんはTwitterを使っています 「チケット更新メール通知機能の制限強化。セキュリティ面の強化は、Redmineをエンタープライズ面で利用するために必須。ISMSの観点でも必須。 #redmineT」 / Twitter

また、メール送受信のEndToEndでデータを暗号化通信するMIMEプラグインを使った事例もあった。
つまり、SMTPやPOP3という、今となっては相当古いプロトコルであっても、暗号化通信で機能強化することで、Redmineの通知メールを安全に取り扱うこともできる。

akipiiさんはTwitterを使っています 「Redmineの最新バージョンの2要素認証、メールドメインの制限、に加えて、MIMEプラグインでメールの暗号化でセキュリティ強化に貢献できた、と。 #redmineT」 / Twitter

UIの使いやすさも重要だが、セキュリティ機能の強化でユーザが安全に使える安心感をもたらすことも重要だから。

【2】Backlog x Redmine対談では、プロジェクトマネージャに必要とされる能力や役割が、コロナ時代やリモートワークによって急激に変化した印象を持った。

akipiiさんはTwitterを使っています 「プロジェクトマネジメントという言葉が嫌なのは、元請けSIのマネージャと下請けプログラマの開発者、みたいな役割が固定されてしまう響きがあるから。どうしても契約上の力関係がより強固になり、自発性を生み出さない、心理的安全性を生み出さない雰囲気がある。 #redmineT」 / Twitter

akipiiさんはTwitterを使っています 「チケット駆動の開発スタイルでは、マネージャの指示によるマイクロマネジメントは正直やりにくい。細かい作業が膨大になってチケット保守はマネージャ1人では回らないから。 #redmineT」 / Twitter

akipiiさんはTwitterを使っています 「結局、担当者にチケット保守を権限移譲して回す方針でないと、チケットは腐りやすい。マネージャ、開発者の役割は関係なく、チーム一体でチケットを消していくゲームにする。それがチケット駆動開発と思います。 #redmineT」 / Twitter

akipiiさんはTwitterを使っています 「MoreEffectiveAgileに出てくる「開発チームをブラックボックスとして扱う」「マネージャはチームのInputとOutputだけを管理して作業の中身はマイクロマネジメントしない」やり方はチケット駆動開発に活かせると思います。 #redmineT」 / Twitter

akipiiさんはTwitterを使っています 「#redmineT マネージャも担当者もリーダー経験があると、マネージャはチーム管理が本当にやりやすくなると思います。リーダーの苦労が分かるので、先取りして準備段取りしてくれる。」 / Twitter

akipiiさんはTwitterを使っています 「ヌーラボでは、データを整備して意思決定しようとする環境を整備しようとしています。エビデンスベースドな意思決定は企業も政府も求められますね。チケット管理ツールはそのデータ基盤を与えてくれると思う。 #redmineT」 / Twitter

akipiiさんはTwitterを使っています 「そうそう、門屋さんが言うように「自分がやったことがない技術を使ったシステム開発をマネジメントをする必要がある」。だからPJ管理力に要求される能力は非常に難しくなってきたと思う。特に複数ベンダーに開発委託する案件のマネージャは本当に大変。 #redmineT」 / Twitter

【3】もう一つは、チケット管理に至った結果までの道のりが、各発表者ごとに全く違っていたことも興味深かった。

たとえば、Googleスプレッドシートの情報をRedmineに集約する。
たとえば、チャットや描画ツールでラフな議論をした内容をタスクや課題としてBacklogに落とし込む。
たとえば、工場の現場でExcelのタスク管理をExcelライクなUIにお化粧してRedmineに載せる。
たとえば、全社のワークフローシステムは既にあるが、一つの事業部内の事務処理フローはRedmineに一元化して、全ての申請承認フローを載せた。

たとえば、コロナ感染サイトをRedmineで作った。
たとえば、人や店の地理情報をGoogleMapのAPIを使ってチケット情報に載せた、とか。
たとえば、RPAを使って、テストケースをRedmineに書いて、テストを実行し、テスト結果をExcelに吐き出して、それをチケットに添付して、チケットを更新する一連の作業を自動化する、とか。

とにかくいろんな発想、モチベーションを元に、チケット管理ツールを使いこなそうとしている。

akipiiさんはTwitterを使っています 「#redmineT 今日の勉強会で面白かったのは、Redmineがテーマなのに、Redmineという言葉の同音異義語が多かったこと。工場もあれば、事務の人も使うし、コロナ情報サイトでも使うし、チケット管理に至るまでの道のりも違うのに、参加者同士で話が通じ合うのもすごい。」 / Twitter

akipiiさんはTwitterを使っています 「ヌーラボでは、チャットのTypeTalkや描画ツールCaCooなどを使っている。何となくこんなのはどうなの?という話や雑談に近い話はBacklogだけでは吸い上げられない。そこでこんなイメージを絵にしたり、オンライン会議したり、色んなツールを駆使してる。 #redmineT」 / Twitter

akipiiさんはTwitterを使っています 「ヌーラボでは、モヤモヤしたテーマや話を見える化した後でBacklogのチケットに書いて、管理しやすくする。門屋さんの場ではGoogleスプレッドで何でも書いてしまうのでRedmineに情報を集約しようとする。チケット管理ツールに行き着く道が違うのが面白いね。 #redmineT」 / Twitter

akipiiさんはTwitterを使っています 「情報の乱雑度合い、散在度合いを下げるために、チケットに集約してエントロピーを下げようとする。その道程は、アイデア発散→課題に収束のパターンもあれば、あちこちのデータを集約、のパターンもある。#redmineT」 / Twitter

akipiiさんはTwitterを使っています 「全社WFの社内システムはあるが、組織内のWFシステムはないのでExcel管理になってしまう。そこでRedmineで組織内WFを構築して上手くいった。あるある。これいいですね! #redmineT」 / Twitter

akipiiさんはTwitterを使っています 「都道府県=PJ、感染者=チケットに割当。Redmineの機能にフィットギャップ分析してる。ViewCustominze、MessageCustomize、Tagsなどのプラグインでチケット一覧の見た目をかなりカスタマイズしている。 #redmineT」 / Twitter

あさこさんはTwitterを使っています 「データを可視化するときに、頭の中でDBが動いてた次元構造化をされたんだろうな・・・めちゃくちゃセンスのよさと頭の良さを感じる・・・DBの知識かなり深い方なんじゃないだろうか・・・ #redmineT」 / Twitter

akipiiさんはTwitterを使っています 「RPAでテストして、テスト結果をExcelに書いて、チケットに添付して、チケットを更新する一連の動作を、RPAで実現した事例。RPAはWindows10でも簡単に使えるので色々試せそう。 #redmineT」 / Twitter

akipiiさんはTwitterを使っています 「Shelperのイメージは、チケットにテストケースを書いたら、チケットの更新時に、RPAがキックされて、シナリオ通りにテストされてテスト結果をExcelに残し、それをチケットに添付する一連の動作が自動化された、わけか。Redmine+RPAでテスト自動化ツールになるイメージかな。 #redmineT」 / Twitter


【4】だから、「なぜ、Redmineを使おうと思ったのか?」という理由を講演者に聞きたくなる。

昌。さんはTwitterを使っています 「#redmineT だからなぜこれをRedmineでやろうと思うのw」 / Twitter

akipiiさんはTwitterを使っています 「#redmineT Redmineは、改革者を、何にでも解決できそうなツールに惑わせるのです。理由はないのですw」 / Twitter

y503Unavailable@Redmine Kindle本出版unofficialcookingさんはTwitterを使っています 「@aj15_aj15 そこにRedmineがあるから #redmineT +そこにRedmineTokyo勉強会があるから」 / Twitter


【5】Redmineがもたらす組織面の効果は、はっきりとあると思う。
たとえば、Redmine利用者がシステムの機能やUIに目が肥えてしまい、社内のシステム保守担当者に厳しく要求する場合も増えた、という話もあった。

akipiiさんはTwitterを使っています 「Redmineを利用する事務の社員がシステムを見る目が厳しくなって、他システムへの八つ当たりが大きくなった笑 これは良い副作用?効果?ですね。 #redmineT」 / Twitter

たとえば、工場の現場ではベテランが経験を元にノウハウを伝承するが、若手はツールにすぐに慣れるので、逆に若手からベテランにRedmineの使い方を教え合う、という相互作用が生まれた、とか。

たとえば、Redmineの予実管理の機能を使って、見積もり能力を鍛えることができるよ、というメッセージ、とか。

yukiaさんはTwitterを使っています 「工数の予定と実績の管理をチームがしてる時点で、 そのチームは本当にすげぇと思う。 それがボトムアップ発なら、もう奇跡なんじゃないかとすら思う。 #redmineT」 / Twitter

akipiiさんはTwitterを使っています 「#redmineT 工場などの製造業では、工数管理は非常にシビアなので、予定工数と実績工数の管理は、作業管理と同じくらい重要でした。デメリットは、工数管理の間接作業の工数が割と多すぎて非効率な場面もあることですね。」 / Twitter

【6】グループディスカッションで話をしながら、プロジェクトマネージャに必要な能力は何だろうか?と考えていた。
僕は、一つは見積もり能力、もう一つはリスク対応力、と考えている。

akipiiさんはTwitterを使っています 「見積もりスキルのギプスとしてのRedmine。マネージャの能力の大半は「見積もり」能力と思っている。 #redmineT」 / Twitter

僕の数少ない経験上、プロジェクトマネージャの仕事の大半は計画づくりだ。
実際、PMBOKでもプロジェクト計画フェーズだけで、PMBOK本の半分を占めている。
スクラムやアジャイル開発でも、緻密で精細な計画で確定した計画ではないが、チームの開発の羅針盤としての計画は必ず作る。

その計画づくりに必要な能力は、見積もり力とリスク対応力。
これくらいの作業工数がかかる、これくらいの開発規模になる、という予測がなければ計画は作れない。
もちろん、要件定義前の企画フェーズでは、見積もりの精度は低いが、見積もりに必要な要素を探し出そうとすることで、システムのあるべき姿を描いていく。
最初は見当外れに近い仮説かもしれないが、イテレーションを経るごとに、段々と骨格が定まっていき、あるべき姿は明確化されていくので、見積もり精度も後になるほど高くなる。
アジャイル開発では、検査と適応により、フィードバックを重視するので、ソフトウェア開発にも学習による経験曲線効果を活かすことがきると思う。

また、プロジェクトのリスクがどこにあるのか、をいち早く検知することも大事。
マネージャは船の船頭みたいなもので、プロジェクトは一度動き出すと統制を取るのは難しいが、何とか、前進方向を保とうとする。
岩場にぶつかったり、天候異変で思わぬ方向に行きそうになったり、予測しきれない場面もがあるが、そういう場面をあらかじめリスクとしてイメージできるようにしたい。
リスクを全て洗い出すことは難しいが、リスクを拾っていき、そのリスクを自身で保持するのか、別の人に転嫁するのか、リスクの事後対応策や予防策を準備するのか、をイメージしながら、進めていく。

とはいえ、実際は難しいとは思う。
特に、内製開発チームのように、全てのリソースがマネージャの手の内にあればコントロールしやすいが、ステークホルダーが多く、複数ベンダーに開発を委託している案件であれば、複雑なパズルを解くような感覚になる。

【7】Redmineの面白さは、Redmineというツールがたくさんの可能性を秘めているだけでなく、Redmineを使って問題解決する人たちがこういうコミュニティに集まって議論できること。
コロナ感染サイトのように、Redmineをこんな所に使う発想、なんて誰が予想できただろうか?

実際にサイト運営者の方にお話を聞いたら、すごい悲壮感を持っているわけでもなく、なにか作ってみたかった、という気持ちから実現された、とのこと。
仕事はソフトウェア開発に直接関係しないのです、と謙遜されていたが、PythonのPandasでデータをパースしたり、Python-Remdine APIでRedmineにデータを取り込んだり、5種類以上のプラグインを駆使してUIをカスタマイズしたり、本当にいろんな技術を試されているのは、すごい。

自分が持っているアイデアやモチベーションを元に、即座にアイデアを実現できるツールの一つとして、Redmineがある。
僕自身も改めて、モチベーションをもらった感じ。


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2021/04/29

デジタル庁で応募中のアイデンティティアーキテクトは昔のDAと同じ役割か?

デジタル庁でアイデンティティアーキテクト、データアーキテクトを応募しているツイートを見つけたのでメモ。
ラフなメモ書き。

【参考】
yoshi sanさんはTwitterを使っています 「アイデンティティアーキテクトなる独立したポジションがあるんだ。」 / Twitter

からくりさんはTwitterを使っています 「アイデンティティアーキテクトってなんだよと思ったけどめちゃまともな内容だった」 / Twitter

Yoshikazu NojimaさんはTwitterを使っています 「デジタル庁のアイデンティティアーキテクト、超重要かつ超高難易度な仕事にしか見えないのだけど、どんなキャリアパスを積んで、どれほどの研鑽を積めば担えるのか想像もつかない。 https://t.co/2iU02v4WLr」 / Twitter

akipiiさんはTwitterを使っています 「アイデンティティアーキテクトとは、昔のDAと同じ役割か?」 / Twitter

からくりさんはTwitterを使っています 「アイデンティティアーキテクト?- 中途採用|デジタル庁創設に向けた準備サイト https://t.co/raIDjeGhb9 めちゃくちゃ楽しそう(発狂しそうなほど大変だと思うけど)」 / Twitter

ミジンコOLさんはTwitterを使っています 「アイデンティティアーキテクト、あの先輩しか思い浮かばない。 ・行政証明書コンビニ交付サービスの開発経験有 ・某メディア企業の大型サービス利用ID統合経験 ・プラポリにも詳しい ・認証・認可詳しい ・IPA上級資格9割持ってる ・泥臭いPJTの中でも爽やか #デ https://t.co/Ue6JVxsyLh」 / Twitter

【参考】
中途採用|デジタル庁創設に向けた準備サイト

『アイデンティティ管理技術解説』システムアーキテクトを志す方のために IPA

【参考1】
アイデンティティアーキテクト?- 中途採用|デジタル庁創設に向けた準備サイト

(引用開始)
募集背景・業務内容
デジタル庁(仮称)においては、行政サービスのデジタル化・ワンストップ化を推進するにあたって、利便性が高く安全な識別・認証の仕組みを構築することにより、多種多様なシステムにまたがった円滑なデータ連携を実現していくことが求められます。

アイデンティティアーキテクトは、各省庁の担当者や専門家と連携して、デジタルガバメントのサービス高度化に必要な、アイデンティティ管理、データ連携の枠組みを構想し、その整備を推進する役割を担っていただきます。

具体的な業務内容は、以下のとおりです。

政府情報システムに関わるアイデンティティ管理の計画策定全般

住民制度、公的個人認証、マイナンバー制度に関わる個人のアイデンティティ管理もしくはGビズID、商業登記電子証明書等に関わる法人等のアイデンティティ管理

行政事務と住民・事業者向けシステム、住民・事業者向けシステム間をつなぐ国のシステムを理解した上での、業務プロセスの見直し、移行計画の立案、変革の推進

国民・事業者向けサービスや各省庁のシステムにおける利便性の高い安全な識別・認証の仕組みづくり

各省庁や地方公共団体の専門家と連携した横断的なプロジェクトの推進
(引用終了)

【参考2】
データアーキテクト?- 中途採用|デジタル庁創設に向けた準備サイト

(引用開始)
募集背景・業務内容
データアーキテクトは、デジタル庁(仮称)において、社会全体のデータの現状と将来像を俯瞰し、データ戦略の策定を主導するとともに、標準やルールに加え基礎データ、プラットフォームなどを整備し、その活用を推進していくことが求められます。また、多数のステークホルダーとの調整を進めながら、デジタル時代の新たなスタンダードを構築していくための強いリーダーシップが求められます。

政府は、多量のデータを保有するデータホルダーとして、またデータプラットフォーマーとして、先導的な振る舞いを期待される立場です。本ポジションは、あらゆる社会・経済活動に不可欠なデータを、国の競争力の源泉とするために、また、豊かな生活を実現する上で不可欠な基盤とするために、中心的な役割を担っていただきます。

具体的な業務内容は、以下のとおりです。

体系的なデータ整備に係る中長期戦略・計画の策定

データ標準・データ連携プラットフォームの整備

政府内におけるデータサイエンスやAIの活用の推進

デジタル庁(仮称)内外のデータに関する人材育成

データに基づいたEBPM(Evidence-Based Policy Making、証拠に基づく政策立案)の推進

国際機関や関係各国との交渉
(引用終了)

【感想1】
デジタル庁でアイデンティティアーキテクト、データアーキテクトの募集背景・業務内容を読むと、本当にガチの内容だ。
個人的には、一昔前のデータアーキテクトの業務を連想する。

その頃は、テーブルを新規追加したり、カラム1個を追加するのに、わざわざデータアーキテクトに申請して、内容の詳細や対応期限を説明して、開発環境にやっと反映される、みたいな牧歌的な時代だった。
データアーキテクトは、ER図やデータディクショナリの保守担当者みたいなイメージを持っていたので、あまりカッコイイ職種には感じなかった。

しかし、実際の業務システムの要件定義では、データモデリングの技量の違いがその後の設計、開発の室に直結する。
業務フローのようなプロセスばかり書いても、フワフワしていて、テストでデスマーチになりがち。
データ基盤がしっかりしていれば、そこから業務の制約条件をプログラマも読み取れるし、テストデータを作ったり、保守していくのもかなり楽になる。

さらに、データアーキテクトの職種だけでなく、アイデンティティアーキテクトという職種まで応募しているのはとても興味深い。
単に、公共サービスのデータ基盤、データディクショナリを揃えるだけでなく、その根本となる一意な主キーを見出し、それを維持管理していく重要性を認識しているのだろう。
もちろん、マイナンバー制度という国民をユニークに識別する仕組みにも直結する。
国民を一意に識別してデータを管理できる基盤があれば、今のコロナワクチン予防接種の履歴管理に使えるし、今後のワクチンパスポートの発行にも発展できる。
他にも、収入や資産の追跡、税の徴収だけでなく、本当に困っている人たちを特定して補助金を直接届ける、という仕組みも作れるはず。

また、アイデンティファイアの整備は、認証基盤にも直結する。
政府の膨大な公共システムを利用する場合に、利用者の国民が安全に利用できるだけでなく、バックエンドの事務に携わる公務員や保健所の人たちが安全にログインできて、その操作履歴をきちんと管理できる仕組みも必要。
さらには多種多様な利用権限の制御まで考える必要もあるだろう。

つまり、価値ある公共サービスを提供するためにデータ基盤のアイデンティファイアは必須要件だが、人権やプライバシーの保護の観点からアイデンティファイアの認証・認可・アカウンティングの機能要件も必須という、高度なハードルがある。
想像するだけでも、アイデンティティアーキテクトという職種は非常にタフで難儀な内容であるのは間違いない。

だからこそ、こういう職種が必要ときちんと公開して打ち出しているのは信頼が持てる。

【感想2】
最近はITコミュニティ以外にも、官公庁の関係者がオンライン勉強会で登壇して色々話してくれる場が多くなった。

直近で、農林水産省とウーオが語る!林業・水産業をITで変えるチャレンジ - connpassを聞いた時、今の官公庁で最もデジタル化が進んでいるのは、実は農林水産省なんです、という発言を聞いて驚いた時がある。
その時の事例では、ベンチャー企業が、漁港で取った魚と都市部の魚市場のマッチング処理のシステムを開発して、お互いの利益を向上させる、という話だった。
他にも林業で、日本産の木材が、今はコロナなので実は高く売れている、そういう市場をITの力で支援している、という話もあった。

おそらく、楽天、メルカリのビジネスモデルのように、生産者と消費者のマッチング処理を農業や水産業の市場に適用して、両者がWin-Winになるような方向を目指しているのだろうと思う。
そんな話を聞くと、単に業務システムを開発したり、ITビジネスでお金を儲けるだけでなく、IT技術を社会の問題解決に適用し、多くの人達のために社会貢献する方向に進化しているように感じた。

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2021/02/25

デブサミ2021の感想~コミュニケーションスタイルがオフラインからオンラインに激変している

今年のデブサミはOLだったので、在宅勤務中でも、ラジオ番組みたいに流していた。
来年度以後もこういうスタイルであって欲しい。
思いつきをラフなメモ書き。

Developers Summit 2021(2021.02.18-19)

(1)動画を見るよりも、講演者の声がハッキリしているか、発言内容にキレがあるか、の方が印象の残り方がまるで違う。
最近、ClobuHouseが流行しているらしいけど、動画よりも音声の方が今後重視される気もする。

(2)沢渡さんのパネルディスカッションは聞いていてとても楽しい。

ファンを3つ作る。
技術のファン、プロダクトのファン、カルチャーのファン。
デベロッパーこそ、ファンを増やし、自己ブランディングしていくべき。

今はデベロッパーのルネサンス。
コロナ感染の現状では、アナログの環境よりもデジタルな対話が当たり前。

そして、先進的なデベロッパーが使っていたツールが当間になった。
Slack+Zoomが一般的。
会社組織ではTeamsになるだろうか。

つまり、対面の対話が今は物理的に難しくなり、OLコミュニケーションが当たり前となった。
OLツールが使えない人は致命的。
誰とも会話できなくなる。

(3)日立の方の講演では、コロナ禍で社内・プライベートのコミュニケーションが全てデジタル化されたことにより、OSS開発者の価値が上がった、とか、コミュニティ活動の経験者がより上手く適応している、みたいな話があった。
社内の根回し、とか、顧客調整が得意であっても、今はTeamsでやり取りするしか無いから、こういうツールに慣れていないと能力を発揮できない。

一方、OSS開発者は以前から世界中の開発者とオンラインでやり取りしてきたので、何も変わらないし、彼らのやり方をSIも既存企業も真似ようとしている。
また、コミュニティ活動の経験者も、こういうツールに慣れている人も多いし、ノウハウを共有する場作りに長けているから、彼らもその能力を発揮しやすい。

今は、コミュニケーションのスタイルが完全に変わってしまった。

(4)コミュニケーションのスタイルがアナログからデジタルに変わった事態により、何が起きるのか?

年を取るほど、大企業の社内の人間関係をベースにした根回しが期待されてくるが、Teamsでしかやり取りできない現状では、全く無意味なスキルになってる。
新人の営業マンが訓練と称されて、100枚の名刺を配って新規顧客をどぶ板で集める手法も、コロナ感染の現状では実現不可能。

オンラインのツールで他人と深く関わるやり方に早く慣れないといけない。
たぶん、多くの人が試行錯誤しながら、OLツール上で初対面の人と会った時、どうやって仲良くなって意思疎通できるようになるか、試しているはず。

(5)緊急事態宣言のもとでは、外食チェーンや居酒屋、個人料理店ですら、大人数で集まって会話することさえ禁止された。
ショッピングモールや百貨店、商店街などに行くことすら、緊急事態宣言のもとでは、ちょっとした罪悪感さえ感じさせられた。

デジタルネイティブ世代がコンシューマになって登場したら、現状のままでいると、おたくの会社の製品は買ってもらえないですよ、と言われているが、まさにそう。

オフラインで、街中でビラ配りしたり、イベントを開いて沢山の人を集める、というプロモーションは今は事実上禁止された。
つまり、今後は、オンラインのプロモーションが重要になるし、O2Oと言われるプロモーション、つまり、オンラインで集客してオフラインの店に来てもらう、というプロモーション手法がより一般的になるだろう。
以前は一部の企業しか試していなかったが、今は大企業だけでなく、中小企業や個人商店ですら、O2Oを実行しなければ生き残れないのだろう。

(6)オフラインからオンラインにコミュニケーションスタイルが激変した事態のもとで、従来の既存ビジネスをいかにIT化で売上を維持、拡大していくべきか、という問題にすり替えた。
この問題こそ、DXというのではないか。

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2021/01/14

みんなのPython勉強会#65の感想~社会変革の鍵はIT技術者にあるのかもしれない

みんなのPython勉強会#65に初参加してみて、内容がとても良かった。
自分もPythonが理解できるようになったので、その意義がすごく理解できる。
社会変革の鍵はIT技術者にあるのかもしれない、と思った。
結論のないラフなメモ書き。

【参考】
みんなのPython勉強会#65 - connpass

セミナー参加ログ》みんなのPython勉強会#65 2021/1/13(水) 19:00?21:00(オンライン開催) - acokikoy's notes

【1】Pythonのビジネス、データサイエンティストの話、LT、そしてシビテックまで、幅広いテーマでとても興味深かった。
その中で、シビテックの話がとても興味を引いた。

シビテックは、プログラマが市民の立場で、政府や公共機関に出てくる問題をITで解決すること、と理解している。
関さんは、Coder fo japanというOSSコミュニティで活動されている。
東京のコロナ感染のWebサイト構築で一躍有名になった。

都内の最新感染動向 | 東京都 新型コロナウイルス感染症対策サイト

また、台湾のIT大臣のオードリーさんがGithubにプルリクを送ったことでも注目された。

ソフトウェアの政治的影響力とは何だろうか: プログラマの思索

関さんの話によると、日本では、2011年の東日本大震災の時にシビテックに関わるプログラマが増えて注目を浴びたらしい。
さらに、昨今のコロナ感染状況の期間で、関さんのいるSlackメンバーは、約4倍以上の人数に増えた、とのこと。
つまり、社会の危機的状況が、プログラマをシビテックに関与しようというモチベーションを与えているわけだ。

では、なぜそんな状況でプログラマは、シビテックに関わろうとするのか?
理由は色々あるだろう。
たぶん、人間としての生存本能が現れるのではないだろうか。

こういうOSSコミュニティは、IT技術者にとって、とてもメリットがある場だ。
理由は、自分とは違うバックグラウンドを持つ技術者と関係ができて、技術力もアップするし、視野も広がる。
講演では、東京のコロナ感染のWebサイトでは、色盲の人に優しいアクセシビリティを考えるべき、というプルリクもあって、非常に勉強になった、とのこと。

【2】講演後の質疑応答で気になったのは、シビテックが欧米と日本でどのような特徴の違いがあるのか、という話。

関さんによると、欧米人は自分の意見を持って自己主張する。
政府はこういう政策を取るべき、こういう行動を取るべき、とか。
一方、日本人は、自己主張しない代わりに、応援するタイプが多い。
良い政策があれば、それを後押しするように活動する。
言い換えれば、日本人はリーダーシップがなく、受け身の人が多いのだろう。

また、米国では行政府の人はリボルビングドア(回転ドア)なので、OSSコミュニティの人の中に、行政府に所属して働いた経験を持つ人が多い。
すると、行政の事情に詳しいので、行政のニーズをよく知っていたり、行政の人間関係や法律上の壁などの事情をよく知っている。
ゆえに、シビテックではそういう人たちと組むことで、より効果の出せるIT技術による解決策を提示できる。

一方、日本では、OSSコミュニティに行政に関係する人が少ないので、行政と連携しにくい。
プログラマもそういう行政の裏事情を知らないので、連携しづらい面がある。
しかし、東京の副都知事にヤフー経験者の人が入ったおかげで、東京ではシビテックが盛んになってきた、と。

また、行政はITに詳しくないので、ITに詳しい技術者やOSSコミュニティと関わりたいニーズはある。
特に最近は、デジタル庁を設立する話も出たし、農林水産省や経済産業省もIT技術者を募集する広告を見かけるようになってきた。
こういう危機的な状況だからこそ、IT技術者が求められているのだろう。

社会変革の鍵の一つに、IT技術者も含まれている。

【3】そういう講演を聞きながら、今のコロナ感染対策が難しい理由も素人ながら何となく想像できるようになってきた。
その理由は、コロナ感染という問題が影響する範囲が広すぎて、数多くの分野の専門家を集結させて、一貫した方針を打ち出す必要があるのに、どれが正解か分からないので対策を取るのが難しいからだろう。

たとえば、コロナ感染の新規感染者を予測し、政策に合わせてその精度を次々に手早く変更していくには、西浦先生のような疫学の専門家が必要だし、感染などの医療に詳しい医学者が必要。
しかし、彼らだけで問題を解決できるわけではない。

たとえば、ロックダウンにより経済的に困っている人たちへ給付する政策を実行して、人々にどういうインセンティブを持たせれば効果が上がるか、という行動経済学とか、財政出動とその効果を測定するには、マクロ経済学とか、そういう経済学の専門家も必要。
そして、そういう経済政策や医療政策を実行するための正統性を確保するために、新しい法律を整備する法律家も必要。

たとえば、コロナ感染者が増加している状況で、コロナ感染者をスマホで追跡・隔離したり、検査した情報をクラウドの基盤に蓄積したり、刻一刻と変わる情報をWebサイトで収集・公開したり、各人に適切な給付金を配布するための一連の仕組みをWebシステムで構築したりするには、専門のIT技術者が多数必要になる。

つまり、それぞれの分野で一流の人を集めて、彼らを的確にアサインし、振ってくる問題をさばいていくことが求められる。
そういうことを実施する時、トップが全ての分野に精通して理解できるのは難しいだろう。
トップは全ての分野に精通した専門家ではないのだから。

では、そういうチームを編成して、問題を一つずつ解決していくことを成し遂げるには、何が必要なのだろう??
専門家でもないリーダーには、どんなスキルが求められるのだろうか?
どんなリーダーシップを発揮したら、問題となる状況を解決できるのだろうか?

何故ファシリテーションが流行しているのか?: プログラマの思索

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2020/12/13

第73回 SEA関西プロセス分科会「モデルベースシステムズエンジニアリングの活用」の感想~モデルの検証を形式手法で自動テスト化する

第73回 SEA関西プロセス分科会「モデルベースシステムズエンジニアリングの活用」の感想をラフなメモ書き。
適当なメモ。

あくまでも僕の理解なので、論理が端追っていたり、論理が飛んでいる。

【参考】
モデルベースシステムズエンジニアリングの活用 - connpass

第73回 SEA関西プロセス分科会 「モデルベースシステムズエンジニアリングの活用」 の見所 #seakansai: プログラマの思索

【1】高井さんの2つの講演「モデルベースシステムズエンジニアリングにおける形式手法の効果的な活用」「モデルベースシステムズエンジニアリングにおけるシナリオ生成手法の効果的な活用」は共に、SysMLと戦略の観点のマトリクスによるモデルから、形式手法などのツールを駆使して、別のモデルを作り出し、その生成技法をastahのプラグインで実装したというお話。

あまり詳しくなければ、昔流行したMDA(モデル駆動開発)とか、超高速開発のようなツールを連想してしまうが、実際に聞いてみると、こういうものを実装したい時代背景や動機が色濃くあることがよく分かった。

実際、高井さんが、モデリング技法(astahなどのモデリングツール)と各種の技法(形式手法Spinなど)がほどよく洗練されてきたので、使いやすくなった、と言っていた。

たとえば、形式手法のSpinの問題点は2つあるが、問題点を薄めやすいという。
一つは状態爆発しやすいことだが、状態遷移図だけでなく、SysMLでは上流工程の要求モデルや他のモデルの情報をもとに、状態遷移を明確にすることで、状態爆発しない程度までに抑えることができる。
もう一つは、Spinで検査式が難しくて書きにくいことだが、SysMLのダイアグラムに制約条件を書き込んだり、他ツールとのトレーサビリティから情報を集めて、検査式を作りやすい。

つまり、モデルベースエンジニアリングによるモデルには豊富な情報が含まれているので、形式手法のSpinに合うような情報を連携すれば、Spinの弱点を解決でき、Spinのプログラムを自動生成できるようになるわけだ。

【1-1】具体的には、上流工程から下流工程までの各種のモデルを生み出す技法と、形式手法を組み合わせて、モデルそのものの検証が行えること。
つまり、モデルをいくら書いても、そのモデル自体の正しさはそのままでは保証できないが、モデルに描かれた仕様や制約条件を元に、形式手法のプログラムへ自動生成できれば、モデルそのものを検証できる。
さらに、モデルのテストケースもSysMLで書いておけば、テストケースそのものも形式手法プログラムの一つになる。

デモでは、モデルから形式手法プログラムへの自動生成とモデルの検証をastahで行い、モデルの検証結果がOKであれば、astah上のテストケースが緑色、検証結果がNGなら赤色に変わるように反映されていた。

この手法を使えば、astahで描かれたモデルの検証ケースをテストケースで全て書き込んでおいて、継続手インテグレーションで回せば、モデル検証を自動テストできる仕組みが構築できる。
そうすれば、上流工程のモデルを修正したり追加するたびに、自動テストを動かして、モデルの整合性や正しさを保証できるように運用できるはずだ。

本来は、astahのモデルではなく、PlantUMLのように、モデルをソースコードで書くようにできれば、SpinやLTSAのような形式手法プログラムでモデル検証の自動テストがやりやすくなるはずだ。

【1-2】あるいは、具体的には、自動運転の自動車部品のセキュリティ対処の為に、セキュリティの穴をつくような攻撃シナリオや防御シナリオをastahのGSNモデルとして描き、そこから、具体的に設計や実装が可能なシナリオを自動生成すること。
おそらく、astahGSNで、自動車部品のセキュリティのシナリオを論理的に書いておき、そこからパターンごとにシナリオを生成するイメージ、かな、と思った。
すると、シナリオを元に、具体的な仕様モデルや実装モデルを設計できる。

なお、Spinのような形式手法プログラムもコマンドライン・ベースで動くので、astahの画面からキックして、Spinプログラムを実行できたり、ログ出力された実行結果を読み取ることができる。
Spinはもう随分枯れた形式手法だが、プログラムのI/Fはコマンドラインのまま古い点が逆に良い点に作用しているのだろう。

そういう話を聞くと、astahは外部から接続できるAPIが公開できていたり、astahのプラグイン実装が可能な点が有効に活用できているのだろうと思う。

個人的には、PlantUMLのようにUMLやSysMLをソースコードで書いて、SpinやLTSAのような形式手法プログラムを自動生成&自動テストを実行できる仕組みを作っておき、一方で、ソースコードで書かれたモデルはastahのようなビジュアルなモデリングツールにいつでも読み込めるようにする手法が運用しやすいのでは、と思う。
モデルがソースコードに落ちていれば、Gitで構成管理しやすいし、I/Fがコマンドラインで実行できるならば、形式手法以外の技法のツールと連携しやすいからだ。

【2】一番興味深かったのは、とある大学の先生の話。

フォルクスワーゲンは「ソフトウェアファースト」を掲げて製造業からソフトウェア業へ本当に変革しようとしていて、実際、2020年には2000~3000人ものソフトウェア技術者をドイツで募集しており、社員の割合もハード技術者とソフト技術者の割合が半々まで来ているらしい。

一方、トヨタも2020年になって社長自ら「ソフトウェアファースト」を掲げて、ソフトウェア技術者を応募しているが、今までのエンジン技術の成功体験もあって、そこまでソフトウェア重視ではないですね、とのこと。

僕は、DXとは、ITが中核事業でない既存企業がソフトウェアを中核とした事業にシフトすること、と思っているので、日本企業がソフトウェアにまだまだ詳しくないからこそ、DXというバズワードが流行しているんだろうな、とか思った。

つまり、DXとは、従来の事業スタイルのメーカーや小売業が、新興勢力のソフトウェア企業に「代替品の脅威」を感じて、何とか自社でもソフトウェアを前提とした事業を打ち出そうと頑張るためのバズワード、と思っている。

すなわち。「DXとは、ソフトウェアが世界を食う脅威に従来型企業が怯えて対抗しようとしている活動」ではないか。

「ソフトウェアが世界を飲み込む理由」「ソフトウエア、それが問題だ」の記事のメモ: プログラマの思索

ソフトウェアが世界を動かす時代: プログラマの思索

VWがソフトウエア部門を一新、自社開発を大幅に増やす | 日経クロステック(xTECH)

「ソフトウェアファースト」で社会の一部となるクルマづくりへ、トヨタとNTT - MONOist(モノイスト)

【追記】
当日の講演資料が公開されました。



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2020/11/19

増刷記念「ここはウォーターフォール市、アジャイル町」の裏話の感想~日本人はフレームワークが苦手でいつも振り回されている


増刷記念「ここはウォーターフォール市、アジャイル町」-執筆者と編集者と書籍の表側と裏話と- - DevLOVE | DoorkeeperをZoomで聞いていた。
沢渡さんの発言がすごく面白くて、色々連想させられた。
ラフなメモ書き。

【1】日本人はフレームワークがすごく苦手。
ISO9001から、CMMI、DX、SDGsに至るまで、こういうバズワードに振り回されている。
スクラムも良いアジャイル開発のフレームワークだが、日本人はアジャイル開発は理解できるのに、アジャイル開発のフレームワークを使いこなせているとは到底言えない。

その理由は、フレームワークは問題事象を抽象化した枠組みなので、抽象的思考のまま具体的に考えようとして、本来の目的を忘れてしまうのではないだろうか。
本来は、ISO認証が目的ではなく、品質改善が目的のはずなのに、本来の問題意識を忘れてしまい、いつの間にか手段が目的に変わってしまう。

こういうバズワードが会社の提案書に出てきたら、日本では要注意。
書いた本人も、その提案書を受け入れる経営者もたぶん、フレームワークを使いこなせないので、すぐに目的や問題意識を忘れて、道具を磨くことばかりに注力してしまう。

akipiiさんはTwitterを使っています 「#devlove 日本人は、フレームワークと言う道具が使いこなせない弱点がある。ISO認証もSDGsも、フレームワークに使われるだけで、本来の問題解決にならない。フレームワークに呑まれるな!!」 / Twitter

akipiiさんはTwitterを使っています 「#devlove 日本人はフレームワークに使われてしまうのは、手段が目的化する弱点があるせいだほう。ISO認証、CMMU、スクラム、そしてDX、SDGsまで、全て、日本人は振り回されてる。」 / Twitter
「手段を目的化するのは日本人の病」という記事もあったな。

手段を目的化するのは日本人の病: プログラマの思索
スクラムも開発プロセスのフレームワーク。
フレームワークだからこそ、全てのルールを受け入れることで、こんな問題にはこういうルールや道具が使えるのか、という新しい気づきを毎回得ている。それが面白いのだ、という講演者の言葉に惹かれた。

akipiiさんはTwitterを使っています 「#devlove スクラムはやるたびに、すげーと思う。問題解決のたびにスクラムの道具が使える。スクラムのフレームワークを全部入れると、こういう問題で使うのか、と気づきがある」 / Twitter

フレームワークは抽象化した枠組みなので、あらゆる具体的な事象から抽出した本質を確実に捉えている。
一つのアイデアや理論をいろんな観点で徹底的に分析し、そこから、これが本質なのだ、という一つのメッセージを取り出す。
欧米人の自然科学の本、社会科学の本、歴史学の本を読んでいると、こういう分析が上手いなあ、と思う時がある。
膨大な具体例を述べながら、一つのメッセージを一貫して補強するように論理的に組み立てて説明するのが上手い。

論文作成の技法part1~論文の構造: プログラマの思索

【2】アジャイル、という言葉は現場で使わないでいい。
問題解決にアジャイルの技法を駆使して使って解決して、最後に、今までやったのがアジャイルというものなんだよ、といえばいい。
この言葉にはしびれた。
ちょうど、好きな女の子に手取り足取り尽くして支援して、信頼関係を築いて、最後に振り向いてもらって、最後に好きだったんだよ、という感じ。
違うか。

akipiiさんはTwitterを使っています 「#devlove ウォーターフォールの環境ではアジャイルと言う言葉を使わずに問題解決したい。Issue Drivenが基本であり、問題解決の道具が偶然アジャイルであってゴールを達成したとき、今やった事をアジャイルと言うんだよ、と言ってやりたい。よく分かるなあ」 / Twitter

akipiiさんはTwitterを使っています 「#devlove 問題解決で上手くいってテンションが上がってる時に、実はこれがアジャイルなんだよ、と切り出すと効果的。このテクニックは他にも使えそう」 / Twitter

akipiiさんはTwitterを使っています 「執筆では、沢渡さんはスーパープログラマなので、プロセスや方法論も関係ない。アジャイルは、そういう能力のある人を最大限発揮するプロセスと言うオチかな?  #devlove」 / Twitter

【3】問題解決に名前をつけよう。
そうすれば、名前のついた問題に対して、周囲の人達と同じ景色を見ることができる。
その言葉に共感できれば、問題解決のファンを増やしていける。
問題会計角ファンがどんどん増えれば、勇気づけられるし、問題解決できるリソースも選択肢も増えるメリットがある。

akipiiさんはTwitterを使っています 「#devlove 半径五メートル以内の問題課題に名前をつけよう。表現するとイメージできて解決に近づく。そして、問題解決のファンを増やすのが大事。同志になるし、動機付けになるので心強い。うん、コミュニティ誕生やコミュニティ運営も同じだ」 / Twitter

【4】執筆には、まず目次を書こう。
目次が書けるならば、その目次から、ストーリーが思い浮かぶはず。
こんな物語にしたいんだ、という思いが出てくる。
そして、決め台詞を入れたい。

この物語には、このフレーズを使いたい、このメッセージを伝えたい、みたいな。
このフレーズを使いたい、という時は、伝えたい内容にフォーカスしている。
このメッセージを伝えたい、と言う時は、そのメッセージに自分の気持が含まれている。

akipiiさんはTwitterを使っています 「執筆で大事なのは、目次を書く事。目次が書ければ、ストーリーに発展できる。自分の体験や知見をそこに埋め込める。 #devlove」 / Twitter

akipiiさんはTwitterを使っています 「目次は先に書くが、このフレーズは使いたい、このメッセージは伝えたい、と言う言葉は事前にメモして、目次に入れ込んでおく。このやり方は真似よう #devlove」 / Twitter

akipiiさんはTwitterを使っています 「#devlove システム運用で誰も読まなかったマニュアルを、ダイアローグ形式にしたら、すぐに広まった経験がある。そういう形式に変えるやり方は面白いな。FAQ方式みたいにするのか」 / Twitter

【5】チケット駆動のいい所は、一体感が出くること。
チケットをキャッチボールみたいにやり取りするうちに、相手はどんな反応をしてくるのか、待つようになってくる。

akipiiさんはTwitterを使っています 「#devlove チケットでやり取りすると一体感が出てくるよね、と。なるほど。」 / Twitter
一体感が出てくるとは、組織論の言葉では、バーナードの組織成立の3要件である「組織の共通目的」が誕生していることだ。
つまり、そこには、単なる人という物体の集まりではなく、心理的関係を持つ組織集団が暗黙的に生まれたわけだ。


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2020/11/14

第19回東京Redmine勉強会の感想 #redmineT

第19回東京Redmine勉強会に久しぶりに出て楽しかった。
ラフなメモ書き。

【参考】
第19回勉強会 - redmine.tokyo

2020/11/14 第19回勉強会 - redmine.tokyo #redmineT - Togetter

フルリモート開催2回めのredmine.tokyo 日々の悩みと笑いと感動あり #redmineT | マドびっ! Madosan's View

【1】@g_maedaさんのRedMicaの講演では、細やかな機能改善の紹介があった。
Wikiにテーブル挿入ボタン、Ctrol+Enterでフォームサブミット、ユーザマスタCSVインポート機能など。

akipiiさんはTwitterを使っています 「#redmineT 2要素認証の機能追加に伴い、ユーザリストCSVの項目追加、メール送信のドメイン制御などセキュリティ面の配慮がなされている。」 / Twitter

セキュリティ面の機能強化に意識されているのはいいね。

【2】2本のパネルディスカッションは面白かった。
各パネラーの体験談を元にした失敗談、成功談をショートストーリーで紹介し、それを他のパネラーが突っ込む。
そういう意見が出るのか、脱線した話もあっていい感じ。

【2-1】話を聞いていると、ツールでプロセスを実装するか、目的のあるプロセスをツールにフィットさせて実装するか、という議論がごちゃ混ぜで面白い。
@saitoさんと話ししていると、やっぱり僕も、やりたいプロセスが既にイメージできていて、そのプロセスをツールに当てはめて、ツールの設計思想に上手く組み込む感じ。
一方、ツールを使いながら、ああ、こういう機能はこういう時に使うのか、こういう時に役立つのか、と気づく時もある。
しかし、最初はスモールスタートで運用し始めていくと上手く行っても、他チームが相乗りしてどんどんRedmineが複雑化してコントロールしにくくなる話もあったな。

(1) akipiiさんはTwitterを使っています 「Redmineの話ではなく、社内のプロセス改善の話になってる。ツールにプロセスを乗せるか、プロセスにツールを合わせるか、どちらも混じって面白い。 #redmineT」 / Twitter

akipiiさんはTwitterを使っています 「#redmineT ユーザディスカッションは、@saito0119 さんと2人で盛り上がる。Redmine の思想は分かって欲しい。トラッカーはチケット種別ではなく、ワークフロー管理が基本、は同意見。プロセスありきで設計しないと後で混乱するから。」 / Twitter

齋藤さんはTwitterを使っています 「@akipii プログラマって、アプリに納得できるかどうかは、設計思想で決まると思ってます。redmine の設計思想が理解できると、後は簡単な気がする。 #redmineT」 / Twitter

【2-2】心理的安全性のテーマはよく出る。
チケット駆動では、メンバーが自発的に登録して、タスクを他人に振って、自分でクローズする運用でないと効果的にならない。
しかし、日本の現場では、派遣契約や外部委託などの契約のために、上からの指示になり、変な忖度をしがち。
おそらく、心理的安全性が日本で盛り上がるのは、上意下達の組織に慣れすぎてしまって、自分からリーダーシップを発揮する訓練が不足しているのだろうと思う。

【2-3】TeamsとRedmineの話も個人的にはとてもヒットした。
GSuiteからTeamsに変わって、とても便利。
Teamsでチャットもできて、TV会議もできて、Googleドライブみたいにファイル管理できるし、Plannerでちょっとしたカンバンもあるし、SharepointでWikiみたいに使えるし、何でもできる。
すると、チーム内のコミュニケーションは全てTeamsでカバーできる。
しかし、課題管理やタスク管理はTeamsでは辛いので、Redmineを使いたくなる。

akipiiさんはTwitterを使っています 「#redmineT Teamsを使ってると、簡単なカンバンはPlanner、テレビ会議も2人だけのチャネルもあり。ExcelファイルやOneNoteもTeamsでGoogle ドライブみたいに共有できるし、Sharepointにもアクセスできて、確かに便利。」 / Twitter

akipiiさんはTwitterを使っています 「#redmineT ただし、課題や日々のタスクはTeamsでは管理しにくい。当たり前だがRedmine の方が一括管理できて、履歴が残るので、やりやすい。他事例で、TeamsのPlannerとRedmine チケットをリンクさせてストーリーカードとタスクカードで運用してる話もあった」 / Twitter

チャットを使うことで、Redmineのチケットのコメントがきれいになった、というメリットは同意する。
コメントは掲示板みたいな機能かなと思うが、もっとリアルタイムに速くやり取りしたい時に、チケットのコメントは遅い気がする。

akipiiさんはTwitterを使っています 「これをメリットと思うかデメリットと思うか。コメントは掲示板みたいな機能だった。RT @juno_nishizaki: チャットが使えるようになってからチケットの注記に書くにはノイジーだなって思うような会話をチャットに移せるようになったのでチケットがスッキリするようになったかと感じています #redmineT」 / Twitter

Teamsでこれだけコミュニケーションができると、正直、メールは仕方ないから使っているだけ。
メールはFaxと同じレベル。いい意味でも悪い意味でも。

akipiiさんはTwitterを使っています 「“@saito0119 さん曰く、メールは仕方ないから使ってますよね。メールはFAXと同じですね。本当に同感。 #redmineT」 / Twitter

【2-4】@satioさんと話していて面白かったのは、リモートワークになって、新人や若手が苦労しているね、という話。
オフラインでOJTができないので、初めての設計、レビュー、プログラミングのデバッグなどがやりにくいらしい。
すると、困ったことを誰にも話せず、自分一人で困っていて、何も成果を出せない結果になりがち。
だから、頻繁なコミュニケーションを取りながら、逐一フォローできる仕組みや環境が必要みたい。
つまり、経験者だけでなく新人ですら、成果主義が求められている。
僕は会社から教育された経験がないので、自分一人で勉強してスキルを身に着けていくべきでは?と思っている。

akipiiさんはTwitterを使っています 「リモートワークでRedmineでタスク管理を強制導入しでて、リーダーは馴染めなくていつの間にか異動で消えた、なんてリアルすぎる笑。   #redmineT」 / Twitter

【2-5】Redmineでは、通知メールよりも活動タブをもっと使うべきだ、という意見は、ツイートでも賛成意見が多かった。
詳細が知りたいのではなく、PJの活発度合いを見たいのだ。

(1) akipiiさんはTwitterを使っています 「#redmineT 活動タブでなく、活躍!タブか?」 / Twitter

一方、PMOは特定の複数PJを全部見たい時があるが、活動タブでも親PJで全てのPJの活動履歴を見るしかない、みたいな意見もあった。
この辺りは、活動タブのフィルタリング機能だけでなく、プロジェクト階層構造など色々工夫が必要な感じ。

akipiiさんはTwitterを使っています 「活動タブが通知メールよりいいね、と議論が活発。ただし複数プロジェクト全般で見る管理者は、こまる時があった。特定プロジェクトだけ見る時は良かった。 #redmineT」 / Twitter

【2-6】また、ガントチャートのWBSチケットとチケット駆動のチケットは粒度が違うので、いつもミスマッチが発生してトラブルが起きる。

あいちゃん2号の代理人さんはTwitterを使っています 「だけど、 ガントチャートを描くのって、 結構難しいと思う。 いかに仕事の全体像と、 チーム力が試される。 #redmineT #redmine」 / Twitter

akipiiさんはTwitterを使っています 「#redminet ガントチャートのタスクの粒度と、チケット駆動のチケットの粒度はミスマッチな点に問題があると思います。ガントチャートは荒すぎて、毎日見ても、進捗が進んでないように見えてイライラする」 / Twitter

【2-7】RedmineのUIが機能改善されるのを見ていると、メンバーがもっと楽しく使えるような機能が欲しいと思ってくる。
どうしても、Redmineは管理ツールなので、管理者の観点で使ってしまいがち。
しかし、本来は、メンバーが自由に自分たちのために使って欲しい。
そういう時に、感謝の気持ちや同意する気持ちを簡単に表明できる機能が欲しい。

FacebookやTwitterはそういう機能が上手だし、Teamsでも、いいねアイコンが6個ぐらい追加されて、微妙なニュアンスが表現できるようになった。
ちょっとした機能に過ぎないだろうが、メンバーの貢献意欲を引き出し、PJのゴールに向けて一致団結していく雰囲気を醸し出す機能が欲しいのだ。

akipiiさんはTwitterを使っています 「#redmineT Redmine にメンバーの意欲を盛り上げる機能が欲しい。いいねボタン、GoodJobボタン、GitHubの草、とか、もっとあるはず。大した機能でないけど、楽しく運用したい」 / Twitter

【3】LTも個性的な講演ばかり。

Planioはカンバン機能もあるのは知っていたが、サポート用メルアドが既にあり、サポートデスクの機能は便利だな、と思った。

akipiiさんはTwitterを使っています 「#redmineT planioのサポートデスク機能は、メールによるチケット登録機能を使ってるわけか。なるほど。」 / Twitter

akipiiさんはTwitterを使っています 「#redmineT planioでタスク管理、作業時間管理、サポートデスク、リポジトリなどを使って、便利に使ってる。確か、アジャイルのタスクカンバンもありましたね」 / Twitter

しんやさんのLTは、アンチパターンのお話。
2017年にリツイートした人だったのですね。
最後は退職をチケットに書いた、というオチ。
誰が承認するの、完了にするの、却下できるの?みたいな議論があった笑。

akipiiさんはTwitterを使っています 「面白すぎる。RT @NAGAYASU_Shinya: Redmineにて塩漬けチケットがしぬほどある部署にいたとき、ついカッとなってここ1ヶ月更新のないチケットを一気に却下にしたったことある ……すごい怒られた、そして別に業務になんの支障もなかった。」 / Twitter

akipiiさんはTwitterを使っています 「#redmineT アンチパターン。全員チケット全員ウォッチャー。通知メールが数千件?も届く!怖い」 / Twitter

JAXA木元さんのLTでは、親子チケットのアンチパターンの話があった。
確かに、親子チケットが使える場面は、WBSのようにあまり変化しないケースの方が向いている。
ツリー構造よりも、関連チケットで表現したい時が多くなる。

akipiiさんはTwitterを使っています 「JAXA木元さんの話。親子チケットでこうぞを見える化したいブームがあったが合わなかった。WBSのようにキッチリしたケースは良いが、課題管理のように関連チケットや親子チケットが混じるとエラーが出てフラストレーションが溜まる。 #redmineT」 / Twitter

Nishizakiさんが、Redmineの設計情報をまとめたいという心意気は同意する。
Redmineの設計思想は僕はとても優れていると思う。
オープンソースで10年以上も存続できて、RubyやRailsの激しいVerUpに耐えながら品質を保ってきたのはすごいと思う。
しかし、外部接続のAPI一覧やデータベースの知見などがもっと欲しい。
そういう設計思想を手動でWikiで集めるのも良いし、SwagarAPIみたいに、APIの仕様書とテスト環境を一緒に作ってしまう、とか、色々やり方があるので実現できるといいなと思う。

奈良さんの話では、複数のRedmineサーバーを建てる場合、マスターのRedmineサーバーにあるユーザ・グループなどの基本マスタをセカンダリーの他Redmineサーバーに同期させるやり方を紹介していた。
今はPoC段階です、と言っていたが、このやり方であれば、LDAPのユーザ情報だけ管理できれば、PJ等のその他のマスタは各Redmineインスタンスで自由に使ってもらえれば良い。

akipiiさんはTwitterを使っています 「#redmineT Redmine サーバーのマスターのユーザ、グループなどをセカンダリーのRedmine サーバーに同期させる運用のお話し。確かにこれなら、複数インスタンス管理は楽になりそう」 / Twitter

【4】Redmine勉強会のスタッフとして10年関わっているが、Redmineの面白さを改めて痛感した。
Redmineの面白さは、PJ管理や開発プロセスの実装というソフトウェア工学の観点、そして、Redmineの複数インスタンス制御とかRedmineのデータベース設計などのPJ管理ツールの開発基盤の観点の2つが議論できること。

だから、PJ管理などのマネジメントの話ばかりしていると飽きてしまうけど、飽きたら、Railsやデータベース設計、インフラ構築などの技術の話に行ってもいい。

僕のイメージでは、ソフトウェア工学の話をしている時はサイエンティスト、開発基板の話をしている時はエンジニアの気持ちになっている。
サイエンティストはあるべき姿の理想を延々と話すが現実は違うし、その理想を実装すると、性悪説に基づくPJ管理ツールになってしまう。
一方、エンジニアは、あるべき姿の理想を仕様に落とした時、現在の技術の範疇でどこまで実装できるか、技術や品質・コスト・納期のトレードオフを考えて、現実的な解を出す。
自分の中に2つの人格があって、心の中でお互いに議論しあって、衝突した結果、全く別のアイデアが生まれたりするのが楽しい。


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2020/11/11

「製造業アジャイル、静岡での実践!」を聞いてRedmineはコミュニケーション管理ツールなのだと気づいた #devlove #静岡ギルド

今夜行われた「製造業アジャイル、静岡での実践!」を聞いてRedmineはコミュニケーション管理ツールなのだと気づいた。
ラフなメモ書き。

【参考】
静岡ギルド(準備中)勉強会「製造業アジャイル、静岡での実践!」 - DevLOVE | Doorkeeper

詳細は上記ページの通り。
1回目は、POもSMも開発チームもScrumの初心者だった。
やる気はあったが、やはり色んなトラブルが出て、POや開発チームのコミュニケーションも悪くなり、進捗遅延で増員されるたびに開発案件がどんどん膨らんでしまう。
最後に、SMの役割を果たせず、案件から抜けてしまう。

再起を期した2回目はいろんな工夫をした。
その話を聞くと、ポイントは2つあると思う。
それは、組織構造と組織文化の2つ。

組織構造の面では、POを2人体制にしたり、開発チームに進捗報告担当のトラッカーを立てたり、SMも時には開発に入ったり課題管理に直接関わったりしたこと。
Scrumの本来の姿ではないかもしれないが、各人の役割と責任に対し、権限と責任が一致できていないならば、補佐を立てて強化したり、あるいは自ら作業に加わったりする。
目的は、Scrumを運用することではなく、開発案件を成功させることなのだから。

組織文化の面では、TeamsでPOと開発者が頻繁にコミュニケーションする。
コメントに、いいねやハートのアイコンをつけることで、ちょっとしたニュアンスを伝えられた。
TeamsのPlannerでPBIを書いて5つのステータス(ToDo、Ready、Doing、Reviewing、Done)でかんばん風に管理したり、TeamsのPlannerで書き足りない内容はRedmineのチケットに詳しい仕様や課題を管理し、Sprint計画はRedmine上でロードマップ画面を使った。
スプリントレビューのデモでは、Teamsのカメラ機能を使って、実際にスマホアプリの動作をステークホルダーに見せて、その場でフィードバックをもらえた。

最初は、TeamsのPlannerでストーリーカードをかんばん風に管理して、詳細化したタスクカードをRedmineのチケット管理で実現したと思っていたが、TeamsのPlannerにはたくさんの情報を書き込みできないなどの不便があったので、Plannerはステータス管理に注力し、Redmineチケットのリンクを書いておいて、課題や状況の管理はRedmineで行っていたらしい。
後で、Redmineのチケットパネルプラグインを入れたら、親チケットはチケットパネル機能でかんばんで管理し、詳細なタスク管理は子チケットで管理するといいのでは、と提案してみた。

そんな話を聞くと、RedmineやTeamsはコミュニケーション管理ツールなのだと感じた。
ガチガチの進捗管理をツールで実現するのはすぐに可能だが、実際はそう簡単には回らない。
一方で、チーム内のコミュニケーションを活性化するには、POやメンバー同士の信頼関係が前提条件だ。
そのために、デイリースクラムではSMはメンバーに進捗遅延を責めることはしないし、POは開発メンバーに見積もりが多すぎるのではとあえて口を挟む権限を付与したりする。
つまり、お互いに本音で言い合える関係をツールで実現することが重要だと感じた。

もちろん、ツールさえあれば開発案件が成功するわけではない。
自分の経験を振り返ってみると、結局は、ソフトウェア開発案件は開発者とリーダーの能力にすごく依存する。
開発者とリーダーの能力を最大限に発揮するには、プロジェクトの体制図という組織構造で権限と責任を明確にし、権限と責任を一致させて、各メンバーの意思決定を迅速させることが重要だし、メンバー全員が最終ゴールを認識していて、その実現のために目標達成意欲を高揚させる雰囲気作りが大事だ。
そして、コミュニケーションを円滑に進める基盤として、RedmineやTeamsのようなツールがあるわけだ。

組織構造を整える部分は、プロジェクトの体制図を決める時に決まるから、おそらくプロジェクトの立ち上げ時に既に決まっている。
組織文化を整備する部分も、RedmineやTeamsを事前に整備しておく必要があるから、プロジェクトの立ち上げ時に既に決まっている。
そんなことを考えていると、Scrum云々というよりも、プロジェクトマネジメントという基盤の考え方が使えるのかな、と思ったりもした。


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